「摂田屋の機那サフラン酒の鏝絵土蔵、邸宅」(旧吉澤邸)
サフ

 

日本を代表する鏝絵(こてえ)の素晴らしい蔵

場所・ 新潟県長岡市摂田屋

電話・ 長岡市観光協会 0258-32-1187

時代・ 明治時代

構造・ 土蔵、木造2階建て

 

公開・ 春から秋に週末に公開 9~17時くらいはてなマーク無料はてなマーク

最終訪問・ 2011.09 再訪

 

*BS・NHK「こころ旅」で紹介

新潟県・中越地方の中心都市、長岡市南部にある醸造町の町並みの中にあります目

★「機那サフラン酒」とは

茶褐色の瓶を開けるとサフランの香りが上品に漂い、色は茶褐色より少し赤い色をしていますお酒
味はサフランのほか、蜂蜜や丁子、甘草の味もしますが、全体としてすっきりと爽やかな飲み口ですワイン

 

日本に、サフランという植物が入ってきたのは江戸末期、鎮静・鎮痛・芳香薬・風邪薬にもなり、婦人病にも効果があり、染料としても使えるということでやがて栽培が始まりましたアップ
クロッカスにも似た花を咲かせ、その「めしべ」だけを使います黄色い花

 

摂田屋の町並 「機那サフラン酒」 明治~大正時代
サフラン4

名前の由来については知る人がいないのと、文献が残されていないため推測すると、機那というのは、キナ(規那)という木の名前であり、

 

この木の樹皮から抽出された薬はキニーネといい、マラリアの特効薬だったそうです病院
(現在、サフラン酒に「機那」は入っていません)
現在でもサフラン酒は長岡市内の酒屋さんでも手に入りますグッド!

★「初代・吉澤仁太郎氏」について

仁太郎氏は文久2年、貧農の次男(この時点では負け組)として生まれ、一度養子に出たものの明治20年26歳のときに家を飛び出し(ここが凡人との違い)、

 

今の摂田屋で独立し家伝の番紅花(サフラン)酒を竹筒に入れて売り出したといわれていますアップ
どんな時代でも這い上がってくる人は這い上がって来るんですねグー

 

「機那サフラン酒」 明治~大正時代 公開無料はてなマーク
サフ

やがて新潟、山形、秋田、青森、北海道へと日本海航路に沿って販路を広げ、昭和初期にはハワイにまで進出、同じ薬用酒の養命酒と人気を二分するほどになりましたキラキラ

 

現在でも養命酒は有名ですが、機那サフラン酒はそれほど知名度はないなあ汗
並行して越後の田畑を買い、千町歩地主への仲間入りを果たしました¥


しかし昭和16年庭の手入れをしたとき刺した刺から菌が入り、亡くなったと言われています(もうだいぶ抵抗力も弱まっていたのでしょう)天使
昔はお金持ちもそんな理由で亡くなっていたんですね。。。

 

主屋の左手には日本式庭園が広がり、その奥には欅の一枚板を使った長い廊下と梁のある離れがありますアップ
かつて田中角栄先生も挨拶に訪れたり、各名士たちもこの屋敷を見て、わざわざ車を降りて見物に来ていたそうです目

 

「機那サフラン酒」 明治~大正時代 公開無料はてなマーク
サフラン5 

こんな旅館あったらぜひ泊まりたい 料亭でも良いなあラブラブ


★「鏝絵」について

鏝絵とは、民家の母屋や土蔵の壁、戸袋などに、龍や恵比須、大黒などを漆喰をもってレリーフしたもので、江戸時代末期に入江長八(伊豆の長八)によって作られたのが起源といわれていますアップ

 

入江長八が江戸日本橋茅場町の薬師堂建立にあたり、柱に漆喰で龍を彫刻したことで有名になり、明治時代にその弟子たちや多くの左官によって全国に広がりましたクラッカー


機那サフラン酒本舗の土蔵の「鏝絵」は、近所に暮らしていた出入りの左官医伊吉が手がけ、色漆喰を絵の具に、鏝1本で白い漆喰の壁に十二支をはじめとする十七種の動物、霊獣、九種の植物を極彩色で描き出されていますアート
 

この土蔵の鏝絵が、サフラン酒本舗の大広告棟で日本一の鏝絵と讃えられていますクラッカー
あとはこれだけのものがあるんだから全国的な知名度があればなあひらめき電球

                 *

 

「機那サフラン酒 土蔵」 修復前 これも風情あるなあ
サフラン6
軒の模様は唐草模様みたいでオリエンタル 持ち送りもグッド!


摂田屋は旧三国街道の両側に古くからある工場や邸宅が建ち並びます家
中でも本に載るほどの鏝絵のある「機那サフラン酒」は圧巻です本
地味な建築の多い、この雪国の田舎にこれほどの色彩を放つ蔵があるとは思ってもみませんあせる

 

「機那サフラン酒」の創業者が進取の気概に満ちていたことが偲ばれますひらめき電球
母屋も寺院のように重厚ですパー
現在は春から秋の週末などに「機那サフラン酒」は内部を公開しています目

 

県外に全く知名度がないので、もっと訪れる人が増えればなあひらめき電球
これほどの鏝絵の蔵は全国的にも珍しいですクラッカー
2008年の時点では修復中でしたが、2011年に再訪したら修復は終わっていました音譜

 

上越新幹線も停まるJR長岡駅から1駅の(JR宮内駅)穴場観光地なので、ぜひ訪れてみて下さいあし

 

「機那サフラン酒 土蔵」 修復後 持ち送りもお洒落 
サフラン1
ホイップクリームのような洋風の雰囲気もある 明治~大正


昔から長岡の人は控えめでおとなしい印象の新潟人の中でも異質な気概を持っていて、昭和初期には山本五十六元帥、昭和中期には田中角栄先生

 

(柏崎市ですが周辺ということで)、平成期には県内の大手スーパー「原信」などガツガツしたハングリー精神を持った人が出て来ますアップ
 

県都を新潟市に取られた反骨精神か、豪雪との格闘で培われた忍耐強さか、城下町の武士という伝統!?

 

隣の柏崎市出身の昭和の名宰相「田中角栄」先生の本
田中


特に現代の「原信」さんは他の2名と違って主に県内限定(長野、富山にも少し)ですが、県都の下越地方にもどんどん進出して来て365日24時間営業などで他のスーパーの商圏に勝負を挑んで来ますグー
 

なので県内でも「長岡人は独特の文化、精神があり他の県内の地方とは気質が少し違うなあ」と思う人もいますひらめき電球

 

 

鏝絵・土蔵・邸宅好きの方にもオススメです(^^♪

 

                 *

 

*機那サフラン酒の土地・建物を長岡市が取得し、改修やPの整備工事に入りました。

 

さらに、、離れ座敷や庭園も整え、2025年までに全面オープンさせる予定だそうです。

総事業費は、土地取得も含め、約5億5000万円を見込んでいるそうです。

 

市の構想では、鏝絵の蔵を目玉とし、案内所ほか、摂田屋地区の蔵元の商品を購入できるお店や、醸造に関連する食材を提供する飲食店を設ける予定だそうです。

周辺に不足しているPは、普通車60台、大型車10台程度の規模を予定しています。

 

この工事中の見学に関する質問は、長岡市の観光案内所などに確認すると良いと思います。

官民一体となって、摂田屋を盛り上げていくのを応援しています。

 

 

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