昨日の水道管破裂

『水の元栓を閉める』という

応急処置でなんとかなりました。

 

春が来た頃にちゃんと

水道屋さんを呼んで

直してもらう見通しです。

 

そんなわけで昨日はあの後

日が暮れるまで雪かきをするつもりで

防寒具に身を包み屋外に出陣。

 

玄関から門までの200メートル競走用路を

わが戦場とするつもりだったのですが

同盟を組むわが夫(英国人)から

「そこより門周辺を優先しましょう。

公道の雪をトラクターが押し退けてくれた結果、

玄関わきに停めておいた僕らの愛車の前に

かなり頑強な雪の壁が出来てしまっています」

 

 

見ると確かに

柔らかそうな新雪の中にすっぽりと

隠れてしまっている我々の車の

鼻先1メートルくらいのところに

車2台ぶんくらいの幅と高さを持つ

堂々の雪壁が登場していて

「ああ、つまりトラクターが力技で

道から押し退けてくれた雪が

こういう形で路肩にぎゅっと

固まってしまっているわけか。

こういう雪は扱いが大変だと

昔どこかで読んだ記憶があるなあ」

 

とりあえずそんな雪壁に

雪かきスコップを入れてみたんですが

もうそこらの雪とは固さも重さも段違い。

 

それでもこの雪壁を取り除かない事には

車を外に出せないわけですから

そこからはもうひたすら雪のかたまりを

崩しては投げ崩しては投げ。

 

そんな中、ふと気が付くと

1台の四輪駆動車が寄ってきていて、

普段見たことのない顔の男性が降りてきて

これはもしや雪の中道に迷ったのか、と思ったら

「あのー、僕、カメラマンなんですけどっ、

プロなんですけどっ、数日前のテレグラフの

社会面に載った写真が僕の作品なんですけどっ、

よかったらお二人の写真を

撮らせてもらっていいですかっ」

 

ああ、なるほど、歴史的大雪に見舞われた

スコットランドの山奥で本気の雪かきに没頭する

外国人風体かつ無害そうな女の写真、

うむ、それは確かに大衆紙が好みそうな一枚ね。

 

まあ結局そのお話は断って再び雪を

切っては投げ切っては投げしておりましたら

道の向こうから

今度は太いエンジン音が聞こえてきて

やって来たのは大きな赤いトラクター。

 

 

 

 

その時点で我々は愛車の前の雪壁を

4分の1ほど除去することに成功しており

「あとは明日の朝に一気に仕上げようか」

とか言い合っていたのでございますが

トラクターは我が家の前に停まると

運転手さんがウインクしながら

「よう!その仕事、俺に任せな!

俺のシャベルさばきを見せてやるよ!」

 

我々が2時間かけてやっと

3割弱しか崩せなかった雪壁を

トラクター君たら3分で完全破壊。

 

いや・・・ものすごくありがたかったんですけど、

このありがたさに嘘はまったくないんですけど、

でも・・・でも、何かしら、この己のこれまでの

2時間の努力を一気に無に帰されたような感覚は・・・

 

いえ、本当にありがたくトラクター氏には

心からの感謝の念しか

抱いてはいないわけですけど!

 

しかし凄いですよ、トラクターショベル。

 

スクラッパーさんがコンストラクティコンズ

(和名:ビルドロン)を束ねるわけですよ。

 

 

 

 

あのパワー、あの稼働音、

『頼もしさ』を形にしました!みたいな。

 

なかば氷になりかけた雪壁を

がりがりがりっと力づくでショベルに押し込んで

そのまま万歳の要領で宙に持ち上げて

ここぞという場所にドザドサドサーと落とす・・・

 

素敵!独身だったら私、きっと

ホイールローダーさんのところに

押しかけ女房を狙っていた!

 

何かもう鍛えられた運動選手の

妙技を目の当たりにしているような感動があり

思わず敷地のすみで飛び跳ねていたら

(フィギュアスケートの宇野選手の

クリムキンイーグルを見たら

応援している・していない、フィギュアの

ことがわかる・わからない以前に

つい感嘆のため息をついちゃうでしょ、

それと同じことでございます)

トラクターの持ち主も

楽しい気分になったのでしょう、

「じゃあこれ、ついでだから門の所だけじゃなく

門からあんたの家の玄関までのその道も

今、除雪してやるよ!いいからいいから!」

 

・・・私が3日間苦闘して

やっと25メートルほどの細道を

雪の間にくりぬいたような現場を

 

 

トラクター君ったら本当、5分もしないで

全体をスッキリぶち抜いてくださり。

 

 

嬉しいんです、ものすごく嬉しいんですけど

・・・他人様の純度百パーセントの

ご厚意によって逆に己の無力さを

実感するのって色々複雑ですよね・・・

 

それにしても我々は本当に

隣人に恵まれていて

このトラクター氏が帰った後

今度は別の隣人が除雪専用板をくっつけた

緑のトラクターで乗り付けてきて

「へっへっへ、じゃあこれから君の家の

玄関から車寄せまでを俺のこの愛機で

びっくりするくらいきれいにしてやるぜ!」

 

・・・皆、いい人だなあ・・・

 

 

そしてトラクターって本当に優秀だなあ・・・!

 

なおトラクターの持ち主は

心鷹揚であるべし、という不文律でもあるのか

どちらの方も帰り際に私がドアにすがりついて

「こ、このお礼はいつか必ず!」

と時代劇の町娘のように申し上げたのに対し

「止めろよ、お礼なんて

言われるほどのことはしてねえよ!

こういうのは相身互いだ!じゃあな!」

 

 

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いやもう本当に私が独身ならば(以下略)。

 

そんなわけで本日の結論:

トラクター乗りほど気持ちのいい連中はいない。

 

 

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飛行艇乗りと互角です、たぶん

 

本日は雪と雨が交互に降り

順調に積雪はとけてきております。

 

そろそろ日常生活に復帰です。

 

 

トラクターに恋するあなたも

ショベルカー派なあなたも

 

 

 

 

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