ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第4楽章。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 部員たちはそれぞれの席に。
会場内は静まり返る。


そして…。黒のスーツに白いブラウスで…。
兼高悠月。

再び会場から拍手。

舘脇、季久美、
「いよいよですか。」
「えぇ。」


そして…。こちらでも…。

清水、
「頑張って~~。」

犬養、
「はは。緊張してきた~~。」

神代、
「うんうん。私なんてさっきからドキドキ。」

真っすぐ前を見て犬養、
「はは。当然だよね~~。」

清水、
「当然。…それに、あちらこちらにウチの高校の~~。」

その声に犬養、
「殆ど、ウチの高校の生徒や先生じゃないのぉ~~。」

その声にふたりとも、
「かかかかか。言えるかも~~~。」


確かに。あちらこちらに博楼高校の…。


汐梨、
「指揮者、女性…。」

耀司、
「うん。吹奏楽部顧問、兼高悠月先生。」

「へぇ~~~~。」

睦美も晄史も頷きながら、
「うんうん。」

兼高、観客に向かって丁寧にお辞儀を。


…そして…。

晄史、
「いよいよですね。」

睦美、
「うん。」

耀司、
「さて。第1部シンフォニック。…曲は…、分かんないんだよな~~。」

晄史も、
「そう…、なんですよ。」

いきなり。
「おほ。」

誰からともなく。そして、また、
「これ来たか~~。」

汐梨、
「凄っ。」

晄史、
「わ~~お。」

耀司、
「のっけから聴かせるねぇ~~。」


第1部シンフォニック・ステージ、

ドヴォルザーク、交響曲第9番「新世界より」第4楽章 。


耀司、
「いやいやいや。ドヴォルザークってか。」

睦美、
「うんうんうん素敵。」

晄史、
「やりますね~~。」

汐梨、いきなりバッグからハンカチを。鼻を啜って。

耀司、汐梨を見て、
「おぃおぃ。今からかよ。」

汐梨、既に目から涙が。
「だ~~って~~。凄いんだも~~ん。」

耀司、頷きながら、
「うん。とにかく。」

睦美、
「何度、聴いても、良いですよね~~。」

耀司、その声に頷きながら、
「うん。」

晄史、
「序幕からこれ。凄いね~~。」


凡そ、10分少々。そして、観客席からは拍手喝采。

耀司、
「さて。次は~~。」

睦美、
「うんうん。」

そして…。

また誰からともなく、
「おっと~~。」

耀司、と晄史、
「わお。」

そして汐梨と睦美、
「カルメン。」

そして、それぞれが、
「うんうんうん。」

耀司、ニコリと、
「いいんじゃな~~い~~。」

睦美、頷いて、
「うん。」



5分経過。

耀司、
「かかかかか。凄いな。」

他の3人も、
「うんうんうん。」



凡そ20分。再び観客席から拍手。

舘脇、
「うんうん。お見事。」
そして、
「教頭、次は…???」

季久美、
「ふふふ。これも、校長にはお分かりかと。」

舘脇、季久美を見て、
「ん~~~???」



そして…。

睦美、
「スメタナ。…連作交響詩「我が祖国」より モルダウ。」

汐梨、
「あ~~~。うんうんうん。曲名は分かんないけど、うんうん。この曲、分かる~~。」

晄史、
「良い曲ですよね~~。」



千愛と詩乃、
「凄いよ、凄いよ。」
「うんうんうん。景織子~~。芙美花~~。」



こちらは凡そ15分。

ようやく耀司、
「いやいやいや。何とも、どんな曲が来るのか、予想付かないところが、また良い。」

汐梨と睦美、
「うんうん。」

晄史、
「ですよね~~。」



舘脇、
「さて。」

季久美、
「えぇ。」

そして季久美、舘脇をチラリと見て、
「第1部、シンフォニック・ステージ、終了です。…そして…、これからは、第2部のポップス・ステージ。」
にこやかに舘脇、
「ほぅ~~~。」

汐梨、麻沙美に、

「麻沙美~~。トイレは…???」

耀司、
「ははは。今の内に、行っといで。」

麻沙美、いきなりの声に、
「えっ…???」
思わず目をパチクリと。

汐梨、
「ははは。寝てた。」

耀司、
「はははは。確かに、今の曲は、ある意味、子守唄かな…???」

汐梨、眞鍋達に、
「ちょっと、すみません。」

睦美も晄史も、
「いいえ。」
「はい。行ってらっしゃい。」



休憩時間は、凡そ10分。

耀司、睦美に顔をチラリと。
「眞鍋さんは…、クラッシック。」

その声に睦美、恥ずかしそうに、
「えぇ。」

晄史、
「姉さんは大学ではクラッシック。…そして、ジャズ。」

そんな晄史の声に耀司、
「えっ…???…眞鍋さん、ジャズ…???」

睦美、恥ずかしそうに頭をコクリと。
「えぇ。」

晄史、
「高井戸さんの娘さんは…???…どの辺に…???」

耀司、真っすぐ前を見て、
「丁度、真ん中辺りですかね。うん。かかかかか。かなり緊張していると思います。」

睦美、頷いて。

晄史、
「へぇ~~~。」
そして頷きながらも、
「そうですよね~~。…こんな…。」
周囲を見渡して、
「満員ですもんね~~。緊張しない訳がない。うんうん。」



濱村、腕組みしながらも、
「はははは。中々ね~~。」
そして隣の鶴来を見て、
「うそ。もぅ食べてる…???」

鶴来、その声に、
「うん…???…うん。当然。」

そんな鶴来を右目を歪めながら、
「か~~~。」

「久し振りに今日は、外食だからね~~。その前に下拵え。」


このふたり、実は、親戚同士。但し、他の教師たちにはシークレット。
知っているのは校長と教頭のみ。








ママでいい…。   vol,061.   ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第4楽章

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