洋


郵便局だった洋館はオープンオフィスとCAFEに

場所・ 新潟県加茂市黒水(七谷郵便局裏手)

電話・ 加茂市観光協会 0256-52-0080

竣工・ 主屋 明治8年(1875)

    酒蔵 大正10年(1921)

    旧局舎 昭和10年(1935)

構造・ 木造2階建て、鉄筋コンクリート2階建て

施工・ 佐藤定一棟梁(郵便局舎)

オープンオフィス・CAFE 11~16時 水~日

最終訪問・ 2015.03 再訪

*加茂市・指定文化財 *残念ながらCAFEは休業中


加茂2

市内の中心部を流れる清流・加茂川 山沿いの城下町


新潟県の県央地域、燕三条の山沿いに位置する加茂市農村集落が中心の市で中心部の加茂川周辺は小京都と呼ばれる古い町並みが残ります家
 

全国に「加茂」と付く市町村がけっこうあります(美濃加茂市など)がここもその一つでやはりつながりがあるそうですアップ
加茂といえば「桐たんす」が有名で職人さんがいる町でもありますパー

 

酒造「マスカガミ」 金賞受賞常連蔵 創業・明治45年
鏡
60%の高い精米歩合の淡麗辛口 市内には蔵元が他にも

そんな加茂市の農村地帯にある庄屋の館です家
主屋は、明治8年(1875)に建築した木造2階建て、切妻造桟瓦葺妻入りで前面に庇が取り付けられています目

 

後部が新しく建て替えられていますが、古い部分は当初の主要部材が良く残り、近代初期のこの地域の素峰家の住宅として評価されていますクラッカー

 

「鶴巻邸」 全景 和館・洋館・神社が並ぶ庄屋の館
街1
3月末でもこれだけ雪が残るので冬はけっこう豪雪はてなマーク


酒蔵は、大正10年(1921)に建築した鉄筋コンクリート2階建て、切妻造り妻入りですお酒
当時は大正12年に起きた関東大震災の前であり、全国的にはまだ煉瓦積構法が主流であり、その中での鉄筋コンクリート構造の出現は貴重なものですキラキラ

 

「鶴巻邸」「街時」右の洋館がアトリエとCAFEになっている 
街3

旧七谷郵便局舎は、昭和10年(1935)に建築した木造桟瓦2階建てですポスト
設計は県庁の技師に頼み、施工は名工といわれた加茂の佐藤定一棟梁が当たりましたパー

 

正面中央に庇を設け、頂部屋根はマンサード屋根(腰折れ屋根)を付け、左右対称の意匠ですクラッカー
昭和初期の郵便局舎がそのままの姿で残っている極めて貴重な建物ですキラキラ

 

「鶴巻邸」 和館の玄関部分と丸い郵便ポスト

 (使えません)
街4

和館は明治8年(1875)築 木造2階建て


旧郵便局に新たな息吹 陶器やガラス製品展示

地域に親しまれてきた古い郵便局に、新たな息吹が吹き込まれていますクラッカー
30代の若いクリエーターの方が内部を公開するオープンオフィスを始めましたべーっだ!

 

趣のある館内には、その方がデザインした陶器やガラス製品が並びますコーヒー
彼は「訪れる人を癒し、愛される場所にしたい」と語りました音譜

 

「七谷郵便局」と右~左へ書かれた表札 照明周りもお洒落
郵便1
玄関庇下 昭和10年(1935)築 木造2階建て 「街時」


局舎は昭和10年(1935年)に建てられた擬洋風の木造2階建家
建設には酒造業や林業を手掛けた地元の旧家、鶴巻家が私費を投じました¥

 

災害などに見舞われながらも、1981年に国道沿いに現局舎ができるので地域の通信を担いましたアップ
2001年には加茂市の文化財に指定されましたキラキラ

「街時」 玄関部分 ご主人のセンスで可愛く改装された

街5


県内の田上町出身の現クリエイターの方が局舎と出会ったのは2012年クラッカー
横浜市で輸入陶器のインターネット販売を手掛けていましたが、幼いころから得意だったイラストなどのデザイン業を新たな事業にしようと決意ひらめき電球
一時帰郷し、製品の展示もできる事務所を探していたところ、インターネットで偶然見つけましたパソコン

「街時」 玄関部分 壁も全部ご主人が改装した

街14


「妥協したくなく、関東や長野県などを探し回ったが見つかりませんでした。地元にこんな建物があるとは全く知らず、灯台下暗しでした」あせる
 

管理する鶴巻夫妻から使用の快諾を得た現クリエイターさんは自ら工具を握り、傷んだ外壁の漆喰の塗り直しなどの修繕を少しずつ進めて来ましたパー

「街時」 1階 旧営業室をギャラリー・CAFEに改装

街11
アップご主人の作品も売られている ネットでも販売


まだ作業の途中ですが、「建物が変わる過程も見てほしい」と、2014年10月から内部の公開を始めましたクラッカー
大きな木枠の窓から差し込む柔らかな光の中、彼がデザインした商品など40点余りを見ることが出来ます目

