緑のアロマ 青い波音

緑のアロマ 青い波音

日常と拙い詩、他愛のない話、情景の切り取り

日常と拙い詩、とかとか気まぐれに載せてます
フィクションですが、楽しんでいただけましたら、うれしいです
コメントお気軽に頂けますと、大変喜びます

深い孤独にきみはうつむく

咲き誇る薔薇が、

きみの喜び呼び覚まそうと辺りに香った

トゲに傷つきながら

花びら散らすのは止めておくれ

いつか蔓に巻かれ、

身動きできぬ程の悲しみが心覆ってしまう


星を数えて夜を越える

眠れないきみの痛みを薔薇が隠す

見つめるだけの、無力な悔しさ


ぼくは何ができただろう









あくびに涙が滲む

裏腹に頭は冴えて繰り返し打つ寝返り

乱れるだけの髪と寝具

こんな夜は遠い記憶ばかりが過る

あの時のあなたの表情、思い出せない

小さな罪悪感が胸に巣食うんだ

白む空に烏が鳴いた





コーヒーひと口

洗濯物叩いて歌う『好き』
干して鼻歌好き好きの歌

ソファで本読んでても
頭の中では
風に揺れる布地に音符が踊る

本を投げ出し逆さに落ちて

ああ
抱きしめてキスしたい

おっと
思う好きが先を欲しがる

見えるのは天井
照明に逆さの私の足先

ちょっとバタ足
空気を泳いで
あなたと川辺を歩きたい

風に揺れてカーテンの陰
口づけ交わすあなたと私

音程なんて気にしない
好きの歌が口をつく
好き好き好き

ああ
はちみつ濃くしたお日様が
心を甘くする

知らんぷりして冷めたコーヒー飲み干す

そうして好きの歌で乾いた布地を取り込む
聴かれたって構わない
綺麗な声ね
お世辞が教えた

ぼーっとさせてコーヒーが胃を冷ます
ちょっとはちみつ色があったかくて
恋に切なさ忍ばせた

あなたと一緒に歌いたいわ





落ちてきた鍵
手の中おさめて
心の小部屋開けてみた

あなたの居場所はどこですか
心の中の小さな小部屋
いつでもあえて
あたたかに灯る明かりが

ほら、目印

鍵を開けてそっと
あなたの居場所
抱きしめる