女だてらに将棋や麻雀がやたらと強い。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「だから。」
清水。
「芙美花さんのおとうさんの考えの、ままで、良いんじゃないかな~~。しかも。芙美花さんのおとうさんは~~。そんな芙美花さん、芙美花さんが出した答え…、って、言うのか、結論、結果…???…それをそのまま受け入れる。受け止めるって、言うんだから、その考えに勝る答えはないと思う。それに。芙美花さんと、おかあさんとの思い出を大事にしたいって言うおとうさんの気持ちや考え方。それ、先生も同じだよ。まっ。確かに、芙美花さんが生まれる前だったら、おとうさんの話し通りに、なっちゃうって言うのも、あり。」
そこまで言って清水、
「…って言うか、おとうさん、既に前を向いて進んでるんでしょ。」

景織子、いきなり、
「へっ…???…清水先生、芙美花のおとうさんの事。」

清水、ニッコリと、
「はい。ふたりが知っている、その次かしらね~~。先生も相談、受けました~~。」

途端に千愛、
「あぁ~~ん。な~んだ~~。そうだったんだ~~。」

景織子、
「…ってか。私たちもあの時は、ねぇ~~。経験がないから、どうすればいいか。」

清水、ニッコリと。そして芙美花に、
「少しは、話をして、スッキリしたかな~~。」

芙美花、清水に笑顔で、
「あ、はい。ありがとうございました。」

清水、ニコニコと、
「うんうんうん。はい。午後の授業、始まるよ~~。」

3人共に、
「は~~~い。」

清水、
「はははは。」
遠くなる3人に口を窄めて、
「わお。おかあさんのそっくりさん。」
顔を傾げて、
「いるもんだね~~。あの、高井戸さんの…。…かなり、美人だと思ったけど。」






そして、こちらは、杉並総合病院、職員食堂。

宮前、麻友に、
「で…???…どお…???…高井戸耀司。と、その娘、芙美花。」

その声に麻友、
「うん…???…ふん。まぁ…。いいんじゃない…。まっ。娘さんも、可愛かったし。」

宮前、その声にニコニコと。
「ふふ。でっしょう~~。しかも、耀司はIT関係、Webデザイナー。」

麻友、食べながら、
「うん。凄いよね。確かに。」

その言い方に宮前、
「ちょっと~~。もぅ~~。相変わらず淡白なんだから~~。」

麻友、淡々と、
「まぁね~~。毎度変わらない私ですから~~。…って言うか、自慢じゃないけど、今まで、そんな…、男の人とのお付き合いって…。元々経験がないんだから、何をどうすればって、分かる訳ないじゃない。」

「そんな事言ってたら、いい加減に50になってしまいます。今だって。」

麻友、間髪入れずに、
「悪ぅございました~~。もともとが、こういう性格なものですから~~。」

事実、坂下麻友、子供の頃からサバサバとした性格をしている。
そして、意外と何事にも動じない性格でもある。
その影響か、集中力がずば抜けている。そして、決断力が早い。
そして、何故か、優秀でもひょうきんな感じの医師からは好かれ、
出世街道が生き甲斐と言う医師からは煙たがれる。

しかも、女だてらに将棋や麻雀がやたらと強い。
更には、奇麗好きと料理上手。家の中が散らかっている時は一切なし。
そして何より、グルメ好き。将棋と麻雀好きの医師からの誘いは断る事がない。
当然の事ながら、そういう医師は60代以上の医師。と、言う訳だが…。

そんな医師たちからは、
「麻友ちゃん…???…えへ…???…かかかかか。あの子ねぇ~~。とにかくサバサバ。全く悩み事なんてないんじゃない…???…どっちかって言うと、ドラマの、ほら。私、失敗しないので。の、あの、ドクターX、大門美知子。あのナース版みたいなの。はは。とにかく、あの子、何でも出来るでしょ。将棋だって、強いよ~~。うん。ははは。」

そういう…、女性である。

そして…、ある医師からは…、
「え~~???…あの子、麻友ちゃ~~ん。いや~~、結婚…???…いんや~~。どうかな~~。そういう…、男性がいれば…、の、話~~。ちょっとやそっとの…。ちょっと~~。私からは…。ん~~~。なんとも…。ははははは。…これだけは…。コメントは…、難しいかな~~。え~~???…へへへへへ。」
と、言う事になる。

…但し、そういう女性であるからこそ、ある意味、脆い、部分もある。
それが、異性との関係、経験が皆無という事。

麻友が看護師に成り立ての時に、ある医師との関係があった。
けれどもその医師は既婚者。
街で、その医師と女性と子供連れでいるのを麻友が偶然遠くから見つけて憤慨。

その家族連れの医師に近づき、いきなりその医師の頬を右手でバッシリと。
「あんたねぇ~~。ふざけんな。」
そして…、興奮しながら、
「みそこなったわ。」
そう言って、踵を返して帰ったのである。

その夜は泣いて泣いて、泣き潰れたと言う。
そう言う経験もあり、それからは男は、キッパリと断絶。

…と、言うか、その男性医師とも、何度か一緒に食事に。
そして食事の帰りに、常にキスをして別れる。その程度の事だったのだが…。

それでも麻友にとっては、人生での初めての出来事だったのである。









ママでいい…。   vol,226.   女だてらに将棋や麻雀がやたらと強い。

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庄司紗千「海をこえて」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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