「物っ凄い緊張して、物っ凄い夢中で、物っ凄い、楽しかった~~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ ヨシカワ音楽教室に有休を取っての睦美、帰宅してリビングに。

そしてソファにバン。
「あ~~~ん。気持ち良い~~~。」

キッチンで暁美、
「はははは。どうだったぃ、結婚式。」

その声に睦美、ソファに寝そべりながらも、
「物っ凄い緊張して、物っ凄い夢中で、物っ凄い、楽しかった~~~。あ~~~、はははははは~~。」

そんな睦美を見ての暁美、
「おやおやおやおや。」

睦美、起き上がってすぐさまバッグからスマホを。そして…。3回で相手が出る。

「もしもし、睦美さん。」

睦美、
「高井戸さん、今、家に着きました。物凄い楽しかったで~~す。もぅ夢中でした~~。」

そんな睦美の声の抑揚に耀司、
「ははははは。うんうんうん。そのようで、汐梨から電話があって、物凄い興奮してましたよ。ありがとうございます。」

睦美、体を正して、
「日本でのこういうの、初めてでしたから物凄い、緊張しましたけど、物凄い素敵な結婚式でした。無我夢中で、楽しかったです。」

「それは良かった。汐梨が、セレモニーの方でビデオ撮影していたようですから、そっちが楽しみです。」

睦美、瞬間、
「あっ。そうか。そう言えば、カメラ…。」
今、気付いて、
「え~~~。あはははは。カメラ、撮影してたんだ~~。」

「えぇ。バッチリと。見るのが楽しみです。」

睦美、満面の笑顔で、
「はい。」

耀司、優しい声で、
「また、みんなで見ましょう。」

睦美、ニコニコ顔の声で、
「はい。ありがとうございます。」
通話は切れる。
睦美、すぐさま口を尖らせて、
「ふぅ~~~。」
そして、両腕を天井に向けて、
「あ~~~~~。最っ高~~の気分。チョエゴウイギブン~~~~。」

ソファの中で体をバタバタとしている睦美を見て、
「あらあら。何ともぁ~~、子供みたいに。」




耀司、いつものように麻沙美をヨシカワ音楽教室に。
「こんにちは~~。」

いつもいるはずの奥の席には誰も。

麻沙美、事務局員たちに、
「今日も頑張ります。」

事務局員たちも、
「うんうんうん。頑張ってね。」
ニコニコと。


そして、帰れば今度は汐梨の結婚式の話し。
「とにかく凄かった。ま。最初は一般的に、定番の結婚式行進曲。」

耀司、
「うんうんうん。」

「そして…。あ~~ん。あの曲何だっけ~~。曲を聞けば分かるんだけど~~。とにかく、睦美さん、最後の最後まで、素敵な曲。しかも、あれって…。自分でアレンジしてるのかも…。聞かせてくれたわ~~。」

耀司、
「へぇ~~~。…で…???…結局、大手製薬メーカーのご両親は。」

汐梨、その声には首を横に振り、
「ううん。来たのは花嫁の従姉さんだけ。ただ…。その従姉さんの旦那さんと同期の人が大学教授をやってて。その人は来てた。」

耀司、またまた、
「ふ~~~ん。」

「けどさ。」

耀司、汐梨を見て、
「何さ。」

「まっ。覚悟はしてたんだけどさ~~。ほんと。花嫁側の出席者が、6人だけって。何…???」

いきなり耀司、目を真ん丸にして、
「うそ。たったそれだけ…???」

汐梨、両眉を上下に。
「でね~~。その、花嫁の~~。両親っていうのが。」
顔を傾げて、
「もしかしたら、来てたんじゃないかって。黒い車に乗って。」

耀司、口を僅かに尖らせながらも、
「ふん。」

汐梨、
「ビデオカメラの古河君っているんだけど~~。ゲストを見送る時にさ。セレモニーの外でなんだけど~~。その時に、黒い車がゆっくりと動いて~~。窓を半分ほど開けて見送りの様子を見てたみたいって。」

耀司、
「へぇ~~~。」

「まっ。祝電でもあったんだけど~~。」
「ふん。」

「あれって、祝電じゃなくって、つまりは、花嫁の母親からの手紙ね。」
「手紙。」

「うん。」
「結局は、花嫁の両親も、一度、客として老舗そば屋に行った事、あるんだって。」

いきなり耀司、
「へぇ~~~~。」

「まっ。その時は、出席者たち、ざわついてたけど、詳しくは聞いてないけど。」

耀司、
「そっか~~。」
腕組みしながら。

「…で。その父親も、今日は朝から書斎から全然出て来ないんですって。花嫁の子供の頃からのアルバムを書斎で見ているみたいって。母親の手紙では。」

「ふ~~~ん~~。…何か、映画かドラマみたい。絶対に許さない父親がさ。最後の最後に。隅に隠れてちょっとだけ花嫁を見る。…で、何も言わないで消える。な~~んてね。」

汐梨も、
「うん。まっ。そんな感じ…???…いや。それにしても、何が何でも睦美さん。物凄い。かかかかか。最後は、出席者もMCも睦美さんを囲んでの写真撮影だったから。かかかかか。」

耀司、いきなり嬉しさ満面の顔で、
「うそっ。」

ニコニコと汐梨、
「うんうんうん。とにかくアレンジからタイミングまでバッチリ。支配人すら、これは凄いって、言ってたから。はははは。」

耀司、まだまだ顔を変わらせずに、
「いやいやいや。凄いね~~。はははは。…で、そのビデオとやら。」

「はいはい、しっかりと~~。コピーしてます~~。」
「おほ。」








ママでいい…。   vol,200.   「物っ凄い緊張して、物っ凄い夢中で、物っ凄い、楽しかった~~~。」

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