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以前はSNSなどでしょっちゅう目にすることがあった「ヒルドイド」という医薬品、
最近は随分なりを潜めたな~と感じております。
ヒルドイド関係の話題は当ブログでも社会問題になる以前よりかなり初期から扱っていて、
▶究極のアンチエイジングクリーム!? 『ヒルドイド』の効果と使用における3つの注意点
▶【ヒルドイドの美容利用】…最近の傾向と市販代替品について(前編)
▶ヒルドイド&ワセリンの単品処方が保険適用外へ…!?
▶「化粧品より効果がある」とはどういうことなのか【ヒルドイドの美容利用】
SNSや美容雑誌等で「高級化粧品より効果のある美容クリーム!」などと騒ぎ立てられた結果、
これを『美容目的』に使用する人が急増。
大量のヒルドイドを保険診療で購入する消費者の影響で、医療費をおよそ10億円圧迫したため
一時はヒルドイドを保険適用外にするという動きも。
(結局反対が大きく決行されなかった)
その後は病院でもちゃんとした使用目的でないと処方されなくなったということらしいですが、
SNS上では美容目的にヒルドイドを使うような発信は現在まるで禁忌のように扱われています。
インフルエンサーさんがちょっとでもそういう傾向のことをつぶやいたりアピールしようものなら
四方八方から袋だたきにされるみたいなシーンを何回か見かけてきました…苦笑
これ自体は予てより注意喚起してきた側としては非常に良い傾向で、
今後は以前のような医療費圧迫問題とかは当面は起こらないんじゃないかなと思っております。
(こういうのは忘れ去られたくらいにまたぶり返したりするんですけどね。。)
…しかし!
ヒルドイド美容利用はあんまり聞かなくなったのですが、
その代わりに別の問題(まだ「問題」というほどでもないけど…)が浮上してきている気がするんですよね…。
ていう一縷の危惧の話を今日はしたいと思います。
◎ヒルドイドの代わりに「ヒルドイド類似医薬品」をPRするメーカーが出現…?
ことは昨年の秋ごろに遡るのですが、
2018年のヒルドイド医療費圧迫の一件を受けて
ドラッグストア最大手のマツモトキヨシ(マツモトキヨシホールディングス)が、
マツキヨプライベートブランドからヒルドイドと同様の有効成分「ヘパリン類似物質0.3g」を配合した
【ヒルメナイド油性クリーム】という製品を発売しました。
そして昨月11日には、同「ヒルメナイド」シリーズからローションタイプも発売しました。
▶「ヒルメナイド」から乳液タイプが登場!夏の乾燥肌対策に向けてヘパリン類似物質含有「ヒルメナイドローション」が新発売
「ヒルメナイド」という名前が完全にヒルドイドをイメージしているものだなぁと思うのですが、
この商品について世間一般の評判は、そんなに悪くないか、
むしろかなり良いのかな?という気がします。
結構このヒルメナイドが発売する時のニュースとかを引用して、
「これでヒルドイド問題が解決する!マツキヨグッジョブ!!」
的なコメントをしている人が多かったんですよね。
これは
- マツキヨでヒルドイドの代用品が購入できる=ヒルドイドの医療費圧迫問題が改善する
- ヒルドイド問題にいち早く対処したマツキヨ凄い!!
みたいなロジックなのかなと思います。
これ半分は間違っていないというか、その通りといえばその通りではあると思います。
ただ、、僕の率直な感想はかなり違っていて、、
このニュースを見た時の僕の内心は
『うわぁ…。マツキヨえげつないことするなぁ…。。。』
でした。(^_^;)
正直、全くグッジョブとは思わなかったんですよね…。
それどころか逆で、むしろ悪印象を受けました。
この理由についてちょっと説明してみたいと思います。
◎ヒルドイドの代用製品は元々市場にいくつもあった!?
