■マリコ先生の自己紹介
・東京都江東区で個別学習塾を27年経営
・不登校、支援級の生徒も合格に導く
・教育評論家ではなくガチで現場の人です
・平成の不登校と令和の不登校は違う
・ダメな子どもはいない。ただ、困っているだけ。
・中央大学法学部
・進路アドバイザー
・ナリ心理学認定心理者®︎として発信
LINEセッションマスター
「先生、模擬テストをキャンセルできますか?」
はいはい、
恒例の9月模擬テストキャンセル界隈が来るのですw w w
毎年、9月になると感じます。
特に中学受験の女の子たちがw w
急に、不機嫌になるのです。
もちろん、
本当に性格が悪くなったわけじゃない。
でも、お母さんから見たら、「最近この子、どうしたの?」ってなる時期です。
今までなら普通に答えていたのに、
「今日、塾どうだった?」
と聞いたら、
「普通」だけ。
「宿題終わった?」
と言ったら、
「わかってる」
「今やろうと思ってた」
と急に冷たくなる。
お母さんが少し何か言っただけで、
イライラとため息。
塾でもあります。
隣の子が自分より早く問題を解く。
気になる。
自分より点数のいい子がいる。
気になる。
友達が、
「今回簡単だったよね」
と言っただけで、イラッとする。
丸つけをして、
一問間違えた。黙る。
「別に」
「大丈夫」
「何でもない」
って言いながら、
全然大丈夫じゃない。
お母さん、
これ、
うちの子、最近なんでこんなに不機嫌なの?
ってなりませんか?
受験が始まったから、
突然この子がおかしくなったわけじゃない。
受験は、「煙」です。
不機嫌。
親子喧嘩。
無言。
涙。
暴言。
勉強しない。
スマホばかり見る。
妹に当たる。
「もう受験やめたい」
これが煙。
じゃあ、
その下の火種は何なのか?
生徒の中では、こんなことが起きているかもしれない
夏休み。
朝から塾。
夏期講習。
宿題。
復習。
テスト。
たくさん勉強した。
本人だって、
「夏、頑張った」
って思っています。
なのに9月。
模試を受ける。
偏差値が思ったほど上がっていない。😨
志望校の問題を解く。
取れない。
夏に覚えたはずなのに、忘れている。
友達のほうができているように見える。
そこで、女の子の中に出てくる。
「私、間に合わないかもしれない」
「私、できないのかもしれない」
「落ちたらどうしよう」
「お母さんにがっかりされるかもしれない」
「友達に負けたくない」
「私だけダメだったら恥ずかしい」
でも、小学生の女の子が、
「私は今、受験への焦りと自己否定とショック状態で心に余裕がありません」なんて言いません。
だから、
「別に」とか
「うるさい」になり、
黙る。
泣く。
家族に当たる。
表に出ているのは不機嫌でも、
その下にあるのは、
怖い。
悔しい。
不安。
疲れた。
だったりします。
そして、お母さんまで焦り始める
ここからです。
お母さんも9月になると、
焦ります。
夏期講習が終わった。
模試が増えた。
過去問が始まる。
志望校が現実になってくる。
すると、
「この成績で大丈夫なの?」
「もう9月だよ」
「夏あんなに勉強したのに」
「本当にこの学校受けるの?」
って言いたくなる。
言いたくなる。
言いたくなるよね。
言いたくなる。
中学受験の合宿費用「80万円」とかYahoo!ニュースに載っていたし。
すごいよねーー💦
でもね。
「もう9月だよ」は、生徒が一番知っています。
カレンダーくらい読めます。
本人も焦っている。
そこへ、
お母さんの焦りまで乗ってくる。
すると、
娘は自分の不安だけじゃなく、
お母さんの不安まで背負うのです。
これが、子どもにとってしんどいのです。
ナリ心理学で見ると、お母さんの「勉強しなさい」も煙だから。
お母さんは、
「勉強してほしい」と思っている。
