そして…。席から立ち上がる耀司。
生野、事務局の方を見て、
「眞鍋さ~~ん。」
事務局員が眞鍋に顔を。
睦美、
「あ、は~~い。」
生野、眞鍋に招き猫。そして、耀司に向かってお辞儀をしながら。
事務局員、それぞれが…。
「良かった~~。パソコン復活~~。」
「うんうんうん。」
「ヨシ。これでまた、作業開始。」
「やりますか。」
珠里、事務局長と話をしている高井戸を見て、
「高井戸さん、肩、治ったんだね~~。」
有紀、コクリと。
「うんうん。そうみたいね~~。」
奈織、
「木守さんから話聞いた時には、びっくりしたけど。」
珠里、数回頷きながら、
「うんうんうん。」
生野、高井戸に、
「本当に助かりました。」
睦美も、耀司に、お辞儀をしながら、
「どうもありがとうございました。」
そして、ニコニコとしながら頭の中で、
「…良かった。肩、包帯取れている。」
耀司、そんな睦美にニコニコと、
「いえいえ。」
耀司、顔をコクリと。
「では…。」
そして、瞳を僅かに。
「あ。」
事務局長に、
「また、何かありましたら、どうぞ、遠慮なく。」
けれども、
「うん…???」
そして、頭を掻きながら、
「ははは。…そんな事言いながら、事実。今、名刺、持ってなくってあれですけど…。」
生野、右手をヒラヒラと。
「いえいえ。」
そして…、ポケットからスマホを。生野、申し訳なさそうな顔で、
「失礼でなかったら、高井戸さん、電話番号を。よろしければ。」
耀司、ペコリと。
「はい。是非是非。よろしいですか。」
「どうぞ。」
そして…。耀司も自分のポケットからスマホを。
「はい。来ました。」
生野、再び深く頭を下げて、
「ありがとうございました。」
そして、
「あっ。高井戸さん。」
その声に耀司、
「あ、はい。」
生野、ニコリと。
「肩、治りましたね。はは。木守さんから話を聞いて。」
そこまで言って、事務局の職員に顔を。
「みんな、心配して。」
その声に耀司、面映ゆく、
「あは。」
頭を掻きながら、
「えぇ~~。はい~~。」
生野、
「打撲って聞いて。」
「えぇ~~。」
チラリと睦美を。
睦美、僅かに瞬き。
耀司、話を逸らすように、
「…はは。…では。僕はこれで。」
事務局長に深く頭を下げて。
生野、高井戸に一礼。
睦美も深く頭を下げて、
「ありがとうございました。」
耀司、サラリと睦美に右手を挙げて。
睦美も同じく。自然に。
そんな仕草を見て生野、ニッコリと。事務局の前に。生野、
「いやいやいや。助かりました~~。」
眞鍋、生野にペコリと。そして自分の席に。
奈織、
「あ。でも、どうして高井戸さんが…???」
その声に珠里も有紀も、彩未も、
「うんうんうん。」
万智、自分の席に戻った眞鍋に、
「眞鍋さん…???」
睦美、照れながらも、
「私の弟が、高井戸さんの友達に。」
珠里、
「友達…???」
有紀、
「え…???…何がどうして…???」
奈織も、
「どういう…。」
生野、みなにニコリと、
「ジャズフェスで、知り合ったそうです。」
彩未、
「ジャズフェス…???」
珠里と有紀、
「あ~~~。」
「はいはい。ほら、以前、ここでジャズフェスのポスター。」
彩未、口を尖らせて、
「あ~~。うん。うんうんうん。確かに~~。…でも、それが…???」
生野、
「私もジャズが好きでジャズフェス行ったんです。」
万智、
「えっ…???生野事務局長、ジャズファン。へぇ~~~。知らなかった~~。」
生野、クスクスと。
「意外…、でしたか…???」
瞬間、万智、
「うん…???」
顔を傾げて、
「あれ…???…でも…。眞鍋さん、の、あの、ビアノの曲。…うん…???」
そして、
「まっ。いっか…。」
奈織、
「あ~~。確か、そこで偶然、事務局長、眞鍋さんたちと。」
珠里と有紀、
「あ~~。はいはい。そんな事、言ってましたね~~。」
生野、
「え~~。」
そして眞鍋に、
「それからの付き合い、なんですよね。弟さんと高井戸さん。」
睦美、その声に、コクリと。
「え、え~~。」
そして睦美、
「何でも、弟が言うには、高井戸さん、結構、機械や電気には詳しいって。プロ並みって話を聞いたんです。」
有紀、
「高井戸さん、仕事、何してんの…???」
珠里、
「ここに来るときはバッグ。四角い奴…???…持って来てるけど。」
睦美、
「パソコンだそうです。」
万智、
「パソコン…???」
睦美、コクリと。
「弟が言うには、高井戸さん、お仕事、Webデザイナーという事で。」
瞬間、全員、目を見開いて、
「凄っ!!!」
有紀、
「いやいやいやいや~~。凄いわ~~。」
顔を傾げて。
「Webデザイナーって、花形じゃん。ひぇ~~~。」
顔を左右に揺らしながら。
奈織も、
「うんうんうん。」
万智、睦美に、
「凄いんですね、高井戸さんって。」
その声に睦美、ニッコリと頷いて。
珠里、眞鍋に、遠くから、
「じゃあ、眞鍋さんの~~。その弟さんと~~。高井戸さん、友達同士で…。」
睦美、僅かにペコリと、
「えぇ。」
彩未、
「へぇ~~え~~。何か、ぐぅ~~んと、高井戸さん、近づいてきた感じ~~。」
ニコニコと。
「うんうんうん。いいかも。」

ママでいい…。 vol,155. 奈織、「あ。でも、どうして高井戸さんが…???」
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