「今までにない結婚式。ナンバーワンじゃないかしら。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 芙美花が帰ってからも、
「結婚式のビデオ、どんなの…???…どんなの…???」

と、急かすが、耀司も汐梨も、
「ダメ~~~。睦美さんと一緒~~。」

汐梨、
「じゃないと、私が睦美さんに申し訳ないよ~~。ギャラも払ってないんだから~~。」

その声に芙美花、
「え…???…うそ。」

耀司、
「逆に睦美さんが断ってきたの~~。要りませんって。」

汐梨、
「ただ、ご祝儀は老舗そば屋が出してくれてたみたいだけど~~。…とにかく大成功~~。…多分、今までにない結婚式。ナンバーワンじゃないかしら。」

芙美花、目を真ん丸に、
「うそ~~。凄~~い。」

汐梨、ニコニコと、
「あん。とにかくダイナミックだったから~~。残念ながら、私、それほど、曲名は分かんなかったけど~~。出席者たちがその曲毎に反応してたから~~。」

「へぇ~~。そうなんだ~~。」
そして芙美花、父を見て、
「…で…???…睦美さんいつ来るの、ウチ…???」

その声に耀司、
「まっ。それは…。まぁ。明日でも明後日でも。睦美さんの好きな時に。まっ。今日はねぇ~~。とにかく、家で、ゆっくりとさせておこうよ。疲れたと思うよ~~。満足感と達成感って感じだったから。」

汐梨、そんな耀司の声に、
「えへ…???…なんでそんな事。」

「…って。」
コーヒーを飲みながら、
「おまえから電話が来て、それから1時間後に、睦美さんからも電話来たから。物凄いはしゃいだ声で。」

汐梨、
「へぇ~~~~。はははは。そっか~~。」

「だから。」
耀司。
「睦美さん。今夜はゆっくりと、眠れるんじゃないかな…。…逆に、昨日の夜は眠れなかったんじゃないかな~~。俺に、日本でこういうの初めてだからって、言ってたから。緊張しました。夢中でした。楽しかったで~~す。って。」

汐梨、
「はははは。兄さんに睦美さん、そんな事言ったの~~。へぇ~~~。」

芙美花も父を見て、
「ヒュ~~、ヒュ~~。」

「まっ。」
耀司。
「それまではビデオは我慢。とにかく、睦美さん、優先。」

汐梨、コクリと。
「確かに。」
そして、
「私、あれ見ちゃうとね~~。」

その声に耀司、
「うん…???」

「ピアノの上の楽譜。…それに~~。ひとつのバッグがあるの。」

耀司と芙美花、
「うんうん。」

「なんだか。そのバッグの中にも、雑誌みたいな楽譜みたいのがぎっしり。」

耀司、
「へぇ~~~ぇえ~~。」

「な~~んだけど~~。まっ。睦美さん予め、用意はしておいた。…と、思うのよね~~。」

芙美花、
「うんうんうん。」

「けどさ。実際、セレモニーに入ってしまうと、そんな…、調べたり確認する余裕なんて、ないないない。まっ。別室で装置を操作しているんならまだ別。そんなとこ、見る人なんてまずいないから。」

耀司、腕組みして、
「ふん。確かに。」

「しかも…。ピアノが置いてある場所って、結構目立つのよ~~。デデ~~ンと構えてるから~~~。」
そして汐梨。
「私、何度もセレモニーと睦美さん、交互に見てたけど、そんな、ピアノの上の楽譜もバッグの中も、見ている様子、全くなかったような…。それでいて、あれだけの演出が出来るんだもん。正に、コンサートかリサイタルか~~。」

耀司も芙美花その話に、
「……。」

「多分、一応、準備はするけど、多分、全部、頭の中で整理。それも、ジャンル問わず。」

耀司、
「うそ。」

「ほんと。ほら、うちでもクリスマスの時、言ってたじゃない~~。」

芙美花、
「うんうんうん。確かに。」

汐梨、顔を傾げて、
「クラッシックからジャズ、そしてポップスから何から何まで。しかも。」
そこで汐梨、笑って、
「しかもだよ。出席者からこの曲、お願いしますってさ、余興の時。」

耀司、
「うん。」

「それ、イヤフォンで聞いただけで弾いちゃうんだよ。なにこれ。って思って。しかも、その余興がとにかくバカ受け。なんてったっけな~~、あの曲。何かお笑いの曲みたいだったけど~~。いや。それが妙に見事に息ピッタリ。タイミングもピッタリ。」

耀司、聞きながらに、
「へぇ~~ぇえ~~。」

「そして。」
汐梨。
「何と言っても、ドリカムの未来予想図Ⅱ~~。」

芙美花、
「わぁ~~。凄~~い。」

「それから、ワンオクロック。」

芙美花、目を真ん丸に、
「うそ。」

「もぅ~~。予め、余興の曲、準備してたんだけど~~。それ、みんなキャンセル。」

芙美花、またしても、
「うそ。」

汐梨、コクリと。
「全部、睦美さんが、やってのけた。」

耀司、顔を揺らしながら、
「いやいやいや。ある意味、凄い、重圧。プレッシャーじゃん。」

その声に汐梨、また顔をコクリと。
「うん。…だと思う。だから兄さんに、緊張感、そして楽しかった~~。だったんでしょ。あれで睦美さんも、楽しそうだったから。それに。何でも弾ける。そういうプロ意識があったんじゃない…???…相当なものよあれは~~。」

「いやいやいや。」
耀司。
「睦美さんがね~~。結婚式で~~。…そっか~~。」








ママでいい…。   vol,201.   「今までにない結婚式。ナンバーワンじゃないかしら。」

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