日曜日担当のよっちゃんから
月曜日はマリコ先生です。

 

 

 

 

「嫌われたくないという気持ちを捨てろ」みたいなことを書く人がいますが、「嫌われたくない」という気持ちは特別なものではないのです。

 



 

人類の歴史上、集団からの排除は命の危機を意味していため、脳に「嫌われたくない」、「孤独の恐怖」、「集団で生き残るため」という機能が標準装備されているらしいです。(^^)





人間以外の動物は、産まれたらすぐ立ち上がり歩いて逃げることが出来ます🐱




 

でも、人間は、誰かとの関係の中で生きているから、拒絶されたくないと思うのは自然なことなのです。




ただ、そのために自分を消し始めると、生きづらくなるのです。

 

 


 

嫌われたくない気持ちは、人間なら誰でも持ちます。

なぜなら、人間は一人では生きられない生き物だから。

 

 

 

 

誰かとつながっていたい。
仲間でいたい。
受け入れてほしい。
見捨てられたくない。

だから「嫌われたくない」と思うこと自体は、全く問題ないのです。

 

 

 

 

 

 

問題になるのは、

嫌われたくない気持ちが強すぎて、自分の気持ちまで捨て始めたとき。

 

 

 

 

ここなのです。

嫌なのに笑う。
断りたいのに引き受ける。
腹が立っているのに「大丈夫」と言う。
相手に合わせ続ける。

ここから、生きづらさが始まるんだと思います

 

 

 

塾で進路の話をしていると、

本人より、お母さんのほうがよく喋ることがあります。



 

「この高校がいいと思っています」

「この子には、こっちの学校が合っていると思います」

「大学進学を考えたら、こちらですよね」

そして、本人に聞く。

「あなたは、どこの高校に行きたいの?」と聞くと、




すると、「お母さんがいいって言ってるところでいいですと言う。

 

 

 

 

えっ?

 

 

 

 

えっ?

 

 

 

 

 

 

私は、

この、「でいい」が気になります。

本当にそこへ行きたいのか。

まだ決められないだけなのか。

自分で調べていないのか。

それとも、「自分の希望を言わないほうが安全」なのか。

 

 

 

 

 

 

ここは、

ちゃんと見ないとわからない。

志望校を親に任せる子が、

みんな「嫌われたくない子」というわけではありません。

 

 

 

 

 

でも、中にはいます。

 

 

 

 

 

 

本当は、

行ってみたい高校がある。

制服が好き。

部活をやりたい。

校風が好き。

友達もそこを受けるから一緒に受験したい。

 

 

 

 

 

でも、お母さんは違う学校を勧めている。

 

 

 

 

 

 

そのとき、自分の希望を言うより、お母さんに合わせるのです。

 

 

 

なぜなら、

 

 

 


お母さんに、

「反対されたくない」

「がっかりされたくない」

「そんな学校に行くの?と言われたくない」

「お母さんを怒らせたくない」

こっちのほうが、

自分の希望より大きいから。

 

 

 

 

 

自分の進路より、親子関係を守る子どもがいるのです。

 

 

 

 

この子にとって一番怖いのは、

志望校選びを間違えることではないのかもしれない。

「お母さんと違う意見を持つこと」のほうが怖い。

 

 

 

 

 

自分の希望を言う。

お母さんが不機嫌になる。

がっかりされる。

否定される。

嫌われるかもしれない。

もし子どもの中で、

こういうことがつながっていたら、それは、

自分の希望なんて簡単に引っ込めるものです。

高校より、お母さんとの関係のほうが大事ですから。

 

 

 

 

「誰がお金出すと思ってるの?」

ってお母さんに言われたら…

子どもは「はい」と従うしかないのです。

 

 

 

 

 

「はぁ、親が出すに決まってんだろうがぁ!」
なんて、昔のヤンキーのようなことを言って、親子喧嘩に発展する生徒はいません。(^^)

 

 

 

 

 

だから、

「どこでもいい」

「お母さんが決めたところでいい」

「別に行きたいところない」と言うのです。

 

 

 

 

 

これ、

主体性がないだけではない。

「自分を出すと関係が悪くなる」

という前提があるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

お母さんの感情と、

自分の価値がくっついているのです。

 

 

 

 

 

 

お母さんが喜んでいる。

私はいい子。

 

 

お母さんががっかりする。

私はダメな子。

 

 

 

お母さんが怒る。

私が間違っている。


怒らせたら大変だ!なんとか機嫌を取らなきゃ!

 

 

 

こうなっていると、

進路選択ですら、

「私はどこへ行きたい?」

ではなく、「どこを選んだら、お母さんが安心する?」になるのです。

 

 

 

 

 

 

15歳で、自分の人生を選んでいるように見えて、

実際には、「お母さんの機嫌を損ねない選択」をしている。

 

 

 

 

 

嫌われたくないから、自分の志望校まで親に任せる。

 

 

 

 

これは、志望校を任せているだけじゃない。

少しずつ、「自分で自分の人生を決めること」まで、親に渡しているのです。

 

 

 

 

 

15歳の子どもに、全部一人で決めなさい、ではありません。

 

 

 

 

 

 

親は意見を言っていい。

学費の話もする。

通学時間も考える。

大学進学も考える。

現実的に無理なことがあれば、

それも話す。

塾の先生も、

偏差値や入試状況を伝える。

 

 

 

 

 

でも最後まで、

「あなたはどうしたい?」

親の意見を聞いたあとでも、

私たち塾の先生は、子ども自身が考える余地を残す。

これが大事なんだと思います。

 

 

 

 

 

嫌われたくなくて、

親に志望校まで決めてもらう。

 

 

 

 

 

それは、一見、

「素直な子」

「親の言うことを聞く子」に見える。

 

 


 

でも私は、

その子の「はい」の奥を見たい。

本当に、

「はい」なのか。

それとも、「嫌われたくないから、私はどこでもいいことにする」なのか。

 

 

 

 

 

自分の人生を選ぶということは、

親と同じ答えを出すことではない。

「お母さんはそう思うんだね。でも私は、こっちに行きたい」と言えること。

 

 

 

 

 

そして、お母さんは

子どもに「この学校に行きたい」「その学校は行きたくない」と選択するように話し合ってきたのかどうか?

 

 

 

 

 

 

子どもは「お母さんをがっかりさせても、私の価値は下がらない」と思う子どもなのか?

 

 

 

 

 

 

嫌われないために、

自分の志望校まで消さなくていい。

「私はここに行きたい」その一言を持てることは、

 

 

 

 

 

 

高校を選ぶ以上に、

「私は私の人生を選んでいい」を覚えることなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

マリコ先生でした。

╰(*´︶`*)╯♡

 

 

 

 

 

 

 


では、またね。




 

 

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