「では。」
耀司、生野のパソコンから。
2人、3人と、生野の席に。
…けれども、みな、高井戸が何をどうしているのかさっぱり。
そして…、キーボードを打ちながらの高井戸とパソコン画面を見て、みな口々に、
「凄っ。まるでドラマか映画。」
生野も、
「ん~~。何処をどう、操作すれば、ここまで…。…確かに。映画やドラマでも、こういうシーンって…」
そして…。5分ほど…。
耀司、画面を見て、
「ん~~~。ここですね。」
みな、いきなり画面に集中。
生野も、
「え…???」
但し、何がどうなっているのか…。
耀司、
「もしか…したら、何かの拍子で外部からの侵入に、間違えてEnter keyを押してしまった。…なんだけど~~。でも、その実行には時間が掛かり、数時間、或いは数日…???…で、こういう結果に。」
画面の一部にマウスのポインターを当てて、
「ここが、書き換えられているんです。普通…、こういうのは有り得ないんです。PINコードが全てのパソコンで共通であれば、当然、全パソコンで書き換えられている事になります。」
珠里、
「うそ。…って、PINコード、自体が分からない。」
珠里、目を右に左に。
耀司、その声に、
「はは。まぁまぁ。」
有紀、
「…って、私も…。」
生野だけが、
「ん~~。確か、パソコンの最初の設定で…。…初期設定で…。」
耀司、
「はい。まぁ。個人の…、プライベートのパソコンであれば、勝手に他に誰かにパソコンが使えないように。…するための…。自分だけの…。…何て言うか、暗唱番号…、みたいなもの…、ですよね。」
奈織も、
「へぇ~~。そうなんだ~~。はは。私なんて、パソコンなんて、ここでしか使わないから。」
珠里も有紀も、頷きながら、
「うんうんうん。」
珠里、
「みんな、スマホだもんね。」
生野も頷きながら、
「…ですよね~~。」
珠里、生野を見て、
「事務局長は…???」
生野、自分に右人差し指を。
「私…???…いや。私は…、まぁ。」
にやけながら、
「職業柄、家でもパソコンは~~。使います。…でも。」
顔を傾げて、
「こういうのは…。未だに~~。」
耀司、
「まま。いろいろと、あります。…で。…だから、これを。通常通りに。」
耀司、
「書き換えて。」
キーボードを打って、Enter keyをトン。
「これで終了。」
数秒後。
耀司、前方を見て、事務局員たちに、
「一度、パソコンをシャットダウンしてみてください。そして、もう一度起動してみてください。」
1分もしない内に、
「どうですか…???」
既にそれぞれの席に就いている事務局員たち。
奈織、
「あ、動いた。」
彩未も、
「うんうんうん。動いた、動いた。ははははは。」
有紀、
「うそうそ。」
自分の席に。そして…。
「わわわわわ、ほんと、凄い。動いた~~。」
語尾を強く。
睦美も、ニッコリと、頷いて、
「動きました。」
生野、
「いや~~。助かりました。いやいやいや。何てお礼したらいいか。」
耀司、頭を掻きながら…。そして、椅子から立ち上がり、
「いやいやいや。お礼なんてそんな。…ははは。とにかく、麻沙美の事、よろしくお願いします。」
生野に丁寧にお辞儀をして。
生野、そんな高井戸に、右手をヒラヒラと、
「い~~ぃえ~~。こちら、こそですよ~~。麻沙美ちゃん、とにかく、こちらではお客様ですから~~。」
そして生野、
「あ、奈臣さん。高井戸さんにコーヒー。お出しして。」
珠里、ニッコリと、
「あ、はい。」
生野、
「申し訳ありませ~~ん。こんな事しか出来ずに~~。」
耀司、ニコニコと。
「いえいえ。」
顔を左右に。
「とにかく。」
生野。
「業者に電話したら、最短でも1週間って…。」
ニコニコと耀司、
「でしょうねぇ~~。結構多いですよ、パソコンの不具合って…。操作は出来ても、中々どうして。いざ、あれ…???…何で…???…動かない。良く、フリーズって表現ありますけど、何回もシャットダウンして、起動しても、変化なし。お手上げ。…でぇ~~。業者に。まっ。確かに、業者なら、ものの数分で…。…なんですけど~~。そこに辿り着くまでが…。時間が…。」
生野、
「ですよね~~。」
珠里、コーヒーを。
「高井戸さん、コーヒー、こちらで、どうぞ。」
生野、右手を指して、
「どうぞ、どうぞ。」
その瞬間、事務局員たち、一斉に、
「ありがとうございました~~。」
耀司、そんな事務局員たちに笑顔で会釈を。
奥の席で睦美もニッコリと。そして、
「良かった~~。」
生野、高井戸に、
「話に寄ると、眞鍋さんの弟さん。」
耀司、コーヒーカップを持って、
「いただきます。えぇ。ジャズフェスで偶然に。」
生野も、
「えぇ、えぇ。私も、お見掛けしました。ちょっとだけですけど。」
耀司、
「それからですよね~~。眞鍋、晄史さんと言うんですが、日本人の友達がいないからって、友達になって下さいって。」
生野、頷きながら、
「なるほど、なるほど。」
「ライン、交換しちゃいました。」

ママでいい…。 vol,154. みな口々に、「凄っ。まるでドラマか映画。」
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