その声にまた3人が…、沈黙。
…けれども晄史、
「あ。高井戸さん。また聞いても良いですか…???」
耀司、晄史に、
「えぇ。どうぞ。」
「娘さんの…、その…。高校って…。」
睦美、晄史に、
「あん、もぅ~~。晄史、また~~。」
耀司、睦美に、
「あ、いえ。」
そして晄史を見て…。けれども、意地悪そうに、
「あ。…でも、言っても多分、分かんないと思いますけど、博楼高校です。」
晄史、空を見ながら、目をパチクリと、
「博楼…高校…。」
そう言ってすぐさま、
「わっ!!!…えっ…???」
ビックリとした顔をして。
誓、いきなり、晄史を見て、
「どうしたの…???」
睦美も目を見開いて晄史を。
晄史、高井戸に、
「えっ…???…博楼高校。」
高井戸、いきなりの晄史の表情に目をパチクリと、思わずの同様、
「え…、え…、え~~、は、はい。」
「ちょ。ちょっ。」
左手を前に。
その仕草に睦美も、誓も、
「うん…???」
耀司、思わず口を噤んで目を見開いて。
晄史、ズボンのポケットからスマホを。そして…、画像を。高井戸の前に。
「こ、これです。」
思わず耀司、画面を見て、
「えっ…???」
そして、
「あ~~。あ~~。うんうんうん。そぅ。それです。」
その声に晄史、ニッコリと。そして画面を見て、
「はははは。」
誓も睦美も、
「…って、何…???」
晄史のスマホに。
晄史、ふたりに、
「うん。これ。」
ふたり、共に、晄史のスマホの画像を覗き込む。
睦美、
「これ、何て読むの…???」
誓、
「博楼…高校、定期演奏会。」
睦美、
「はくろう…???」
誓を見て、
「え…???…じゃあ…、高井戸さんの…。」
誓、
「あっ。」
晄史、画像を見て、
「そうか。そうだったんだ~~。」
誓、晄史のスマホの画像を見て、
「…って、言うか~~。このポスター、どっかで見たような…。」
晄史、誓に、
「会社に貼ってあるよ。」
「会社に…???」
「うん。最初は特に。…でも、広報の久坂(くさか)さんが、説明しながら貼ってたんだ。それ聞きながらに僕も聞いてみたいってなって思わず。」
スマホを持って、
「撮っちゃった。まだ、チケット、申し込みはしてないんだけど…。仕事で出来なかったし。」
耀司、
「へぇ~~。ダイナムズの会社に、博楼の定期演奏会の~~。」
晄史、
「えぇ~~。」
そして、
「広報の人、言ってました。博楼高校、かなりのレベルだって。」
耀司、その声にニッコリと。
「うんうん。」
晄史、高井戸に、
「当然、高井戸さんはこの、チケット。」
スマホを持って。
耀司、
「え、えぇ~~。ポスターは見た事ないんですけど、直接学校側に。僕と妹と姪の分を。妹の旦那は、ん~~。どうなるか分かんないから、予め、パスって事で。」
晄史、
「うんうんうん。」
そして、予めQRコードからアクセスした、
「あ、あった。これだ。え…???…残り僅か…。わお。んじゃ、3枚っと。」
睦美、誓、
「うんうんうん。」
すると晄史、
「わっ。うそうそ。…じゃあ~~。2…???」
すると、画面には、「購入手続き」。
「NICE。」
画面を見ながらの睦美と誓、
「うんうんうん。」
誓、
「…けど…、2枚かぁ~~。ふ~~ん。」
耀司、黙って3人を見ている。
誓、睦美と晄史を見て、
「お義姉さん、晄史と、行って来て。」
すぐさま晄史と睦美、誓を見て。
晄史、スマホで手続き中。
睦美、遠慮がちに、左手を振って、
「いえいえいえ。誓こそ、ふたりで行って来て。」
すると誓、
「う~~ん。行きたいって言うのは本音。…何だけど~~。ほら。今日みたいに、宣伝の仕事って、いつどうなるか。早い時は早いけど、滅茶苦茶忙しい時は9時10時にもなっちゃう。お義姉さんの場合、それもないし。事務の仕事だから。」
その声に睦美、
「あん。それはまぁ…。そうだけど~~。」
晄史、
「わお。かかかかかか。」
その声に耀司、そして睦美も誓も、
「うん…???」
誓、
「晄史…???」
晄史、高井戸に画面を。そしてニッコリと、
「完売しました。」
耀司、画面と声に、
「おぅ~~~。」
睦美、誓、
「わお。」
「凄~~い。」
晄史、睦美に、そして誓に画面を。
ふたり共に、
「うんうんうん。」
晄史、
「いや~~。ビックリ~~。」
耀司、そんな晄史に、顔を傾げて、
「うん…???」
睦美も誓も、
「うん…???」
「まさか、高井戸さんの娘さんが博楼高校。」
睦美、
「あ~~。うんうんうん。」
「しかも。今、これやってて。」
スマホを3人に。
「最初、3枚で注文したら、前に進まなかったんです。うそっ。…っ思って、もしかして2枚ならって思って2枚。…そしたら購入手続きにって。」
耀司、
「…と、言う事は、残り、2枚。」
睦美も、
「うんうんうん。」
誓、
「凄いよね。空席なし。」
耀司、
「まぁ。当日、何かしら、急用で聴きに来れなくなったって、人もいるかも、知れないけど…。いやいやいや。…それにしても…。……。…そう言えば…。」
耀司、思い出すように、
「去年は…。」
顔を傾げて。
「うん…???」
目をキョロキョロと。…けれども、
「ん~~。ダメだ。まっ。確かに、お客さんはいたよな。博楼高校、吹奏楽部定期演奏会。」

ママでいい…。 vol,058. 「娘さんの…、その…。高校って…。」
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