動物の消化機能は大きく分けて2つある。
食べ物を最初に胃で溶かすか、溶かさないかだ。
草食動物が最初の胃で草を溶かさないのは分解消化出来ないからだ。
分解を代行する微生物を胃液で殺さない為でもあり、幾つも胃があるのは微生物増殖の為だ。
胃液を出す動物の基本は肉食であり、そこから飢えを防ぐ為に雑食へ進化したが、あくまで肉が手に入らない時の非常食、消化出来ずとも多少のエネルギーは得られる。
澱粉分解酵素アミラーゼなど本来必要ないが、そもそも主食になり得ない穀物やイモ類を人間が人知で品種改良、加熱調理、それら炭水化物を主食にしたからやむを得ず体が対応した酵素。
毎日穀物ばかり、主食、副食の菓子に酒、これでは慢性酵素不足・消化不良になるのは当然であり、余計なエネルギーを使うほど体は消耗、眠くもなり老化も進む。
胃液の出ない草食動物は肉を消化出来ないのだから当然肉は食べられないし、食べれば高温多湿の胃の中で腐敗する。
胃の機能だけで動物の食性は判断可能、地球上の食べ物は大きく分けて動物類か植物類しかない。
海洋動物の基本は肉食であり、浅場の貝類などを除いてほぼ肉食。 肉食だから延々と食物連鎖が成り立つ。
浅場にしかない海藻・・つまり草食では成り立たない。
海から上陸した陸上動物の生態も同じ。
草食動物もまた体内で増殖させた微生物の「動物性エネルギー」で生を繋いでいる。
現学問の分類では草を食べるから草食動物だが、実態は微生物から得られる動物性エネルギーで生きている肉食動物。
海へ戻った陸の大型草食動物クジラの仲間もオキアミや小魚で生を繋ぎ、浅場で海草を食べるジュゴン以外例外ではない。
植物は動物のエネルギーと力を借りて繁栄、動物は動物性エネルギーで生を繋ぐ、野人理論の中ではこれが「植物・動物の生存の基盤」。
動物は食べ物を胃液で溶かすのが基本であり、溶かさず「微生物を養う胃」は陸地と言う激しい環境に順応したもの。
陸への進出は困難を極めるが、海への回帰は容易だ。
クジラは体型、体機能を変えて肉食に戻り、オキアミや小魚を食べるようになったが、草に代わる十分な海藻がないのだからそうなる。 腸の長さは長いままで何の問題もない。
滅多にエサにありつけない大型深海魚や、半年以上食べずにマリアナ海溝に向かうウナギがそうであるように、海では毎日食べずとも心身の維持に必要なエネルギーは生命エネルギーを帯びた海水から補充電、深海魚は有機物の海底堆積層から補充電出来る。
食べる目的は栄養やカロリーではなく、心身の制御に必要な生命エネルギー。 電気のようなものだから、空中より伝導率の良い水中のほうが容易。
人間はエサがある場所でしか生きられないが、魚類はエサの乏しい渓流の上流にまで進出出来る。
これらの結論は、現生物学ではなく、生命誕生の海、陸、水の循環、動植物の仕組みと、専門ジャンルを超えて立体的・物理的に思考を進めなければ得られない。
栄養学で必要とされる養分を十分摂れる動物など地球上には人間しかいない。
心身の制御に必要な食べ物が入らない限り、病んだ体は治癒の方向には向かわない。
食の必須条件を整えなければ自然治癒力は発揮出来ない。
野人理論に関心ある人・・クリック ![]()
![]()







