東京に住む母から電話がかかってきまして
「ねえ、お母さん思うんだけど、
『スコットランド』とタイトルに明記しておきながら
日本の話ばかりじゃ良くないと思うのよ、
それなりに面白かったけど、やっぱりちゃんと
スコットランドの話を書かなくちゃ!」
・・・というわけで
中川財務・金融担当大臣の話です
(注:真っ向勝負)。
中川氏が週末の
G7財務相・中央銀行総裁会議終了後に
酒気帯び疑惑会見を開いた、というニュース。
私が最初に目にした記事では
『眠気をこらえて?』 という
まだ好意的な書き方だったのですが、
夫(英国人)が職場から帰ってくるなり
「ねえねえ、君のところの財務相が
G7会合で酔っ払っていたって本当?」
「・・・どこでそんなネタを仕入れた」
「フィナンシャル・タイムズですけど。
で、それは本当なんですか」
あわてて最新報道を確かめまして
「本人はあれはお酒の飲みすぎではなく
体調不良と風邪薬の飲みすぎのせいだ、
と主張しています、はい」
「で、日本国民はそれを信じているの?」
ご存知のように私は別に
麻生政権擁護派ではまったくないのですが
やはり自国の内閣の名誉は守りたかったので
「これはあれだ、
わが祖国日本の捨て身の戦法じゃないか、
つまり・・・円高抑制の!どうだこの推理」
「お言葉ですが、
その戦法は効果がないと思いますよ。
僕はこのニュースを
フィナンシャル・タイムスの
コラム欄『Lex』で知ったんだけど、
君、それは読んだ?」
どんなコラムなのかと目を通しましたら
『さあ、想像してください。
他国の2倍の速度で景気が縮小していて、
国民の内閣支持率が一割を切っていて、
G7に出席した
財務担当大臣の呂律が回っていない。
そんな国があるとしたら、
その国家の通貨を君は買いたいか?
・・・もちろん。もしそれが日本なら』
(『Lex』の本文を
お読みになりたい方はこちら を)
「というわけで、これくらいのことじゃ
円人気は落ちませんよ、申し訳ないですけど」
「何てこった・・・つか、
日本の内閣支持率って、いつ一割を切ったの?」
「あ、そこらへんは誇張だと思いますよ、
日本の景気縮小の速度にしたって
まだ他国の2倍ってほどじゃないですし
・・・ただ現状よりさらにひどい状況に
今後日本が陥っても、円の強さは
しばらくは変わらないとは思いますけどね」
そして今朝。
BBC午前6時のラジオニュース、
トップニュースはまさかの中川氏辞任。
何故極東の財務相の進退問題が
大英帝国の一面記事を飾るんですか!
「財務相が酔っていた、と野党が指摘。
中川氏本人は
酩酊状態を否定しつつも辞任を決意」
とのレポートを聞きながら夫は
「で、彼は本当は飲んでいたのかしら?」
「どうかなあ、一応体調不良については
帰国して医師の診断書を取ったらしいけど」
「英国の場合だと、これで万が一
実は飲んでいたってことが露見したら、
それこそ議員辞職レベルの問題になりますよ」
そう、英国って
議員のそういう嘘には容赦がないんですよ。
多少の失敗は許すけれども、
その失敗を隠そうとして吐いた嘘は
絶対に許さない、という。
まあ中川氏が酔っていたのか
本当に風邪薬を飲みすぎただけだったのかは
現時点では藪の中なのですが
「どうかね、やはり日本の財務相が
G7で酔っ払っていた、というのはショックかね」
と夫に尋ねてみましたら
「そりゃショックですよ!たとえば
これがロシアやジンバブエの財務相だったら
これほどのニュースにはなりませんよ!
ロシアはエリツィン大統領以降
『酔っ払っていても
能力があれば宰相になれる国』
というイメージが根強いでしょ?
ジンバブエの財務相が国際会議で
酒気を帯びていても
『・・・そりゃ酔っていなくちゃ辛いですよね』
みたいな同情を得られるでしょ?
でも日本ですよ?
世界第二位の経済大国、
今回の金融危機の大波を
先進国中で唯一逃れたと信じられている
日本の財務相がこれですよ?
色々な意味で大ショックでしょう?」
・・・で、中川氏、
結局酔っていらしたんでしょうか?
酒は飲んでも飲まれるな、
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そろそろ心を入れ替えて
スコットランドおよび英国ネタを
書きたいという気持ちはあります、本当です
皆様どうかお見捨てなく
頼みます、いえ本気で
あと本日
更新が遅れ気味ですみませんでした