「小学の頃から、算数が得意。中学でも数学はね~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「兄さん、小学の頃から、算数が得意。中学でも数学はね~~。…で、物を弄るのが…。あれって…、とうさんからおもちゃ…。…って言うか、プラモデル買ってもらってから…???…物の数分で組み立てちゃう。」
汐梨。

晄史、
「うそ。」

「…って言うか…。」
耀司、
「僕、小さい時から物を弄るのが好きで~~。おもちゃでも、一度バラしても、その…、部品…???…どこから外したのか自然に頭の中に入ってんだよね。だから、バラしてもすぐに元通りに…???…で、設計図みたいなの…???…まっ。一度見たら、それ、すぐに頭の中に入ってたんだね~~。だから、何も見ずにすぐに。」

汐梨、ウーロン茶を飲んで、
「そういうのが、あったからじゃないの~~。もぅ~~。なんでもかんでも。」

「確かにね~~。」

汐梨、チラリと麻沙美を見て、
「な、もんだからさ~~。近所の子供たちや大人までも、壊れたおもちゃやら機械やら、動かなくなった…、接触が悪いとか…???…みんな兄さんに持ってくんのよ。」

晄史、
「へぇ~~。」

「…で、早いのなんて数分。長くても1時間ちょっとで、わお。治った~~。って、持って帰んの。」

睦美、
「す~~ご~~~。」

「まぁ…。」
汐梨、またウーロン茶を一口。
「そんな…、機械弄り、電気弄りが得意で。算数、数学が得意で。…で、結局は、その延長で高校に入れば物理が好きになって。ま。柔道も変わりなく。…なんだけど~~。」
耀司を見ながら、
「高校の担任から、おま、大学どうする…???…って言われて~~。担任から、まっ。柔道って言うのも、ありかも…。けど…。おま。体…、大丈夫か…???…おまえなら、大学、理工でも、充分。」

いきなり耀司、汐梨を見て、
「…ってか、おま。良く、そんな俺の昔の事。家にもロクにいなかったくせに。」

瞬間、晄史も睦美も、今度は汐梨を見て、
「えっ…???」

晄史、
「木守さん…、家にいなかった…???」
姉を見て。

睦美もキョトンとして。

汐梨、耀司の声に、耀司を見て瞬き。
「えっ…???…あっ。あ、あ、はははははは。」
小刻みに顔を揺らして、
「ま、まぁ~~。はははははは。」
そして汐梨、耀司を見て面映ゆく顔をチョコンと。
「いや…。ただ。私はね。まっ。…その。家に帰ってから、かあさんが私に言うんだもん。話してくれるんだもん。そりゃまぁ、それはそれで…。その…。うん。仕方が、ないんじゃない…???…家には、男子はとうさんと兄さん。…でぇ~~。女子はかあさんと私しかいないんだから~~。それに、台所なんて、かあさんが一日の総決算で、私にその日の事を話すのがまぁ、一日の終わりの日課みたいになってたからさ~~。男子は台所、入れないんだし。」

耀司、話を聞きながら、何かしら不貞腐れたような…。
「ま。まぁ…。確かに。」
右目を歪めて。

晄史、
「でも。…なんだか、凄いですよね~~。高井戸家って。台所に男子が入れない。」

睦美も頷きながら、
「ん~~。うんうんうん。…なら、当然、台所の何処に何があるか、分かりませんよね~~。」
そこまで言って睦美、
「あ。…でも、もし、いざとなった時。」

瞬間、睦美、目を瞑って、
「あ、いや…。私…。あ、あ、あ~~。」
目を瞑ったままで、両手を前に。
「わわわわわ。…ご、ごめんなさい。私…、何…???…いきなり変な事。あ~~。」
今度は顔を両手で塞ぎながら、
「私の馬鹿。」

そんな睦美に耀司、可笑しがりながら、
「まっ。まぁね~~。もし、仮に~~。お袋が倒れて~~。…な~~、時は、多分、親父、近所のおばちゃんたちに電話しまくる。…だろうな~~。逆に、近所のおばちゃんたちの方が、ウチの台所、何処に何があるのか分かるって。」

汐梨も、
「うんうんうん。多分ね~~。…それこそ、何かしら、台所で必要なもの、しか、台所には置いておかないから~~。…じゃあなかったら平気で台所で他所の人とペチャクチャとなんて。…と、言うか…、その辺、家計はしっかりと、とうさん。握ってるから。」

晄史、
「あ。な~~るほど~~。」

睦美、思わず、
「ふ~~~。びっくり。」
そして高井戸を見て、
「ごめんなさいね、私、変な事。」

耀司、ニコニコと、
「いえいえ。」

「まっ。そんな訳で。」
汐梨、耀司を見て、
「兄さん、大学で本格的に理工。まっ。今の兄さんの実力発揮って奴よね。」

耀司、口を真一文字に。そして少し照れながらも、
「働かせて頂いております。はい。」

晄史、
「そうなんですね~~。そっか~~。高井戸さんも、子守さんも、和歌山県出身だったんですね~~。」

耀司も汐梨、
「えぇ。」
「はい。」

耀司、ふたりを見て、
「晄史さんたちは…???…確か、もぅ、日本に来て。」
汐梨を見て、またふたりを見て、
「もぅ…。日本に帰化してるって、聞いてますけど…。」

その話に睦美、目を丸く、口を真一文字に。

晄史、
「あ、はい。…もぅ…、かれこれ…。15年に。」








ママでいい…。   vol,068.   「小学の頃から、算数が得意。中学でも数学はね~~。」

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