でも、その奥に、「お願いだから安心させて」が入っていることがあります。
娘が机に向かう。
安心。
スマホを触る。
不安。
偏差値が上がる。
安心。
偏差値が下がる。
不安。
過去問が解ける。
安心。
過去問が解けない。
イライラ。
つまり、
娘の成績で、お母さんの感情が上下する。
こうなると、
子どもは勉強だけじゃなく、
お母さんの機嫌まで管理することになるのです。
女の子は、お母さんの顔をものすごく見ています。
怖いのは偏差値だけじゃない。
その偏差値を見たお母さんの反応も怖い。
受験をどうにかする前に、
お母さん自身の火種を見る。
「私はなぜ、この子の偏差値にこんなに反応するの?」
「私はなぜ、勉強していない姿を見るとイライラするの?」
「私は何が怖いの?」
ここを見る。
9月に親子喧嘩が増えたから、親子関係が悪くなったんじゃない。
受験という大きな負荷がかかったことで、
今まで見えにくかったものが、
見えるようになっただけかもしれない。
お母さんが不安になる。
↓
娘に口を出す。
↓
娘がイライラする。
↓
娘が冷たくなる。
↓
お母さんはさらに不安になる。
↓
もっと口を出す。
↓
娘がもっと黙る。
この繰り返し。
もちろん、
家族に暴言を言っていいわけじゃない。
家族に何をしてもいいわけじゃない。
そこは線を引きます。
でも、
「その態度何なの?」
「ちゃんと話しなさい」
「お母さんにそんな口のきき方しないの!!」
だけやると、子どもの中に「お母さんが嫌い」が残ります。
だから、一度、
「最近ちょっと余裕なさそうだね」
くらいでいいですからね。
すぐ、
「どうしたの?」
「何があったの?」
「話してみて」
「お母さんに相談して」
って、色々聞き出さなくてもいい。
女の子によっては、
マジ鬱陶しい!黙れ!ババァって思ってますから。
ただ、
「ちょっと疲れてるんだろうな」
って分かっておく。
9月、お母さんが一番やらなくていいこと。
それは、子どもの不安に、お母さんの不安を足すこと。
本人が、
「できない」
と思っているところに、
「大丈夫なの?」
を足さない。😱
本人が、
「間に合わない」
と思っているところに、
「もう9月だよ」
を足さない。😱
本人が、
「落ちたらどうしよう」
と思っているところに、
「絶対受かってね」
を足さない。😱
ただでさえ重いリュックを背負っている子に、
親の「不安」と「期待」という重い荷物まで入れない。
そして、感情については、
全部解決しようとしない。
「そっか、しんどいね」
で終わらせてほしい。
お母さんは、これ以上言わないで!!
中学受験は、親子関係を壊すものではありません。
受験は、
親子の中にある前提を、
ものすごく分かりやすく見せてくれます。
娘を信じられるのか。
失敗を許せるのか。
娘の人生と自分の人生を分けられるのか。
偏差値と娘の価値を分けられるのか。
お母さん自身の不安を、
娘に処理させずにいられるのか。💦
中学受験って、
国語とか算数だけじゃないんですよ。
親子の前提が、全部出ます。
だから私は、
9月に女の子が荒れ始めたとき、
「この子、受験でおかしくなった」
とは全く思いません。
毎年のことですw w
受験は煙ですから。
煙が出たことで、
今まで見えなかった火種が、
見えてきただけ。
娘が急に不機嫌になったら、
娘だけを直そうとしない。
娘の下に何があるのか。
そして、
そんな娘を見て、
イライラしているお母さんの下には、
何があるのか。
そこを見る。
9月は、
娘をもっと追い込む時期じゃないですよ。
親子の火種が、見えやすくなる時期です。
受験はあと数ヶ月で終わりますが、
親にどう扱われたかは、子どもの心に残りますから。
ではまた。
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