ふたりのママさんと別れての耀司、
「いやいやいや。凄ぇな、ママたちの情報網。どっから…???」
汐梨、その事を耀司から聞いて、
「うそ~~~。いや。私。」
顔を左右に。
「全然、知らない。…って言うか、ふたり共、そういう事は、私には話さないもんね~~。さすがに気構えてる。どうせ、知っているもんだと思ってる。みたいな。」
耀司、
「ふ~~ん。脇坂さん。上那賀さんだっけ…???」
その声に汐梨、
「うん。」
「まぁ…、他にもママさんたち、園児の数と同じくらい。いる、訳だけど~~。脇坂さんって何歳くらいのママさん…???」
「私より3つ上かな~~。上那賀さんは私より2つ下~~。どちらか…と、言えば、私と脇坂さん、…で、上那賀さんが年齢的には、まみさか保育園に通う園児のママさんたちでは年長かな~~。後はもぅ~~。30代、20代だから~~。」
耀司、その話に、
「ふ~~ん~~。…って事は~~。…その、30代、20代の…、ママさんたち…???」
コーヒーを飲んでいる汐梨を見て。
汐梨、
「うん…???」
両眉を上下に。
耀司、
「…ってか、凄いね、ママさんたち。…いや。ふたりのママさんたちと別れて、俺、そんな風に感じて。」
汐梨、
「ふふ~~ん。…当ったり前でしょう~~。侮れないから、女性の情報網。」
その声に耀司、
「あ~~。…それ、脇坂さんも同じ事、言ってた。」
「とにかく、噂好きだからね~~。…って言うか~~。ほらご覧なさ~~い、兄さん。…とどのつまりは、ママさんたちからも~~。いい人って~~。」
「…え…???…あれ…???」
有紀。
「あ。うそ。あれ…???」
珠里。
「え…???…なにこれ…???」
彩未。
「嘘でしょ…???…全く動かない。」
珠里、
「うそ。そっちも…???」
すると…。睦美も、
「あれ…???」
有紀、
「え~~ん…???…眞鍋さんも~~。」
睦美、
「えぇ。」
顔をコクリと。
「全く動かない。」
事務局に入ってきた奈織、
「うん…???…どうしたの~???」
彩未、奈織に、
「パソコンが急に動かなく。」
奈織、可笑しがって、
「いやいやいや。そんなはず。」
そして自分のパソコン、
「え…???…うそ。マジ…???」
珠里、困った表情で、
「やばいよ、これじゃ、仕事、なんない。」
生野が取引先の人と一緒に事務局を通って玄関に。
珠里、
「事務局長~~。」
生野、取引先の人に丁寧にお辞儀をしてニコニコと。そして…。珠里に、
「どうしました…???」
事務局員たち、
「パソコンが急に動かなく。」
そして、
「うんうんうん。」
生野、
「えへ…???…そんなはずは…。」
自分の席に就いてパソコンを…。マウスを。…すると。
「あれ…???」
パソコンの上も下も裏も…。
「そんなはずは…。…おかしい…。」
そして生野、キャビネットの中から埃とりのスプレーを。
珠里、
「いや、事務局長、事務局長のだけでなく、みんなのも…。」
すぐさま生野、目を丸く、
「あ、そっか…。…って、全員の~~???」
そこまで言って、
「1台のなら、まだしも…。全員のって…。…そんなの、有り得る…???」
有紀、
「分かんな~~い。…でも、仕事になりませんよこれじゃ~~。」
生野、腕組みをして、
「困りましたね~~。」
そしてブックスタンドから一冊のファイルを。
「待ってくださ~~い。」
ページを捲りながら…。
「あっと、これだ。」
業者欄のファイル。受話器を取って…。数秒後…。
「あ、もしもし、ヨシカワ音楽教室の生野と申します。お世話様です。実はですね~~。」
有紀と彩未、奈織、
「どうしよ~~。仕事にならない。…と、言うより、もし、ファイルが消えてたら。」
珠里、身震いしながら、
「それ、言わないで。恐い。」
生野、
「あ、あ~~。そうですか~~。…はい。申し訳ありません。他、当たってみます。」
珠里と有紀、
「事務局長~~。」
その声に生野、局員たちを見て、顔を左右に。
「最短でも1週間後。…だそうです。予約で埋まっているそうです。」
珠里、へ垂れた顔をして、
「そんな~~~。」
奈織、
「仕事に。」
生野、
「とにかく、他所を当たってみます。」
局員たちも、
「は~~い。」
珠里、
「仕方がない。んじゃ、私たちも、自分たちのスマホで何とか…。」
奈織、コクリと。
「ですね。はい。」
彩未も万智も、
「はい。」
けれども睦美は…。頷いてはみたが…、何処をどう…。そして。
「困った~~。」
瞬きをしながらも…。…すると、
「あ。晄史。もしかして、レコード会社の誰か。」
ラインで晄史に。ものの30秒程。ラインで通話の着信音。
「もしもし、私。晄史~~。」
スマホから、
「何…???音楽教室のパソコンが全部フリーズ…???」
睦美、
「あん。そうなの。全員のパソコン~~。誰か、パソコンに詳しい人。」
「いや。僕の方には…。全く…、その辺の専門家は…。…って言うか姉さん、ひとりいるじゃない。」
その声に睦美、
「へっ…???…誰よ。」
晄史の声。
「高井戸さん。あの人、機械も電気も。」
瞬間、睦美、目を見開いて、
「あ、そっか。」

ママでいい…。 vol,152. 「凄ぇな、ママたちの情報網。どっから…???」
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