「今度は、その逆をやればいい。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「…って…。でもさ~~あ~。こうなった手前。…って言うか~~。」
耀司。椅子に座ったままで、頬杖を就くように。そしてぷ~垂れた顔をして。

そんな耀司を見て汐梨。
「何よ。」

「これから、どうすりゃいいんだよ~~って話~~。芙美花にも朝、話したけどさ~~。」

その話に汐梨、目をパチクリと。
「はっ…???」

耀司、
「女性を誘った事がな~~い~~。ん~~。ほら、祐里子の時は100%完璧に祐里子が誘ってくれたから~~。俺はそれに従って~~~。」

「ふん。」
汐梨。
「確かに。そうだったわよね~~。かかかかか。義姉さんもそれは言ってた。」

耀司、いきなり、
「うそ。」

「んんん~~。ほんと。」
汐梨、目をパチクリと口を真一文字に。
「ふん。」
そして、空を見ながら、
「女性の中には~~。女からばっかり~~???…いっつも電話、メール、ラインするのは私から。相手からは何の連絡もなし。そんなのってある~~???…って。」

耀司、その話に、
「んん…???」

「義姉さん、私はそんなの関係ない。別にいいじゃん、好きならこっちから誘ってばかりだって。…ってね~~。」

耀司、
「うそ。」

「…ってか。私だって、その話、義姉さんから聞いた時、頭の中で、この人、凄っ。…って思ったもん。…ってか。私の場合…???…パパと…???…勝臣と出会ったのが~~。ほら。私がオーストラリアに~~。」

耀司、
「うんうんうん。留学やらワーホリー。」

「うんうんうん。」
「それこそ、義姉さんの友達からの紹介で~~。…で、勝臣に出会って、うそ。この人って。面識があったから、もぅ~~。トントン拍子に。だから、片思いも何も、会ってすぐに、お付き合い良いですか。に、なっちゃって~~。その時点でOK~~。だから、私も~~。どっちかって言うと~~。恋愛経験って、特になし。」

耀司、コクリ、コクリと。
「うんうんうん。」

「恋愛経験は~~。特にはなし。…なんだ、けど~~。…なんだけど~~。逆に、恋愛経験がないからって何よ。って話~~。男女が一緒になるって時に。別に、恋愛って…、関係ある…???…変な話、出会ってその日に関係を持って、3か月後には妊娠。…で、出来ちゃった結婚。…で、まっ。これも極端な話なんだけど~~。男性の方も~~。仕方ない。か、で結婚よ。まっ。その間、男女としては、何だかんだ、大変だとは思う。けど~~。そういう、事もある。…って、言うか~~。もぅ、なるようにしかならない。」

耀司、話を聞きながらに、
「……。」

「その逆に…。妊娠って、聞いただけで、破綻。なんて場合もね。」
そこまで言って汐梨。
「兄さん。」

耀司、汐梨を見て、
「うん…???」

「確かに。兄さんの場合、義姉さんから100%、デートの誘い。他、諸々、全てが義姉さんからのリード。」

耀司、その声にコクリ。

「ひとつ、教えてあげる。」

またまたその声に耀司、
「うん。」

「簡単な話。」
「は、あ…???」

「兄さんの場合、義姉さんとの場合の、今度は、その逆をやればいい。」

いきなり耀司、また、
「は、あ…???」

今度は汐梨、
「何、その、は、あ…???…って。簡単な事でしょう~~。これから、どうすりゃいいんだよ~~って話~~。…ってたって。それが~~。兄さんと義姉さんの場合も~~。それが、恋愛経験だって事~~。」
そう言って汐梨、
「…んなの。仮に、睦美さんにさ。その話をしたとしても~~。義姉さんと兄さんの場合の話し…???…睦美さん、何とも思わないって思うよ。」

耀司、いきなり左手を振って、
「いやいやいやいや。」

「いやいやいやじゃない。ホントの話し。事実、昨日今日の睦美さんと初めて会ったと言う事ではない。もぅ~~。出会って数ヶ月は経っているんだから~~。しかも、何度も会って~~。」
口を尖らせて、
「それに、家にもお邪魔~~。もぅ、そこまで行ってんの~~。…逆に、世の女性からすれば、うそ。お互いの家にまで行ってて、何も…???…うそでしょう~~???…に、なっちゃうのが今の女性の気持ち~~。…と、言うか、感覚~~。常識~~。…って言うか、それこそ。…そこまで行って、何もない。」
顔を傾げて、
「…ちょっと…、変…???…に、なっちゃうのよ~~。」

耀司、
「いやいやいや。」
左手を振りながら、
「いやいやいやいや。」

汐梨、そんな耀司を見て、またまた右目を歪めて。
「あのね、兄さん。」

「うん…???」
耀司。

汐梨、蔑むような目で耀司を見て、
「……。」
そして、いきなりテーブルを右手で、ペン。
「だから。」
またまた蔑むような目で。
「トンチキだって言われんのよ。」

「いや。」
耀司。

汐梨、
「何よ。」

「…んな事、言ったって~~。」
「あ~~、そお。んじゃ、分かった~~。私、帰る。後の事は全~~ん部、芙美花にお願いして。私は高井戸家の敷居をまたぎませ~~ん。」

「また~~~???」
耀司。








ママでいい…。   vol,161.   「今度は、その逆をやればいい。」

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