気付けば睦美、いつも通りの朝。
けれどもスマホがいつもの場所にない。
「え…???…スマホ…。」
顔を左右に。
「え…???…うそ。」
布団の上、布団の中。
「うそうそうそ。まじ…???」
そして…、布団を捲って、今度は…。すると…。ベッドの下に…。
「あ~~った~~。んもぅ~~。」
髪が前にバッサリと。
「…ったく~~。」
髪を掻き上げスマホを。その時。
「えっ…???」
スマホの画面を見て。そして…、何かしら、気落ちしたように。
「そっか~~。ライン、しなかったんだ~~。」
昨夜、そのままスマホを胸に、眠ってしまったようだった。
一方…。耀司の方も…。
目覚めて。右腕だけを伸ばして。
「あ~~~。」
そのまま机の上のスマホを見て。スマホを見つめて…。
「…結局…。出来なかったな~~。」
耀司、パジャマ姿のまま、リビングに。
「おはよう~~。」
既に制服に着替えている芙美花、
「あ、おはよう~~。はいはい、おとうさん。ご飯、ご飯。」
そして…。ふたり共に、
「いただきます。」
そして…。
芙美花、
「行って来ま~~す。」
耀司、新聞を見ながらコーヒーを。
「行ってらっしゃ~~い。」
そして…、家の中を見回して、
「さすがは。整っておりますね~~。」
そして…。数日後…。
学校から帰宅した芙美花。
「あれ…???」
汐梨、キッチンで、
「ふふふ。」
耀司、
「おぅ、おかえり~~。」
芙美花、父を見て、
「えっ…???…おとうさん。」
耀司、芙美花のその声に、ニコニコと、
「ジャジャ~~ン。」
両腕を広げて。
汐梨、
「はは。今日、病院に行ってきたんだって。あれから2週間。」
芙美花、
「うんうんうん。」
「先生から、もぅ大丈夫でしょう~って。」
芙美花、目を真ん丸にして、
「や~~った~~。はははは。おとうさ~~ん。」
耀司、そんな芙美花を見てニコニコ。
「うんうんうん。これも芙美花の協力と手助けがあったから。お風呂上りに。そして、朝に。」
汐梨、
「うんうんうん。いやいやいや、芙美花、偉~~い。それも、毎日だもんね~~。」
芙美花、面映ゆく顔をコクリと。
「うん。」
そして芙美花、父の左肩を。
「痛くない…???」
耀司、
「あぁ~~ん、もぅ、全然。」
芙美花、ニコニコと。
「はははは。良かった~~~。」
汐梨、
「まま。医師の許可が出れば、もぅ~~、安心。」
芙美花もニッコリと、
「うん。」
「ただ。」
汐梨と耀司、同時に。
「無理は禁物。」
汐梨、
「あ。その事、晄史さんと睦美さんには…???」
その声に耀司、
「うん。しっかりと。病院からの帰りに。」
ようやく晄史、打ち合わせが終わり、自分の席に。
そして、バッグから自分のスマホを。1通のライン。
「あ、高井戸さん。…左肩、包帯、外れました。許可が出ました。」
そのメッセージを見て晄史、
「お~~ほほほほほほ~~。」
耀司、
「はははは。さすがに、捗りますね~~。」
すると、ラインの着信音。すぐさま、
「おっ。来たか…???」
そして画面を。
「うんうんうん。晄史さん。」
一瞬、頭の中で耀司、
「…こっちか。」
と、言うニュアンスも…。画面を見て、
「お疲れ様です。包帯取れて、良かったです。もぅ~~。大丈夫ですね~~。はい。連絡、ありがとうございます。」
それから30分後にはまたラインの着信音。耀司、
「おっと~~。」
そして、睦美のアイコン。
「おっ。来た来た。」
「お疲れ様です。資料整理に追われて、今、ライン見ました。良かったです。安心しました。それではまた。」
耀司、ニコニコと、
「はいはい。」
するとまた睦美から、
「あっ。じゃあ…、また麻沙美ちゃんと教室に…???」
耀司、そのメッセージに、
「うん…???」
そして…。
「あ、そっか…。」
昨日の汐梨の会話が頭に。
耀司、
「ん~~。」
そして…。
「多分、そうなるかと…。送信。」
すると、またピコン。
「では…。お待ちしてます。」
途端に耀司、
「えっ…???」
無意識に左手でスマホを持って、椅子から立ち上がり、
「えっ…???…えっ…???えっ!!!」
そして…。
「いやいやいや。」
ドアを開けて、
「いやいやいやいや。おぃおぃおぃ。」
廊下を。
「おぃおぃおぃ、汐梨~~。」
リピンクではまだテーブルで麻沙美がお絵描き。
芙美花は2階の自分の部屋で、勉強だろう。
その声に汐梨、耀司に、
「うん…???…どうかした~~???」
スマホを見ながら耀司、
「これこれ~~。これ、どう思う…???」
汐梨、差し出されたスマホのラインの画面を見て、
「うん…??? お疲れ様です。資料整理に追われて、今、ライン見ました。良かったです。安心しました。それではまた。…で、あっ。じゃあ…、また麻沙美ちゃんと教室に…???…で、多分、そうなるかと…。うんうん。で、では…。お待ちしてます。」
そこまで呼んで汐梨、耀司にコクリと。
「ふん。そのまんまじゃない…???」
耀司、汐梨に、
「いや。そのまんまって、おま。」
「だから。」
耀司の左肩をポンと。
「また、麻沙美をヨシカワに、お願~~い。」

ママでいい…。 vol,150. 「これも芙美花の協力と手助けがあったから。」
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