頭の中で。そして、「よ…う…じ…、さん。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「ヨ~~シ、バセット~~。散歩行こう~~。」
耀司。

麻沙美、いきなりバセットから起き上がって、
「麻沙美も行く~~。」

耀司、
「はははは。うん。」



そして…。

ご近所さん、高井戸の姿を見て、
「あら~~。久し振り~~。バセット~~。麻沙美ちゃん、こんにちは~~。」

バセット、そんなご近所さんに、
「ワン。」

麻沙美もお辞儀をして、
「こんにちは~~。」

耀司、ニコニコと。
「ど~~も~~。」





芙美花も帰って、叔母から父の事を聞いて、
「へっ…???」

汐梨、両眉を上下に。
「な~~んだって~~。」

「へぇ~~。ヨシカワで~~。パソコン~~。…ふ~~ん。そういうのって、あるんだ~~。何か、テレビドラマみたい。」





その夜。パソコンの画面を見ながらの耀司。
けれども左手にはスマホを。そして、画面を何度も見ながら。
その画面は、LINE。しかも…、睦美のアイコン。


片や睦美、既に自室のベッドに寝転びながら今日の事を。
何故か、考えているだけで、鼓動が。
「わっ。やだ。何…???…この感覚…。」
自然に高井戸の顔が頭の中で。そして、
「よ…う…じ…、さん。」
その時、テーブルの上のスマホにラインの着信音。
睦美、瞬間、ドキッとして、
「へっ…???」
いきなりベッドから起き上がってスマホを。
「うそ。」
開くと…。
「睦美さん。高井戸です。もぅ、寝てます…???」
そのメッセージに睦美、目を丸く、
「うそ。うそうそうそ。」
いきなり鼓動が高鳴る。口の中の物をゴックンと。僅かに手には汗が…。



耀司、
「早っ、既読なっちゃった。」
けれども目を閉じて頭をガックン。
「やっちゃった~~~。」
そして椅子の背もたれに背中を。そして頭を後ろに垂れるように、
「あ~~~。」
すると、ププ。いきなり体を元に、
「ん…???」
スマホの画面。
「まだ、寝てません。」

睦美、既にベッドから降りて脚を崩して。しかもスマホの画面をガン見。
「既読。」


耀司も口の中の物をゴックンと。
「いきなりラインですみません。」
すぐに既読。

そして、ププ。
「いいえ。」

睦美、メッセージを打ちながらも、ププ。
「早。…お時間、良いですか。」
打っていた文字を削除しながら…。新たに、
「あ、はい。」

既読。
「大丈夫です。」

高井戸から、
「ありがとうございます。あの。」

「あ、はい。」

耀司、
「う~~。心臓、バックンバックン。」
そして、
「あ~~ん。どうしようかな~~。」

睦美から、
「今日は、ありがとうございました、パソコン。」

「おっと。」
そして、
「いえいえいえ。」
そしてまた、
「あの、睦美さん。」

「あ、はい。」
「迷惑ならいいんですけど、申し訳ありませんが、その、お付き合いって。」

いきなり睦美、ドキン。そして、鼓動が高鳴る。そして、
「あ、いえ…。」

耀司、その、「あ、いえ…。」に、いきなり頭を後ろに。
「うわ、ヤバッ。」
ププ。

睦美、
「お付き合いしている人はいません。」

耀司、すぐさま、
「おっと~~~。」
そして、
「睦美さん、今、お付き合いしている人って、いないんですか…???」

睦美、頭の中で、
「…いる訳ないでしょ。高井戸さんの事が。」
そう思っていきなり顔を赤くする睦美。震える指で、
「いません。」

耀司、思わず、
「ふぅ~~~。」
そして、少し安心感が…。
「じゃあ、あの。迷惑でなかったら、僕と。その…。」
耀司、途端に、
「え~~ぃ。面倒くさい。」
そのまま睦美のアイコンを。そして音声通話に。


いきなりのラインの音声通話の着信音。
「タララタラタラタン。」
睦美、目を見開いて、そしてドキン。
「びっくりした~~。」
鳴り響く着信音。
「タララタラタラタン。」
睦美、指を。
「はい、もしもし。」


鼓動が高鳴っている耀司。
「もしもし。睦美さん…???」

睦美、
「あ、はい。」

「ごめんなさい。いきなりラインで。そして、しかも、電話で。」
「あ、いいえ。」

「あの…。もし。もしでいいんですけど、迷惑じゃなかったら。あの、その…。」

睦美、また、口の中の物をゴックンと。そして、
「お付き合い、いいですか。」

耀司、瞬きをして、
「あ、え…???」
そして、
「睦美さん…???」

「あ、はい。」
「今。」

「あ、はい。」

耀司、
「僕と…。あの、その…。」

「あ、はい。」
「付き合って。」

睦美、目を閉じて、息を吐いて、
「ふぅ~~。」

耀司、狐に撮まれたな顔で、
「僕と付き合って。」

睦美、目を閉じたままで。そして、今度は正座になって、
「あ、はい。」
スマホを耳にしながら頭をコクリと。
「お願いします。」

耀司、今度は目を真ん丸にして、
「あは。あはははは。はい。はいはいはい。お願いします。僕の方こそお願いします。」

睦美、思わず目が潤んで、
「はい。お願いします。」

耀司、いきなり両腕を天井に向けて、
「やった~~~っ!!!」

遠くから聞こえてくるような、その声。睦美、
「えっ…???」

耀司、
「あれ…???」
通話はまだ切れてない。そして、
「うそ。」
スマホを耳に。そして、耳から外して睦美、画面を見て、ニコニコと。
「ふふ。」

スマホから、
「もしもし。」

睦美、また耳に、
「あ、は~~い。」








ママでいい…。   vol,157.   頭の中で。そして、「よ…う…じ…、さん。」

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庄司紗千「おふろ月夜」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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