こんばんはー!!
昨日のブログでもお伝えしましたが、芥川賞・直木賞の予想を思いっっきり外してしばらく落ち込んでいました・・!😂
ぐーすか寝て美味しいものを食べたらだいぶ復活!
さらに本屋大賞のノミネート作品が発表されたことでだいぶテンションが上がって元通りになりました^ ^
本屋大賞@hontai
2021年本屋大賞の発表は、4月14日(水)です。それまでノミネート作品を読んで、お楽しみにしていただければ幸いです。書店員のみなさま、全部読んでの二次投票スタートです! #本屋大賞… https://t.co/Zlwkq78PV8
2021年01月21日 12:01
芥川賞受賞作の宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)が本屋大賞にもノミネートされていて、宇佐見さんの才能すごすぎない・・?と震えています。
他にも直木賞候補作の伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社)、加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社)がノミネートされていて、どれが本屋大賞をとっても良さそうな逸品ぞろい!!
読んでいないノミネート作もあるのでチェックしてみます^ ^
個人的には山本文緒さんの新刊『自転しながら公転する』(新潮社)がノミネートされているのが胸熱・・!
ということでここ数日は小説界隈がものすごく賑わっているのですが、
今日読んだのは小説じゃない、お堅い参考書でした!w
書店の子育てコーナーに新刊で置かれていて、気になって手に取った一冊です!
真上から撮った写真では伝わりませんが、この本、けっこう分厚くてですね。
さらに、共著のふたりの学術論文をベースに子育て世代向けに編集されたものなので、けっこうお堅い文章でなかなか読むペースが進みませんでした!
ですが、本書を読んで世界の子育て事情がざっとわかりましたし、親の子どもへの教育方法(本書では「育児スタイル」と言われています)を決める要因や社会的・歴史的背景を知ることができたので、ものすごく勉強になった一冊でした!
世界史が好きな方とかはハマるかもしれません!
まず本書では、主な育児スタイルを3つに分類します。
1つ目が「専制型育児」。
親の言うことが絶対!子どもは無知で間違う存在だから、親が将来の道すじをきちんと示してやらないといかん!頑固一徹タイプです。
2つ目が「迎合型育児」。
こちらは専制型とは真逆で、子どもにひたすら寛容であろうとし、自立と自由を重んじます。放任とはちょっと違います。
3つ目が「指導型育児」。
専制型育児と迎合型育児の中間で、子どもの個性を受け入れながらも親の方針もきっちり伝えていきます。いいとこ取りという感じですね!
この3つだけ見ると「自分がやるなら指導型育児一択でしょ!」と思うのですが、本書では育児スタイルの良し悪しは置いておき、この3つの育児スタイルの世界的な分布と歴史的な変遷をなぞり、親がどうしてこの育児スタイルを選ぶのか?という判断基準を経済学のアプローチから探っていきます。
育児スタイルを選ぶ基準なんて、親の性格によりけりでしょ!と思うかもしれませんが、そうでもないんです。
育児スタイルを選ぶ背景には、
・経済的格差
・社会の不平等さ
・宗教など文化的背景
・時代の流れ
・各国の学校教育
などが深くかかわってくるのです。
まず経済的格差と社会の不平等さについて。
このふたつの格差の度合いが小さい国(スウェーデンなど北欧諸国)では、迎合型育児である傾向が高く、反対に格差の度合いが大きい国(米国、中国など)は専制型・指導型育児である傾向が高いそうです。
それはなぜかというと、格差の大きい国では子どもをしっかり教育させることで将来のリターンが大きくなる見込みが高いからです。
子どもに良い環境で過ごしてほしい、良い人生を歩んでほしいと親は思うものですが、格差の大きい国では豊かな人生を送るために教育は避けて通れない道なのです。
ここで例外として挙げられるのが日本。
日本では米中ほどの格差はありませんが、中国寄りの指導型育児を選ぶ親が多く、「自立」を重んじながらも教育熱心な親が多いそうです。
それは日本が治安の良い国で「自立」させやすい環境にあることと、格差はないとは言い切れないため教育にかけるリターンが大きいことが背景にあるのではないかと言われています。
各国の育児事情を知って、スウェーデンって誰もが平等で子どもものびのびできていい国・・!と思いましたが日本もけっこういい国じゃん、と改めて思いました。
また、ヨーロッパでは宗教的な背景から専制型育児をする親が多い傾向にあります。
フランスは特に厳しく、2017年まで体罰が合法だったそうです(!)。「子どもは無知で過ちを犯す存在だ」という聖書に書かれた認識が根強く、それが専制型育児へつながっていったのだそうです。
また、歴史的観点から見れば、昔は専制型育児が主流であったと言われています。
おじいちゃん世代の人たちはよく親から体罰を受けてたとか聞きますもんね・・。
昔は農業や手仕事が多く、親の仕事を子どもが受け継いだり子どもに家計を支えてもらったりしなければならなかったことから専制型育児が選ばれていたそうです。自立心が育つと親としては困る家庭環境にあったということですね。
そこから工業化が進んで豊かな時代となった現代、いろんな職業を選べるようになったことで専制型育児よりも迎合型・指導型育児が選ばれるようになっていったのです。
それから各国の教育制度も育児スタイルに大きく影響します。
中国では「高考(ガオガオ)」という全国統一大学入試があり、この試験の合否が将来を左右するため、親は指導型育児を選び、家族一体となって受験勉強に励みます。一人っ子政策(2015年に廃止)もあり、子どもへの期待や教育熱心さも各国以上に高い傾向にあるのです。
つまり、育児スタイルを選ぶ基準には親の性格や価値観だけではなく、歴史的・文化的背景に加えて「子どもの経済的リターン」が大きな要因として挙げられる、ということが本書を読むとわかるのです。
大いに納得しましたし、子どもの親に対する認識や価値観が時代とともに変わっていく様子がはっきりとわかりとても面白く読みました!
わたし自身、子どもの個性を尊重したいし自立心を持つような育児がしたいと思っていたので、各国の子育て事情と経済学の観点からみたたくさんのデータを知り、その思いがさらに強くなりました。
これから先の未来はどうなるかわかりませんが、グローバル化が進んでいる日本で言えば、たくさんの価値観が流入している現代で、ひとつの価値観を押し付けるようなことはしたくないなと強く思っています。
ですが、たくさんの変化が起こり、たくさんの価値観が流入してくる時代になるからこそ、子どもには変化を面白がれる知性や好奇心を持っていてほしいです。
子どもには自分の強みを伸ばすための基礎的な学力や「やり抜く力」などの非認知能力は身につけさせたいなと改めて思いました。
夫婦ともに勉強は好きだから、勉強好きになってほしいなぁ〜〜(本音・・笑)
本書を読んで最終的に思うのは、どこの国でも親は子どもに対してよくばりになりがちということでした。笑
子どもへの愛は世界共通ということですね^ ^
興味深くて面白い一冊でした!
▼楽天はこちら
▼Amazonはこちら









