前回の記事では、
「心の波とつきあう、わたしのリズムの整え方」について書きました。
今回は、その中で少し触れた
WRAP(ラップ)=元気回復行動プラン、
いわば“自分の取扱説明書(取説)”や“心の薬箱”づくりについて、
もう少し深くお話ししてみようと思います。
私たちは、日々いろんな気持ちの波の中で生きています。
少し元気な日もあれば、静かに過ごしたい日もある。
その波をただ受け流すのではなく、
「自分の取説」として記録しておくことで、
どんな時でも自分を支えやすくなります。
こんな出来事(要因)があったから、
こんな気持ちになった。
これがあったから、身体が疲れ切ってしまった…
など、
WRAPは、そのための“ノートづくりのガイド”のようなもの。
難しい決まりはなくて、
自分に合った方法で「今の自分を理解するツール」です。
前回記事👇🏻
私は、心や体の状態を5段階に分けて書き出しています。
- 元気でやる気に満ちてる時🏋🏻♀️
- 前向きに動ける時🚶🏻♀️
- 穏やかに過ごせている時👩🏻🦱
- 少し疲れが出てきた時🤦🏻♀️
- しっかり休みたい時🛌🏻
このように段階を決めて、
それぞれの状態で“できること”や“控えたいこと”を書いておく。
例えば、
- 元気な時:予定を入れすぎない、夜は早めに休む
- 疲れてきた時:香りや音楽で気分を整える
- 休みたい時:思いきって何もしない日を作る
そんな小さなメモが、
後から自分を助けてくれる“ヒント”になります。
ノートには、
「こんな時に気づいたこと」「こうすると落ち着いた」
などを、少しずつ書き足していきます。
それはまるで、自分の中にある心の薬箱を整えるような感じです。
どんな状態の自分も受け入れながら、
その時に必要な“ケアの道具”を見つけていくような感覚です。
書くことが目的ではなく、
書く時間そのものが“自分を見守る行為”になります。
調子が良い時も、少し揺らぐ時も、
「どんな私もここにいる」と気づけるだけで、
心は少し穏やかになるのです。
完璧に書こうとしなくて大丈夫。
思いついたときに、ふと一言メモするだけでもOKです。
そうしてできたノートが、
“あなた自身を理解するための取扱説明書”になります。
次回は、この取説ノート(WRAP)を
日常の中でどう活かしているのか、
具体的な使い方をお伝えしていきます。

