「睦美さんの事、大切にしてよね。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 夜の7時、芙美花、帰宅。
「えっ…???…今日も、睦美さん、来たんだ~~。」

耀司、
「あ~~、うん。まっ。ヨシカワも近いし。」

「へぇ~~~。…じゃあ、これからしょっちゅう、ウチに来てくれる。」
そこまで言って芙美花。父に、
「な~~んてね。」

その声に耀司、
「ん~~。まっ。それは…、分かんないけど…。」

「…ってか、おとうさん。しっかりと、睦美さんの事、大切にしてよね。…って言うか~~、私も正直、睦美さんに、会いたいんだ…けど~~。」
そう言って芙美花、顔を傾げて。
「まっ。期末、終わるまでは…、無理かな~~。」

「そう言う事。とにかく、今は期末に専念。…って言うか、景織子ちゃんの家で、毎日勉強会って、何で急に…???…今までは~~。」

芙美花、
「あ~~んそれ…???…って言うか、今日はおでん。しっかりと~~。味が沁み込んでおります~~。」
温めた鍋の蓋を。
「ん~~~。最っ高。」
湯気がいきなり。

耀司もそれには、
「おほほほほほほ~~。良い感じじゃないの~~。食べよ、食べよ。」

芙美花、椅子に座って、
「うん。」

そして、ふたり、共にまた、
「いただきます。」

芙美花、ちくわぶを一口。
「う~~ん。ははははは。おいし。」
そして、
「つまりは~~。まっ。早い話が、私のため。」

耀司、その声に、
「うん…???」

「今まで、景織子にしても~~、千愛に、詩乃に、私、学校終わったら~~。すぐに家に帰ってきたでしょ。まっ。確かに、部活の場合は別~~。」

耀司、コクリと。
「うん。」

「だから~~。あんまり友達との…、交流。」

耀司、卵を食べて、
「うほ。旨ぇ~~。」

ニコニコと芙美花。
「まぁ。だからって今、みんなに、罪滅ぼしって訳じゃないんだけど~~。折~~っ角~~。私自身の時間が持てる。そんな風になって~~。どうせなら、みんなでこの際、勉強会やろうってなって。」

耀司、芙美花を見ながら、
「うんうんうん。」

「…で、ウチ来る…???…って景織子が言い出したの。」
「へぇ~~ぇえ~~。」

「まっ。」
芙美花。
「そういう意味では、それが正解なんだよね。」

耀司、途端に、
「うん…???」

「まっ。千愛の家はアパート。」

耀司、口を大きく、
「へぇ~~。」

「でぇ~~。詩乃の家は~~。赤ちゃんがいるんだよね~~。」
「赤ちゃん。」

芙美花、コクリと。
「うん。一番上のお姉さんが結婚して~~。目下、新居検索中~~。…で、詩乃のおかあさんが~~。ある意味、ベビーシッター役。確かに、麻沙美みたいに保育園、預けられればいいんだけど~~。詩乃のおかあさん、私がいるのに何で保育園って。…だからね~~。必然的に~~。景織子の家になった~~。」

大根を食べながら耀司、
「わお。これもしっかりと味、沁みてる~~。」
そして、芙美花に、
「へぇ~~。そうなんだ~~。全然知らなかった~~。」

「景織子の家はさ。」
芙美花。

耀司、
「うんうんうん。」

「おとうさんが~~。高校教師。」
「うそ。」

「ほんと。…でぇ~~。おばあちゃんが~~。大学教授。」
「滅茶苦茶凄ぇじゃん。」

「でぇ~~。」
芙美花。
「おじいちゃんが~~、塾の先生。」

耀司、目を真ん丸に、
「どうなってる…???」

「家も、おっきぃ。ウチの2倍くらい。」
「ひぇ~~~~。」

「だから、景織子、ウチでやろうって。しかも、景織子の家、静かだし。」

耀司、頷きながら、
「うんうんうん。父親が高校教師。…で、おばあさんが大学教授。おじいちゃんが塾の先生。まっ。でも、高校教師、忙しいだろ。それに、塾の先生も。」

芙美花、お汁を一口。
「うん。だから、この前から景織子の家、行ってるけど、おかあさんとおばあちゃん、それに景織子のお兄さんしかいない。…ん、だけど~~。お兄さんは部屋から出て来ないし。とにかく静か。」

「そっか~~。」
「それに…。景織子がとにかく成績トップクラスだから~~。」

耀司、目を真ん丸に、
「へぇ~~。」

「学年、トップクラスだよ。」
「凄ぇな。」

「だから、千愛も詩乃も、分かんないとこがあると、すぐに景織子~~って事になる。景織子、子供の頃から、遊び感覚でおとうさんやおばあちゃん、おじいちゃんに勉強見てもらったって言ってたから、楽しく勉強するるコツっての、知ってるからね~~。」

話を聞きながらに耀司、
「いやいやいや。」
そして、少し、考えた風に、
「それにしても…。」

その声に芙美花、
「うん…???」

途端に耀司、芙美花を見て右目を歪めて、
「おま。友達に恵まれてんじゃん。」
両眉を上下に。

瞬間、芙美花、目を見開いて、
「そぅ。そぅそぅそぅ。その通り。顔を落として、いや~~。ほんと今、私、ある意味、友達がいてくれて助かったって、心底言える。」

ニヤニヤとしながら耀司、
「うんうんうん。…それに…、景織子ちゃんや千愛ちゃん…???それに、詩乃ちゃん。とにかく祐里子とのつながり…、だよな~~。」

芙美花、
「うんうんうん。とにかく納得。」








ママでいい…。   vol,174.   「睦美さんの事、大切にしてよね。」

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