まさかの暴力事件!③
まさかの暴力事件!④
まさかの暴力事件!⑤
まさかの暴力事件!⑥
まさかの暴力事件!⑦
まさかの暴力事件!⑧
スイミングスクールの時間で、
夫が子ども達を連れて不在だった。
帰宅した夫に、ことの顛末を報告。
まずは、いつも冷静な夫が、
先生に激怒
うんうん分かる、解るよ、
わかりみが深いよ…
でもね、今やもう、
先生なんてどうでもいい
謝罪訪問に向けてこう
息子よ
、
私『相手が叱られてしょんぼり謝ってくるからって、ニヤニヤなんてしないように
そしてだからと言って、謝りに来てるのに、今さら許せないとか何とか責めないこと
しっかり謝罪を受けたら、「もうしないでね、これからも一緒に習い事がんばろねう」って言うくらいでいいから。』
息子
『うん、分かった!』
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17時を数分過ぎた頃…
ピンポーン…
キタ━(゚∀゚)━!
コートを来て、外に出た。
3人の姿(母、Y子、父の順)を確認。
3人とも、お葬式の装い?というか正装?
オールブラックの母親、
紺のスカートが覗く紺のダウンコートにぴしりと結んだ髪のY子、
2人とも、冷静沈着そうな表情。
(マスクしてるから分からんけど
)
そして、
スーツにベージュのビジネススーツに革靴の父親。こちらは結構神妙な面持ち。
でも、何だろう、何か、想像してたのと違う…
泣き腫らした目とかしてないし、
しょんぼり感もないし、
めちゃくちゃ真っ直ぐ見てくるし、、
そして、何故か分からないけど、
ハイソサイエティな雰囲気がする…
ご職業は、医師とか弁護士とか士業めしょうか???という感じ。
誉め言葉でもあるし、実は嫌味でもあるこの表現。
何だか、とても無機質な、冷たいというか、感情的な温かみを全く感じないオーラ…の持ち主…な3人…。
まずは、Y母が口火を切った。
Y母『○○君とは去年かな?くらいから学校が違ってもふざけあったり仲良くして貰っていたのに、今回、足が当たってしまって痛い思いをさせてしまいまして、、、』
3人で深々と礼をしながら、
3人『申し訳ありませんでした』
いや、装いと深い礼と、申し訳ありませんでしたはいいけどさ、
(おぃ!前半は何だ?何だ何だ何だ??
未だに、「足が当たってしまって」だとぉぉぉおおお~~~