そもそもヒルドイド代用品として作られた「ヒルメナイド」、
上記ニュース記事では開発者はこのようにコメントしていました。
■開発の背景
医療機関で処方されるヘパリン類似物質含有医療用医薬品が、国の健康保険財政を圧迫しかねないと社会問題にまで発展し、2018年春には処方制限案まで検討される事態となりました。ひとまず2018年は、「ヘパリン類似物質含有クリームの保険適用外」という事態は回避されたものの、今後の医療費圧迫の推移によっては、処方制限によりヘパリン類似物質含有クリームを本当に必要とする患者さんの不利益になってしまうことが危惧されています。そのような背景を踏まえ、2018年9月に「matsukiyo ヒルメナイド油性クリーム」を発売したところ、ドラッグストアで購入できるヘパリン類似物質含有保湿剤として、たくさんのお客様の支持をいただきました。今回、伸びの良い乳液タイプをラインアップ追加したことにより、より多くのお客様の乾燥肌対策に対応してまいります。(原文ママ)
名前こそ出していないですが、「医療機関で処方されるヘパリン類似物質含有医療用医薬品」はヒルドイドのことだと分かりますよね。
上記のような問題があったことから、ヘパリン製剤のクリーム(ヒルメナイド)を発売した、という経緯があったと明記されています。
ということから考えてもヒルドイド代用として上市したのが確実だと思いますし、
いろんなSNSとか口コミサイトで
「ヒルドイドの代わりになるクリームがマツキヨから発売したらしいので買ってきた!」
的な投稿をよく目にしました。
これを見ていると凄く違和感を覚えるのですが、
まるで「ヒルドイドの代わりになる製品がこれまで市場に無かった」かのようにみんな思っているような…。
これ、全然違いますからね?(^_^;)
まるでドラッグストアで購入できるヒルドイド代用製品はヒルメナイドが初!みたいな受け取り方している人が結構多いようなんですが、
それは凄い勘違いで、
実際にはヒルドイドの代用製品(ヒルドイドとほぼ同様の成分の医薬品クリーム)は、
ヒルメナイドよりも随分前から発売している製品がいくつもあります。
これは以下記事でも解説しているんですが、
▶【ヒルドイドの美容利用】…最近の傾向と市販代替品について(後編)
以下の製品は有効成分は同じもの(ヘパリン類似物質0.3g)でその他の成分はかなり似ているか、
むしろ本家より低刺激のものです。
例えば「グラクソ・スミスクライン HPローション&HPクリーム」は、
▶【新製品】HPクリーム発売‐ヘパリン類似物質が保湿 ノバルティスファーマ(2011年)
これは2011年に発売している製品です。
あと「ピアソンHPクリーム&ローション」は、
添付文書の記載によると2012年に上市しています。
いずれの製品もドラッグストアで普通に購入可能ですし、マツキヨにだって並んでいると思います。
既にほぼ同様の製品が市場にあったにも関わらず、
まるで「マツキヨがいち早く着手しました!」みたいな印象を与えるプレスリリースだなぁ~。。。
とすごく思ったわけです。。
まぁピアソンHPクリームもグラクソスミスクラインも、実際にはヒルメナイドと製造元は一緒だから
会社的には損害があるわけじゃないんですよ。
ただ、あのマツキヨが自社プライベートブランドとしてこの機を狙って動いたのが
商売としてめちゃめちゃえげつないなぁと感じたわけです。。
つまり、
この「ヒルメナイド」は元々市場にあったものをパッケと成分をちょっと変えて焼き増ししただけのものであって、
元々市場にあったんだから画期的でもなんでもないし、
いち早く問題に着手したわけでもない。
簡単に言えば、
このヒルドイド問題にかこつけて上手く売上げを伸ばした
マツキヨの非常に上手いマーケティング手法でしかなかった
というわけです。
だから世間一般には評判は良かったかもしれないですけど、
事情に明るい人間から見ると「すでに売ってたやんけそれ~!!」と突っ込みを入れたくなるキャンペーンだったわけですよ。
そんなわけだから「マツキヨグッジョブ!」と純真無垢に捉えている消費者を見ると
非常~にむずっとしてしまうのです。。
分かって頂けるでしょうか。このモヤモヤが。苦笑
◎薬局で売っているものなら美容目的に使って良いのか?いたずらに美容目的の利用を推進しないか?
