洗濯物叩いて歌う『好き』
干して鼻歌好き好きの歌
ソファで本読んでても
頭の中では
風に揺れる布地に音符が踊る
本を投げ出し逆さに落ちて
ああ
抱きしめてキスしたい
おっと
思う好きが先を欲しがる
見えるのは天井
照明に逆さの私の足先
ちょっとバタ足
空気を泳いで
あなたと川辺を歩きたい
風に揺れてカーテンの陰
口づけ交わすあなたと私
音程なんて気にしない
好きの歌が口をつく
好き好き好き
ああ
はちみつ濃くしたお日様が
心を甘くする
知らんぷりして冷めたコーヒー飲み干す
そうして好きの歌で乾いた布地を取り込む
聴かれたって構わない
綺麗な声ね
お世辞が教えた
ぼーっとさせてコーヒーが胃を冷ます
ちょっとはちみつ色があったかくて
恋に切なさ忍ばせた
あなたと一緒に歌いたいわ