)
血が煮えたぎる音がした。
でも、冷静さを装わなきゃ、
さっき、自分で自分の息子に、
謝罪に来てる相手に追い討ちをかけるな、も偉そうに伝えたばかりだ…………
いや?でも、前提が違うじゃないか?
いまここで毅然と訂正し、息子を守らねば!私が守らんと!!!
そう頭の中で駆け巡っている間に、
母親に促されたY子がモジモジと話し出した。
Y子『○○君(息子)、こないだは心と身体を傷つけてしまってごめんなさい。これからは気をつけます。これを読んで下さい。』
と言って、白封筒を差し出した。
どうやら、手紙に気持ちをしたためたらしい。薄いけど。
息子
『いいよ。もうしないでね。これからも一緒にがんばろうね。』
(おぃ~律儀に、素直に、母(私)の事前のいいつけ通りのセリフを(棒読みだけど)言ってるじゃんかぁ、、、、、「足が当たって」って言われたのにぃぃぃ、、、
ごめん~~まさか、あれだけTELで話したのに、反省してないとは思わなんだぁぁぁーーー)
そうこうしている間に、
私の頭は真っ白になった………
事前に、チクリとこう言ってやろう、こう言えばピリリと引き締まるだろう、とか、そういうのがあった筈なんだけど、
自覚していないうちに少し時間が経ったよう。
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夫が話し出す。
夫『蹴られたその日は酷く痛みましてね。いつも自転車で通っていて、そこの急な坂を立ち漕ぎして帰ってくるんですがね、その日は、自転車漕げなかったんですよ。。。それくらい痛んだんですよ。。』
Y父&母?(記憶無し)『ホントに申し訳ない…』と呟く…?(記憶曖昧…)
ハッとする私。
私『足が当たった、なんて違います!蹴らせて?と聞いてから、蹴ったんですよね??目撃者もいるんですよ!!!』
Y母(Y子に向かって)『蹴らせてって言ったの??』
Y子(………チラリと母親の目を見て、少し首を傾けながら、無言で、頭を振る)
私(息子に向かって)『蹴らせてって言ってから蹴られたんだよね?』
息子『うん。』
私『蹴らせてと言ったと言ってますが
どちらが本当なんでしょうね、どちらかが嘘ですよね
(あんただよ嘘つきは…)』
Y母『どうなの…』
Y子『言ってない…』
Y母『仲良くして貰ってて、よくふざけあったりしてたみたいで…それで…』
私『そうなの?話したことある程度と言ってたけど、、、ふざけあったりしてたの?』
息子『ううん……』
はぁ?もう何なんだよ…
ふざけあったりはしてても不思議ではないけどさ、
今ここでその話が出ること自体の苛立つし…ふざけあったりしてたと認めたらなんか不利になる予感もするし……話を戻そう!
私『蹴らせてなんて言ってないって。○○(息子)、何度も聞くけど、勘違いだったかも?とか、大げさに言っちゃったな、とか無いね???もしそうなら、とっても失礼な話だから。今なら謝ればいいから、もう一回落ち着いて思いだして。蹴らせてと言われた?言われてない?』
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(ぉおーーーい
この沈黙は何なんだよぉーー、え、うそ、もしかして、マジで大げさ話にしてたの?勘違いなの?逆にうちが謝らなきゃなの???え、え、え、うそ、、、いかん、圧をかけてしまっているのか私?目を優しくするんだ、待つんだ息子の答えを!!!)
何分経ったのか?長く感じたけど実は1分未満だったのか?分からないけど、、、
大粒の涙が
息子の目から流れ落ちた。
次から次へと、
流れ落ちた。無言で。
私『その涙は何?信じてもらえなくて悲しいの?それとも、勘違いだった申し訳ないと思ってるの?言わなきゃ分からないよ

』
息子(消え入りそうな声で)『……信じてもらえなくて悲しい…
」
そうだよね、そうだよね、そうだよね、そうだよね
やっぱり息子を信じる
守ってやらねば


私『息子はこう言ってます。目撃者もいるんですよ?軽く触れただけで痛むほど強かったんですよ?
』
Y父『その点につきましてはもう一度………』
と言い出した途端に、
Y母カットイン~
(或いは同時に)
Y母『○#¥&△…』←Y父の声&セリフに気を取られてしまい、聞こえなかった&覚えていない………
私『もう、これは、平行線ですね。。。 もういいです、私は…私たちは…
息子を信じますから
』
私『一点予めお伝えしたいです。これから、そにらもこちらも習い事を続けると思いますが、こういう結果になった以上、こちらはそちらへの警戒心は抱き続けます。ですから、鋭い目線を感じることもあろうかと思いますが、その点ご承知おき下さい。』
Y父『はい、それはもう…分かりました…あの…それでこれを…』と言って、菓子折りを差し出した。
一瞬で吐き気がした。形だけ謝罪に来ておいて、平行線で終わっておいて、菓子折りだと???
菓子折の中身を、ある意味楽しみにしてたけど、到底口に入れる気分にならない
そう思った瞬間に、
夫が辞退した、
夫『いえ、結構です。』
そうだ、そうだ、そうだ~
ベロベロバァ~
…と思った瞬間に、耳を疑う言葉、
夫『お気持ちだけ頂きます…』
ぉおーーーい、そのセリフは通常、
「受け入れ」を意味すると思うのだがぁ???
私は、一ミリも受け入れとらんぞっ
決裂しまくってると思うのだが???
そして、Y父、アッサリ引き下がる………
ぉおーーーい、オイオイオイッ、
そこは、いや、本当に申し訳ありませんでしたので、つまらないものですが、どうか受け取って下さい、
では???
とはいえ、
要らんわ
トッとと帰れ





そう思う気持ち強く、
顔を背け、
歩き出した私たち。
視界の端っこで、
アッサリ踵を返して帰って行く3人の姿を確認した。
姿、形だけだった…
とっても誠実そうに見えたけど、
中身は何もなかったな……
身も心もグッタリして、
私たち家族も無言で家の中に戻った…
