展示館の最初は在りし日の門脇小学校の様子が展示してありました。
燃えずに残った子供たちの作品や手作りの教材、行事の写真などがたくさんありました。
そして次のコーナーは地震発生時から避難の様子、津波や火災について報道では知りえなかったことについての展示です。

一瞬のうちに水平線になってしまった。
「津波から逃げたら今度は火事かよ」という感じ。
屋上に避難して、何も出来ない状況の中で、人が流れているのを見ているだけで。
文字だけなのに読んでて辛かった
焼けた防火扉
焼け焦げた消火栓
次のコーナーは発災時からの石巻市の様子を辿っています。
このコーナーは本当に怖かった。
ずっとラジオの音声が流れているのです。
「大津波警報です!避難してください!〇〇地区に〇メートルの津波が到来!」と繰り返し繰り返しアナウンサーさんの伝える声がずっと流れていました。
心がざわざわして頭がおかしくなりそうでした。
これをその場所で不安の中で聴いていた人もいたかと思うと言葉になりません。

児童や先生の話と同じように住民の方や避難誘導した市の職員の方の話も隅々まで読みました。

⬆この壁新聞もニュース映像で見たのを覚えています



鯨の巨大缶は報道で何度も見たのを覚えています

3月11日のあの日以降、震災関連のニュースは積極的に見ていました。
ぴこはまだ5歳でしたので、周りのお母さんたちの中には「子供にニュースは見せないようにしてる」という人も多かったです。怖がる、トラウマになるという理由でした。
良いか悪いか分からないけれど、私には隠す理由が見つからなかったので、
いつものテレビ番組がやっていないこと、食べ物のコマーシャルや楽しい番組がやっていないこと、
どうして体育館にみんな住んでいるのか、ご飯を外の大鍋で作って順番に並んでよそってもらう理由、広い場所に布を掛けられて並んで寝ている姿、そしてその寝ている人たちはもう動かないこと
説明しながら一緒に見ていました。
展示館も3階から1階まで全て見終えると体育館に戻って来ました。
こちらは2代目のがんばろう!石巻です。
実際の仮設住宅が移設されています。
キッチン、バス、トイレと四畳半の部屋

スリッパに履き替えて中に入ることが出来ます。
入ってみてまず最初の感想は
寒い。とにかく寒い。
体育館の中なのに足の指先が痛くなるほど寒かった。
いくらエアコンがあってもプレハブですから、雪の降る季節、東北とはいえ暑い夏の日など
とても厳しい生活だったと思います。
次の住宅は二間ありました。
(確か六畳と四畳半)
お子さんのいる家庭だったのでしょう。
きっと被災前は大きな広い家に住んでいたかもしれません。
何人家族なのか分かりませんが二間の住宅に住むのですからスペースもないだろう、おもちゃも出しっぱなしにすることは出来なかったでしょう。
お父さんの書いた言葉から分かります。
お気に入りのおもちゃだって持って来られなかったと思います。
シールで遊んだりポスターを貼って少しでも楽しく過ごせるようにしていたのかなと想像します。
このあと最初の消防車と市役所の車のところに戻って展示館は終わりです。

外壁には火災を受け止めた痕跡がくっきり残っています。
門脇小学校の遺構からは、地震・津波発生時の垂直避難の難しさが語られています。
いくら高いところに逃げることが出来ても、津波は水だけが押し寄せてくるわけではありません。
少しでも早く、少しでも遠くの高い場所に逃げることですが、正解はありません。
次に同じことが起きて同じ行動をとっても助かるとは限りません。それを超えてくることがあると認識しておくことが大切なのかもしれません。
外側をもっとじっくり見たかったのですが、このあとあまり時間がないことに気づき、こちら側からだけになってしまいました。
このあと、都内の大学の学生さん団体が大型バスで来ていました。
展示館では私の少し前をひとりの若い男性がカメラを構えながら見学していました。
この男性は別の場所でも写真を撮る姿を見かけました。
まだまだ各地からたくさんの人が見学に来ているようです。
続いて児童や地域の人たちが避難した日和山公園へ向います。
この日、天気予報では前日より暖かくなると言われていたのに曇りだし風が強くなってきてとても寒かったです。
自転車なのでダウンにマフラー、手袋にモコモコシューズ、靴下カイロで正解でした。

日和山へ向かう途中、予定になかったお地蔵さんと詩が書かれた石碑を見つけました。
調べると日和山幼稚園の園バスが見つかった場所でした。
揺れのあと園バスは早く親御さんに子供たちを届けようと海方面の住宅地区に向けて出発。
途中で引き返すタイミングは何度かあったようですが、渋滞に巻き込まれ身動きが取れないまま火災に巻き込まれてしまいました。
お地蔵さんと石碑は亡くなったお子さんたちの親御さんが建てたものだそうです。
写真掲載枚数の関係で日和山公園~石巻駅、帰路は次に続きます。















