「45が何…???50が何…???…私の人生。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「言うの。…で、あれば~~。まま。いいかな…。…と、しか、言えない。」
麻友。

恵津子、その麻友の話に、
「え…???」
そして恵津子、目を見開いて、
「うそうそ。ほんと…???」

澄ました顔で麻友、
「ふん。ほんと。まっ。向こうさんが、ど~~しても、僕と~~。…って、手を付いて、結婚してください。…ってんなら、考えて、みても~~。」

その話に恵津子、ニッコリと。
「え…???…マジマジ…???…嬉しい~~。」
何ともの喜びよう。

「けどさぁ。」
麻友。恵津子は見ずに、恵津子の僅かに頭の上を見ながら、
「昨日の時点で…。ん~~~。それは、ないね。」

瞬間、恵津子、
「え…???」

「ま、確かに。前にスーパーで会った時。あの時はさすがに私も、うそ。この人。…って思った。おばさん、良い人知ってるじゃんって。…で、話を聞いて私と似ている。しかも、そっくり。…でぇ~~。前に、この病院にいて~~。相当、看護師からもドクターからも愛されて、可愛がられて~~。」

恵津子、ニコニコと、
「うんうんうん。」

「…で、子供もいて、旦那がIT関係の~、それこそ、Webデザイナー。…でも、その奥さん。高井戸祐里子さん…???…コロナ禍で、乳癌で死んじゃって。…で、おばさん、私がここに転職ってなって、その途端にだよ。私に、良い人紹介してあげるって。」

すぐさま恵津子、
「だ~~って~~。」

間髪入れずに麻友、右手の平を叔母に。
「はい。しっかりとレクチャー、承りました。…けどさ。まま。うんうんうん。確かに。話は分かる。私今、45。あと5年で50。…けど、45が何…???50が何…???…私の人生。…って言うか、まっ。家にもロクに帰ってない。当然。私、自分の住み家、あるから。ある種の私のお城のようなもの。けれども私のお城。はい。確かに、今までかつて、どなたもそのお城に入った事はございません。だって、私のお城だもん。そして、何より。私が周りの人から、結婚の二文字なんて、聞かされた事、一度もない。」
麻友、捲し立てる。
「とうさんとかあさんの誕生日には私、必ずお祝いに行く。何故か。とにかく可愛がってくれた。そしてとにかく、子供の頃から私の好きなようにさせてくれた。まっ。直弥が生まれて、何かしら、私以上に直弥の方が親戚中からも期待されているって、子供ごころに感じたから、私には好きなようにさせてくれたのかも、知れない。まっ。そのお蔭で、子供の頃から性格的には、図太い性格に、なったのかも、知れないけどねぇ。」

そんな麻友の話しを聞きながらの恵津子、
「麻友~~。」

「でもさ、おばさん。考えても見て。まっ。確かに、あの高井戸さん。耀司さん…???」

恵津子、コクリと。
「うん。」

「確かに。あの時、スーパーで初めて会った時に、物凄い私を見て驚いてた。」

恵津子、ニッコリと。
「うんうんうん。」

「でも、昨日、私に会った時には、それほどでも。」

途端に恵津子、
「え…???」

「それと~~。」

またまた恵津子、
「うん。」

「私も驚いた。リビングにある、小さなキャビネットの上のあの祭壇の亡くなった奥様の写真。まっ。おばさんから見せてもらった写真もあるけど、ほんと、私にそっくり。」

「うんうん。」
「けどさ。ここが一番重要なんだけど、あの娘さん。」

恵津子、
「芙美花…???」

「うん。私を見て本当におかあさんそっくりって、何だか涙まで。」

恵津子、またまたニコニコと。

「でも。…あれって、最初。だけなんじゃないかしら。」

途端に恵津子、
「えっ…???」

「いや、だって。」
麻友。
「考えても見て。まっ。確かに、小学生や、まだ、全然、自分の母親が亡くなって悲しいどん底にいる子供ならいざしらず。」
麻友、続ける。
「高2の女子よ。」

恵津子、途端に真剣な顔で、
「うん。」

「聞くと、高校は博楼高校。」

恵津子、
「だけど…???…それが何…???」

「かなりの有名校。」
「確かに。」

「偏差値もかなり高いって聞く。そんな高校の女子。しかも、家事の出来ない父親に代わって家事全般、やってる子だよ。そんな子が、仮に私と会ったからって、そんな、軽々と自分の父に、おとうさ~~ん、あの人と~~、なんて、結婚をせがむと思う…???」

途端に恵津子、
「……。」

「そして、もうひとつ。あの高井戸さん。耀司さん。まっ。確かに、家事出来なくって。けど、コロナで在宅。今で言うリモートって奴…???そんな人が。…そして、何より、家の中。物凄い整理。とにかく片付いている。逆に言えば、私、この家に入って私…。いる場所がない。…そう思った。」

いきなり顔を崩しての恵津子、
「麻友~~~。」

「まま。確かに、今は娘さんが家事をしている。けどさ。考えても見て。そんな親子の中に。私…、入れる…???」
麻友、思わず視線を外して、
「私、あの高井戸さんを見てて、そんな風に感じた~~。何ひとつ、不自由な事はない。って。」








ママでいい…。   vol,228.   「45が何…???50が何…???…私の人生。」

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