ギリシャはクレタ島の
イラクリオン考古学博物館で
私が最もクラクラしたのは
ございましたが、たぶん
世間の一番人気は
こちらの壁画なのではないかと。
『雄牛跳び』。
これは当時のクレタで
実際に行われていた
催しというかスポーツというかで
あると現在信じられており、
しかし私はあえて言いたい、
雄牛だぞ?
一説によるとこれは
『突進する雄牛』らしいぞ?
突進する雄牛というのは
突進する熊と
同程度には危険だぞ?
その上で宙返りをする・・・
そんなこと、果たして
人間に可能なんでしょうか・・・?
しかもこのフレスコ画で
肌が白く書かれている人物、
牛の前後に立っている二人ね、
説明文によると
この人たちは『女性』なんですって。
牛の正面にいる人は
雄牛の角を持って牛の動きを抑制し、
牛の後方にいる人は
宙がえりをした中央の男性を
受け止める役、らしい。
いや・・・
いやいやいや・・・
まず私は人間が
雄牛の角を持ったくらいで
牛の動きを抑えられるとは
とても信じられないんですが。
あと不安定な台の上で
宙返りをした男性を
受け止めるとか
大怪我必至と
思ってしまうんですが。
「だからこの人たちは
フィジカル・エリートというか
一般人には不可能な動きを
見せるからこそこうやって壁画に
姿が残されたんじゃないですかね」
と夫(英国人)は申すのですが
「でも現代の五輪
体操選手でも無理だろ、
雄牛の背中の上で
宙返りを決めるのは。
あとレスリング世界王者でも
雄牛の突進を止めるのは
絶対に不可能だと思うぞ、
体重300キロで時速40キロ、
大型二輪に角が
ついているようなもんだぞ。
しかも女性って。一日三食
ステロイドで筋増強しても
それは無茶ってもんだろ」
妥協案として私が考えたのは
牛の正面にいる女性は
この雄牛の飼い主で
牛が小さい頃から
ずっと世話をしていて
牛もこの女性には懐いていて、
で、これは「角を抑えている」
というより正面から
牛の顔を覗き込んで話しかけ
牛の気持ちをなだめて
いるのではないか、と・・・
で、牛が落ち着いたところで
跳躍役の人間が牛の横から
体操のあん馬の要領で
演技を開始して
この壁画の牛の脚の乱れは
『突進』ではなく
『足踏み』みたいなものを
示しているのではないか、と。
それにしたって
牛とか馬の後方に立つのは
危険すぎるぞ後ろの女性!
牛の真後ろからは
ちょっとずれた位置に
立っているのかも
しれないんですが
そうすると本当にこれは
何の役を務める人なのか。
・・・あと私はいまだに
この白い肌に描かれた二人は
女性ではない気もしており・・・
うーん・・・
謎です。
ともあれ考古学博物館は
面白かったです。
以下簡単に画像ですけど
こちらも有名な蛇の女神ですとか。
私が気に入った3羽重なる鳥。
新手の虫にしか見えない。
こちらはカブトムシ。
妙に写実的というか
作成者は当時身近に
ガチョウか白鳥の
生態を見ていたな、と思わせる
『レダと白鳥』。
興奮した大きな水鳥は怖いんだ!
(ガチョウ飼い魂の叫び)
夫がニコニコしながら
「ここらへん日本っぽいですね」
と言って来た食器群。
わかる、これとか
ちょっと気取った料理屋で
「お猪口をお選びください」と
差し出されそうなお盆ですよね。
ともあれ私が一番
「ひゃだ~、これ、
お土産にあったら買っちゃう~」と
なったのはこちらの右端。
水差し・・・?
お土産グッズには
なっておりませんでした。
そんなわけで、
イラクリオン考古学博物館は
本当に面白かったよ
というお話でした。
ところで私はギリシャ彫刻の
男性像のこういう腰の横の部分が
本当にカッコイイと思うんですけど
おわかりになる方、いらっしゃいますか
脚の付け根にちょっと
乗っかる形にふくらむ
脂の乗った外腹斜筋と
いえばいいのか
見せびらかす用の筋肉ではなく
実用第一で体を鍛えている
殿方だけが隠し持つ
最終兵器であると私は言いたい
うーんでもこれだけ
身体を鍛えている人でも
雄牛の突進を止めるのは
絶対無理だと思うんだ
それとももしかして
成功率1割を切る
命がけの腕試しだったり
したんですかね
古代クレタの風習に
思いを馳せながらの1クリックを
↓










