私の披露した
杉浦日向子氏の名作漫画
『地獄に呑まれた話』のことを
「ホラー(Horror、恐ろしい)というより
ホリブル(Horrible、ひどい)」
と評したわが夫(英国人)の父。
そこらへんの微妙な形容詞の差からも
おわかりいただけるかもしれませんが、
実は義父はその時点ではそれほど
あの話の内容に恐ろしさを
感じてはいなかったらしいです。
(昨日の話 の続きです)
そんな話をそんな楽しげに
話せてしまう君の精神状態が不安だ!
みたいに散々からかわれた後
私はバグパイプの練習をするために
別室に引き上げました。
家族の団欒の場である
暖炉つきの客間に残ったのは
義父とわが夫。
ふたりは世間話をしたり
新聞を読んだりして
寛いでいたそうなのですが、
ふと夫が気がつくと
義父が宙の一点を見つめて
何かを考え込んでいたのだそうです。
思索の邪魔をしてはいけないと
夫は義父が話し出すまで
じっと沈黙を保っていたとのこと。
薪のはぜる音が響く中
静寂はしばらく続きました。
しばらくしてから義父は一言、
「さっきのNorizoの話だが・・・
あの話・・・かなり怖くないか?」
今さら何を言うんだと思いつつ夫は
「父さん、先に言っておいたでしょう、
彼女のあの話は本当に恐ろしいって」
「いや、それはそうなんだが、
こうしてあの話の内容を
思い返してみるとだな・・・
おい、これは本当にぞっとするぞ。
私は背中が寒くなってきたぞ!」
後から私に夫はこっそりと
「ほら、僕の父さんって
体が大きいじゃないですか。
だからあの話の持つ『怖さ』が
ちゃんと脳の
しかるべき箇所に到達するまでに
時間がかかったんだと思うんです。
あれですかね、僕の父って
やっぱり恐竜か何かなんですかね?」
まあ、夫の家系に
恐竜の血が流れていることについては
私も否定しません、過去の経験 からね!
なお私はこの後
義弟その2(天下無敵の
モテカワクール系色男)にも
好意からこの話を披露したんですけど
(三度目ともなると私の語り口も
冴えに冴えておりましたよ、ええ)、
なんというか本当に
『化け物を見る目』で
義弟に見つめられました・・・
恐竜といえば思い出すのは
傑作漫画『恐竜大紀行』ですよね!
と話を最後に無理矢理かえてみた
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