丁度、映像が終了した時だった。テーブルの耀司のスマホに着信。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 丁度、映像が終了した時だった。テーブルの耀司のスマホに着信。

耀司、
「うん…???」

芙美花、その音に父を見て、ニッコリと。
「あ、睦美さん。」

けれども耀司、顔を傾げて、
「うん…???…でも、睦美さんはいつもライン。はて。」
そして、ソファから立ち上がりスマホを。
「汐梨。」

芙美花も、
「おばちゃん…???」

耀司、電話に出て、
「はい。俺。」

スマホから、
「あ、兄さん…???…私。」

「あ、うん。」
「ちょっと、お願いしたくって電話したんだけどさ。」

「うん。何よ。」
「実はね~~。」




耀司、話を聞きながらに、
「はい…???えぇ~~~???」

その声に芙美花、
「うん…???」

耀司、
「うん。うんうんうん。うん。…って。えぇ~~~???…って。まぁ。…そりゃ、そうだけど~~。…いやいやいや。マジ…。」

スマホから汐梨の声、
「うん~~~。…って言うか、まっ。確かに。私も、そりゃ、弾けるっちゃ~~、弾ける…、ん、だけど~~。そんな…。弾かなくなってから、そりゃ、何年もブランクがあるし~~~。」

耀司、
「ま。ん~~。確かに。」

「それよりだったら~~。断然。元ピアニストの~~。睦美さんの方が~~。今だって。」

耀司、話を聞きながらに、
「まぁね~~。俺が聞いても、こりゃ凄いってなったから~~。」

「でぇ~~。とどのつまりが~~。……。」

耀司、顔をコクリと。
「まっ。確かに。ギャラねぇ~~。」

「ご祝儀程度。とは、思うんだけど~~。…けど、そんな…。ご祝儀程度って言われても~~。私だって、そんな…、弾ける人、知らないし~~。まさか、ヨシカワの講師って…、そこまで。…で。急ピッチでお願い。」

耀司、いきなり、

「は・あ…???」






暁美、カウンターの睦美のスマホにラインの通話の着信音を聞いて、
「おや。睦美の。」



お風呂場のドアを開けて、
「睦美~~。スマホ鳴ってるよ~~。」

室内から睦美、
「あ、は~~い。後で出る~~。」

耀司、スマホを耳に、
「出ないね~~。」

芙美花、そんな父に、
「何々…???…おとうさん。睦美さんが何か…???」

耀司、芙美花に、
「あぁ。汐梨がね~~。結婚式のBGMに、生のピアノ演奏をクライアントからお願いされたらしい。」

その声に芙美花、
「へぇ~~~。」

「まっ。あいつも、ピアノは弾けるんだけど~~。なんせ、何年もブランクがあるからって。どうせなら、睦美さんに…???…でも、実際、睦美さんのピアノ、聴いた事あるの、俺だけなんだよね~~。…で、汐梨も聞いてみたいって。」

芙美花、頷いて、
「ふ~~ん。」

「でぇ~~。ま。どうせ、クリスマス、去年同様に、汐梨の家で。」

芙美花、
「うんうんうん。麻沙美のピアノも聞けるし。」

「…ってぇ事で~~。睦美さんも今回のクリスマス、呼んでピアノ、弾いてもらえないかって。」

芙美花、
「な~~るほどね~~。」

耀司、
「その電話が今の。」

「ふ~~~ん。」
そして芙美花はコーヒーを。






程よくして耀司のスマホにラインの通話の着信音。

芙美花、父を。

耀司、
「おっと~~。」
そして指をトン。
「もしもし。」

スマホから、
「もしもし、睦美です。高井戸さん。」

「あ~~。僕です。高井戸です。」

濡れた髪をタオルで撫でながらの睦美。
「ごめんさない。今、お風呂から上がったばかりで。」

耀司、
「あ、いえ。僕の方こそ、ごめんなさい。ちょっと、用があったものですから。」

睦美、瞬きをして、
「あ、はい。」

耀司、スマホに、
「睦美さんって、明後日のクリスマス、何か、用事って…。」

その声にいきなり睦美、ドキン。
「あ、いえ…。別に…、用事は。」

思わず耀司、その声に、
「ふぅ。良かった~~。」

睦美、
「どう…、しました…???」

「実は。」
耀司。
「折り入って、睦美さんに、お願いがあるんだけど。」

「お願い…???…あ、はい。なんでしょうか…。」




そして睦美、高井戸の話しを聞きながら、
「え…???…うそ。」
鼓動が高鳴る。
「あ、あ、あ~~。」

高井戸の声、
「いきなりで。で、本当に申し訳なんいだけど。」

「あ、いえ…。でも、そんな…。私なんかで。」
「いやいやいや。全然。申し分なしで。」

芙美花、そんな父の声を聞きながら、
「わお。」

睦美、思わずときめくように、
「えぇ~~~。いや~~~。はははは。」

耀司、
「睦美さん…???」

睦美、
「あ、いえ…。ふふ。…嬉しいです。」

瞬間、耀司、
「えっ…???」

ニコニコと睦美、
「高井戸さんのお役に立てるのなら、是非。」

耀司、いきなり、
「ほんとですか。」

芙美花に振り向いて、グーサイン。

芙美花もそれを見てニッコリと。
「やった~~。はは。」

耀司、スマホに、
「あの、ただ、睦美さん。言いにくいのですが、生のピアノの演奏での…、まま。ご祝儀はあるとは思いますが、その…。何と言うか、ギャラって言うのは。」

ニコニコと睦美、
「ははは。要りません。汐梨さんと高井戸さんのお役に立てるのなら、それだけで~~。」








ママでいい…。   vol,189.   丁度、映像が終了した時だった。テーブルの耀司のスマホに着信。

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