曲が終了する。また湧き上がる拍手。
ボーカルの男性、観客に一礼をして、
「ありがとうございます。じゃあね。…ここで、恒例の…。」
周囲を見回して、
「恒例の…。って、言っちゃうと、メンバーに、俺たちは高齢なのかよ。って、怒られるので。まだそんなに歳、取ってないって。」
いきなり観客、爆笑。
ドラムがその笑いに便乗するかに、
「ドゥルルルルル。チン~~。」
またまた観客、爆笑。
耀司も汐梨も、思わず、
「くくくくく。」
「それ、言う…???」
耀司、汐梨をチラリと。
「なぁ…。」
晄史が、
「ハハハハハハ。」
その笑いがステージの方にまで聞こえたのか、ボーカルの男性、
「ありがとうございます。」
そこでまた観客、爆笑。
観客がその笑った男性の方に注目。
すると晄史、思わず周囲を見て照れ笑い。
誓、そんな晄史に、
「あは。」
耀司も、
「おっと。」
ボーカルの男性。
「さて。ここだけの話しですけど。次の曲は、そんなヤングのみなさんに届ける僕らのオリジナルを…。と、その前に、メンバー紹介です。向かってみんなの方から右側~~、ベース~~。」
耀司、
「へぇ~~~。はは。中々いいじゃな~~い。トークでも盛り上げられる~~。」
睦美、
「うんうん。私もそう思います。観客と、一体感に、なれますよね~~。」
汐梨、
「おやおや。息ピッタリ。」
耀司と睦美に挟まれながらの汐梨と芙美花。
芙美花、
「はは。まぁね~~。」
汐梨、芙美花を見て、ニッコリと。
望月、頷きながら、
「うんうんうん。笑いも取れて、歌も上手い。何か、条件、整ってるし。」
その声に睦美も望月を見ながら、
「うんうんうん。」
ステージでは、紹介されたベースの男性が数秒の独奏が終了。
耀司、
「ライブはこうでなくちゃ~~。それぞれが持ち前での。」
晄史、
「ですよね~~。」
ボーカルの男性、
「次にドラム。我がバンドの唯一の既婚者。あの黒メガネと髭が1歳の娘ちゃんにはモテモテだとか~~。」
その瞬間、ドラムの独奏が始まる。
「ドラム、神林大輔(かんばやしだいすけ)~~」
そして観客から、
「大(だい)ちゃ~~~ん。」
思わず睦美と望月、
「わぁ~~。」
そして、ふたり顔を見せ合い、
「ふふふふふ。」
ボーカルの男性、
「そして、ギター。葛城拓海(かつらぎたくみ)~~~。」
いきなり観客から、
「キ~~クちゃ~~ん。」
瞬間、耀司、芙美花、汐梨。そして、睦美に望月も、顔を見合わせて、
「え…???…なんで…???」
「かつらぎたくみで、なんで、キクちゃん…???」
汐梨、首を傾げて。
睦美も、可笑しがりながら、
「ですよね~~。」
また晄史が、
「ははははは。」
今度は小さな声で。
誓も、
「なんで、かつらぎたくみで…、キクちゃんなんだろ。」
耀司、
「はは。分からん。」
ギターの独奏が終了する。
ボーカルの男性。
「そして。キーボードセクション、矢島、孔太~~~。ヨロシク~~~。」
シンセサイザーから始まり巧みにキーボードへと。
観客からは、
「孔太く~~ん。」
リズムかるなキーボードの独奏が数秒。
耀司、
「とにかくサウンドはいいよね~~。」
汐梨も、
「うんうん。私もそう思う。」
睦美も、
「ですよね~~。」
孔太の独奏が終了して、ボーカルの男性。
「以上~~。そして私、根岸渉(ねぎしわたる)。」
と、同時にボーカルの男性、観客に向かって深く一礼。
女性客たち、一斉に、
「センパ~~~イ。」
そして、ドラムから始まり、次にはシンセサイザー。そしてキーボードが…。
いきなり耀司、
「え…???…なんで先輩…???」
芙美花、
「かかかかか。おっかし~~。」
汐梨も、
「ほんとよね。なんで先輩…???」
睦美も望月とクスクスと。
晄史、高井戸に。
「どうして、先輩なんですかね。」
耀司、顔を傾げて、
「さぁ……???」
すると…、芙美花、
「あ。あの曲。」
汐梨、
「うん。確かに。同じ曲。」
耀司、
「うんうんうん。確かに。…でも。…ロックと言うより、むしろ…、ポピュラー的な…。」
晄史、
「ですよね~~。」
睦美、
「元々ロックって、エレキギターが出て来てのサウンドがロックの定義ですけど。今やそのサウンドは様々。」
望月、その声に頷いて、
「うんうん。そうですよね~~。ただ。単調ではあるんですけど。大事にしている言葉があるんですよね~~。」
睦美、望月の声に、コクリコクリと。
「うん。それそれ。言葉に響きがあるし、説得力があるの。私、感じる~~。詞を大事にしているの分かる~。」
汐梨、睦美と望月の話しを聞きながら、そして睦美を見て、
「へぇ~~。凄~~い、ふたり共~~。」
睦美、望月も同様に、その声に、
「え…???」
そして、ふたり共に、
「あ、ははははは。」
耀司、芙美花に、
「芙美花はどう思う…???」
その声に芙美花、
「あ、うん。うんうんうん。私も、声がハッキリと届く。」
晄史、
「現に、麻沙美ちゃん、しっかりと聞いてるみたいですから。」
と、ニッコリ。
耀司、その声に顔を上に、
「麻沙美~~。大丈夫かぁ~~???」

ママでいい…。 vol,277. 「うん。それそれ。言葉に響きがあるし、説得力があるの。私、感じる~~。」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
