こんばんはー!
更新あいてしまいました!

夏休み中に積ん読消化するぞー!!と意気込んでおりましたが、全然できませんでした。笑

お盆休みをもらっていたのですが
普段できないことをやったり行けないところに行ったりしちゃいまして。
(おでかけじゃなくて、銀行とかそういう系)

そしていつも通勤電車のなかで読書をするのですが、その習慣もなくなり、全然読書がはかどりませんでした〜。

わたし的2大読書集中ゾーンがありまして、
それが
電車の中
お風呂の中
なのですが、この酷暑でお風呂時間もゆっくりできず、夏の読書はもう少し戦略を練らねばなぁと反省しております。

ソファの上だと寝ちゃうし、カフェだと冷房効きすぎて寒いんですよね。
「○○での読書が最高にはかどる!!」みたいなブログが書けるように、これから研究しておきます。


そんな読書がはかどらない中でやっとこさ読み終わった一冊です。

引き続き螺旋プロジェクトの作品です。(なにそれ?という方はリンクをご参照ください!)

この物語は奈良時代の天皇、聖武天皇とその一族をめぐる争いの物語です。

聖武天皇は、710年
なんと立派な平城京!(語呂合わせ懐かしい!!)
のあと、724年に即位されました。

この時代は、よくテストに出てくる
長屋王の変が起こる時代。
(何食わぬ(729年)顔で長屋をおとしいれ、というゴロがありました)

わたしは歴史の授業が大の苦手だったのですが、長屋王の変となんか怪しい藤原氏(笑)だけはうっすらと覚えています…。

この物語は聖武天皇とその周りの人物にスポットをあてて、天皇とその家族たちの葛藤と藤原一族の陰謀を浮き彫りにしていきます。

どんなことが起こるのかは奈良時代の年表のとおりなのですが、歴史年表をなぞるだけでは到底うかがえない、彼らの心情が細かく描かれます。

歴史小説なので、どうしても当時の言葉(呼び名)と関係性が難解で飲み込みにくいのですが、巻頭に家系図が載っているので確認しながら読み進めることができます。

歴史がとても苦手なので何度も家系図を見直しながら読み進めましたが、物語が進むうちにだんだんとわかるようになってきて、天皇家の血筋に藤原氏が食い込むように入り込んでいることの恐ろしさも読みながら深く納得しました。

中心人物の聖武天皇は、天皇家の父と藤原氏の母を持つ、板ばさみの血筋として生まれました。

聖武天皇は生まれた頃から「全き(まったき)天皇」、完璧な存在であることを使命として生きなければならず、この物語では「天皇」という存在の計り知れない重みと、軽率に口に出せない懊悩を感じ取ることができます。

天皇の心情を推し量るというとても恐れ多い物語ではありますが、この物語を読んで歴史をもう一度学び直したくなりました。

教科書ではなく小説で歴史をなぞると、時代背景に深みが増します。

長屋王の変とは、藤原氏の陰謀とは、など語呂合わせで無理矢理覚えることはできましたが、彼らがどんな人柄で、どんな思いがあって…というところまで深く覗くことができると、奈良時代のごちゃごちゃもスッと頭に入ってくる、ということを体感した一冊でした。

澤田瞳子さんは『落花』(平安時代の作品)、『火定』(奈良時代の作品)などで直木賞候補になっています。
いつか直木賞をとってほしい作家さんです。

物語として楽しむも良し、学び直しに読むも良しな一冊です。
本音を言えば、わたしが中学生のときに読みたかったです!そしたらもっと歴史が好きになれたはず…!!

それではまた更新します!


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