 

「街時」 1階 CAFE部分 四季折々の庭園が見られる

街12


旧郵便局らしく、壁には「日本近代郵便の父」として知られる前島密の肖像がかけられ、本棚にはかつての郵便資料も並びます本

かつての局長室には造作の凝った職人技が見られますかたつむり
 

作業を見守って来た鶴巻さんは「集落の心のよりどころだった建物が生き返り、こんなに嬉しいことはない」と笑顔で話しているそうですニコニコ

 

「街時」 昭和10年からのはてなマークタイル張りの水回り
街13


クリエイターさんは「大切にされて来た局舎をこれからも守り続け、再び地域を照らす灯台のような場所にしたい」と力を込めますキラキラ
 

かつての郵便局舎が若いクリエイターの方のアトリエになるなんてほんとに素敵ですねラブラブ
さすがは横浜にいらしただけあって洋館への理解が深く、クリエイターだけにセンスが良いですねニコニコ


「街時」 1階 奥の旧局長室 折り上げ天井 
街6
洋館の内部でも和の職人技が見られる貴重な部屋


オープンオフィスになっているので気軽に訪れてみてはいかがでしょうか音譜

2015年4月からはご主人のご実家の白玉が食べられるCAFEになりましたお団子

こんな可愛い洋館のCAFEなんて最高ですねコーヒー
 

冬はこの写真のように雪の中の洋館は、どこか北欧のようで雰囲気があります雪
これからも町を盛り上げ大事にされていってほしいですラブラブ

 

                    *


以前に訪れたときはまだ誰も使用していずに朽ち果てるままになっていました(一番上の雪の画像)雪
なのでそのときは外観だけで中に入ることは出来ませんでした汗

 

その3年後、県民おなじみの新潟日報を見ていたら、そこが若手のクリエイターに貸し出され改装されてCAFE兼作品のショールームになっているというではありませんかビックリマーク
地元のTVでも放送され、内部見学もOKということなので春になるのを待ってさっそく訪れてみましたラブラブ


街7
「街時」 1階 旧局長室 葉の上のかたつむりの彫刻も


現地に着くと相変わらず農村集落のある加茂市の奥地なのですが、洋館に生気が灯っていましたラブラブ!
以前に冬に訪れた際は雪が積もって静寂の洋館だったのでこれは嬉しいことです雪

 

さっそく中に入ってみるとクリエイターの方が迎えて下さり、内部も案内して頂きましたパー
郵便局時代の営業室は今はCAFE兼ショールームのお店に改装され、その方のセンスで飾り付けられていますニコニコ


「街時」 1階 旧局長室 職人技の彫刻のある飾り棚
街8
使われている銘木も加茂だけに桐かな

意匠的に見応えがあるのが、奥の局長室で和室なのですが、床は改装でフローリングになっていますパー
天井は折り上げになっていて、床の間の方には職人技のかたつむりの彫刻があるのですが、ものが色々と置いてあって近付けませんでした汗

 

今後はここも片付けて客席にしたいということですべーっだ!
2階の方も見せて下さるとのことで見せて頂きましたが、こちらはまだ修復中でこれからが楽しみな感じでした音譜

 

「街時」 1~2階に行く階段と飾り棚 ご主人ご自慢箇所

街10


CAFEの内容は珈琲と白玉ぜんざいのみです(現在はメニューも増えた)コーヒー
その方の実家が隣町の田上町(湯田上温泉で有名な町)の白玉屋さんということだからそうですお団子

 

個人的にはどちらも苦手なのでジュースか紅茶も置いてほしいです汗
でも基本的にはCAFEではなく、ショールーム兼作品のお店なのでこれからも頑張ってほしいですねグー


「街時」 2階 こちらはまだ整備中だが雰囲気ある
街9

今後、客席も増やしていくそう 今後が楽しみな洋館


HPやFBの方で作品も販売しているそうなので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか(パソコンの方は右上にブックマークあり)パソコン
私が訪れたときは彼がデザインした葉書とお皿が置いてありました音譜

 

これからが楽しみな洋館CAFEラブラブ!
場所も越後平野の自然の中にある気持ちの良い場所なので、場所はわかりにくいですがぜひ探索して行ってみて下さいあし

 

「黒水地区の農村集落」 こんな周りの風景も魅力
黒


洋館・ふるCAFE系・郵便局好きの方にもオススメです(^^♪
 


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