そして僕がずっと懸念しているのがこれで、
ヒルドイドの代わりになる製品が薬局で購入できるようになったからといって、それを美容目的に使用しても良いのか?
ということです。
現状の市場の雰囲気を汲み取ると、
「ヒルドイドの代わりの製品を発売しました~!薬局購入なら医療費圧迫しないから買い放題だよ~!」
的に受け取って、
一般消費者が無闇にこういう医薬品を美容目的に使用するようになるのでは?
という危惧を感じるのです。
僕はかねてからヒルドイドの美容利用問題は医療費圧迫だけではないと訴えていて、
たとえ副作用が小さいと言われているヒルドイドであっても、
そもそも「医薬品」は化粧品のように長期継続を目的に作られていないし、
何年も毎日使い続けたときのリスクは予測できません、
つまり簡単に言えば、
美容目的に化粧品のように毎日使い続けてしまった場合、
何らかの副作用を生じる懸念が非常に大きいです。
実際ヒルドイドは副作用は出にくいのは事実ですし、
医師によっては「顔には使わない方が良い」という人もいれば「身体全身どれだけ塗っても構わない」という人が居たり意見が割れているんですけど、
僕はあんまり長期間使わない方が良いと思っている派です。
この辺の詳しい説明は
▶「化粧品より効果がある」とはどういうことなのか【ヒルドイドの美容利用】
の記事に譲りますが、
ヒルドイドは診療しないと貰えない医薬品だったので特に区分は無かったのですが、
例えばヒルメナイドやHPクリームなどは、
全て『第2類医薬品』として登録されています。
第2類医薬品って、厚労省の定義に従うと
「その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずる おそれがある医薬品」
のことをこのように区分しています。
(第1類はさらにリスクが大きく、第3類はよりリスクが低い)
これは恐らくヘパリン類似物質の血液凝固抑制作用によるいくつかの禁忌による取り決めなのかなと思いますが、
(出血性血液疾患やわずかな出血でも重大な結果をきたすことが予想される人には禁忌)
それにしたって
たとえ健常人であったとしてもこういった効果や副作用を有するクリームを
毎日長期間何年も塗布し続けることによる悪影響は何もない…とは僕はやはり思えません。
長期間使用することで薬の薬効に依存してしまう体質になってしまう可能性もあると思いますし、
たとえば血行促進をし続けることによる血管の拡張とかもあってもおかしくないよなぁ…と僕は感じています。
(もちろん必ずではないですが、リスクとして無いとは言えない)
基本的に「医薬品」である以上、
それは必要な疾病に対してのみ短期的に使用されるべきものであり、
まるで化粧品のように長期間連続して使用することは決して推奨されるべきではない
と僕は考えています。
これを考えた時に、
今回の例のように「ヒルドイドの代わりが薬局でいつでも買えるよ!」という様なプレスリリースを行うことで、
今まで美容目的で使用していた層が
「薬局で売っているなら美容目的で使っても良いんだ!」
という一種の免罪符を得てしまわないか…
と、僕は凄く懸念しています。
どうしても必要な疾病を抱えている場合はもちろん使用しても構わないのですが、
別に疾病があるわけでも無いのであれば、
肌を健康に保つために使用すべきは「化粧品」です。
口コミサイトとかを見てきても、「凄い保湿力!リピ買い決定!」みたいな書き方をしている人もチラホラいますが、
ヒルドイド代用医薬品はあくまで【医薬品】であって、
診療の暇がないなどの理由を抱えた患者さんが購入するのは良しとしても
まるで化粧品のような感覚でこれを使う人が増えるのであれば
それはちょっと違うんじゃないか?
…と感じています。
似た話で本当はさいきとかヘパソフトの話も書こうかなと思ってたのですが、
大分長くなってしまったので今日はここまでにしたいと思います。
僕の危惧を少しでも共感してくれる方が居られると良いのですが。
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