芙美花、目を丸く、「えっ…???…って言うか、どうやれば…って。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 芙美花、目を丸く、
「えっ…???…って言うか、どうやれば…って。」

耀司、正直に…、嬉しい。けれども、昨夜は眠りながら、頭の中で、
「…これから、どうやれば…。」
頭の中には祐里子との事が…。

けれども、実際、祐里子の時は祐里子が完全に耀司をリード。
耀司は祐里子の言うかがまま。するがままに。当然ではあるが、
祐里子の時は、100%、誘ってくるのは祐里子の方。耀司はそれに従えば良かったのだった。
確かに。普通であれば男性の方が女性をリード。
…と、言う一般的な…、慣用的な…。事実。
けれども祐里子はそんなスタイルをある意味、嫌っていた。
心の中では、「時代遅れ」とも思っていたのだった。

しかも、世の女性の、「あっちからは何の連絡もなし。いっつもこっちからばっかり。」
と、言う概念すら、祐里子にしてみれば通用しない。

結婚後、汐梨に言い放った話のひとつ。
「…んなの、好きなら良いの。どっちからでもいいじゃない。いつも私からばっかりで何か文句あるの…???…大体ね~~。耀司自身、そんな事、一切気にしてないから。」
と、言う、女性なのだった。

ついでに言っておくが、耀司と祐里子の場合、完璧に、祐里子からのプロポーズである。

遊園地でデートしている時に、コーヒーカップに乗っていた時に、祐里子、耀司に、
「ねぇ~~。私たち、結婚しよう~~。」

その声に耀司、祐里子に耳を寄せて、
「えっ…???…何…???」

祐里子、
「私たち、結婚しよう。私、耀司の奥さんになる。」

その時の耀司の言葉である。
「えっ…???…はははは。うん。いいよ。」

そして祐里子からいきなり耀司の唇にキス。
ただ…。この時、耀司、殆ど、「結婚概念」と言うのはなかった…、らしい。
単に、ノリで祐里子に、
「はははは。うん。いいよ。」
と答えたのだった。

けれども、耀司個人からしてみれば、もはや、この時点で…。
…というよりも、祐里子と言う女性から誘われての数ヶ月、
祐里子が傍にいる事自体が生活の要になっていた。
常に祐里子の言う事に間違ってはいないと、確信もしていたし、
その為に、一切の拒絶もしていない。

そして、ここが一番肝心なのだが、祐里子にとってみれば、
家事一切はダメ。な耀司ではあったが。確かに、鈍感でトンチキな耀司でもあった。
けれども、機械や電気に関してはプロ級。しかも、体格も良ければマスクもいい。
絶対に嘘は付かない。しかも、優しく、真面目な事にはトコトンの、説得力もある。
逆に、他の人が思いも付かない側面からのユニーク的な説得力があるのだった。

そして…、祐里子の完全リードの末に、ふたりは結婚。
その後、芙美花と言う女児が誕生するのである。





芙美花、父の話しを聞きながらに、瞬きしながら、
「あ、あ、あ~~~~。」
今度はいきなりテーブルに右肘を。そして…、右手を額に当てながらも、
「あ~~~ん。確かに~~。おとうさん…。おかあさんと…。」

その声に耀司、唇をビロンと。両眉を上下に。

芙美花、顔をクシャリとさせて、
「あっちゃ~~~。…確かに~~。おとうさん、おかあさんをデートに誘った…、なんて事、ないって。…いうか~~。完全100%、おかあさんの方からなんだよね~~。その…。女性を…、誘うにしても~~。…おとうさんからおかあさんに連絡って…。」

耀司、ポツリと、
「なし。…って、言うか~~。祐里子の方からが当たり前だったからね~~。それが日常になってたから~~。」

「な~~んだよな~~。」
芙美花、顔を下に。まだ手を額に。そして、顔を上げて、
「おとうさん、何とかなんない~~???」

いきなり目を真ん丸にする耀司、
「い~~~~???…と、言われても~~。…だから…。電話で、あぁ言った手前、中々、眠れなくてさ~~。」

芙美花、またもや、
「あっちゃ~~~。…女性を誘った事もない、イケオジ…、ってか~~???」
そしていきなり芙美花、両脚をバタバタとさせて、
「もぅ~~~。」
顔を天井に、
「おかあさ~~ん。」


こちらも…。正直言って…、嬉しい。芙美花。
学校への通学路。そして、電車の中。そして、学校でも、
「ふ~~~ん。」

そんな芙美花に景織子たちはニコニコといつもながらに話し掛けては来る。
何とかいつものスマイルを絶やさないように誤魔化す芙美花では、あった。






「…って…???わ~~お。かかかかかかかかか。」
汐梨。
「遂に決めたか。…って言うか。」
耀司を見て、
「いやいやいやいやいや。凄いね~~。睦美さんから…???…付き合いましょう。」
顔を傾げて…。そして今度は腕組みして…。目をキョロキョロと。そして、
「ん~~~。」
頭の中で、
「…彼女、中々、やるじゃん。」








ママでいい…。   vol,160.   芙美花、目を丸く、「えっ…???…って言うか、どうやれば…って。」

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