「とにかく、お義父さんの人脈の凄さだよ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 暁美、晄史の話しを聞きながらに、
「そっか~~~。」
ふと、ソファに座りながらも、右膝に右肘を。そして右拳を右頬に。
「確かに。…そうだよね~~。…この15年間。かあさんも、日本に来て…。武敏さんのお蔭で、いろいろと…。とにかく日本に慣れなきゃ、慣れなきゃって。」

その母の声に睦美も晄史も、
「うん。」

暁美、3人を見ながら、
「そんなかあさんに武敏さんもそうだけど…。…ん~~。とにかく、近所の人には感謝だよ。良くしてもらってる。」

晄史、にっこりと。
「ははは。かあさんの事、悪く言う人、全然いないし。」
顔をコクリと。
「うん。」

誓、
「あん、それはもぅ~~、私も~~。お義母さんと近所のおばさんの話し聞いていると物凄い伝わってくる~~。」
そして誓、姿勢を正して、
「暁美さん、あんたの悪口言う人いたら、ちゃ~~んと私らに言いな。とっちめてやるからって。」
そして、体を崩して、
「ふふふふ。」

暁美、その声に、
「かかかか。うんうんうん。…まっ。お蔭様で~~。翻訳の仕事も~~。韓国にいた時と同じ。」

睦美、そんな母を見て、
「うんうん、とにかく、お義父さんの人脈の凄さだよ。」

暁美、座り直して、
「でもね~~。武敏さんが亡くなった後。とにかく、3人で支え合って…。そればっかりで…。」

晄史、
「確かに。…まさか…。日本に来て、眞鍋のお義父さんも…。…って…。」

睦美、
「ん~~~~。」
母を見て。

そんな睦美を見て暁美、にこやかに、
「そうね~~。まさか…、日本でも…。…なんだよね~~。」
そこまで言って暁美、
「はははは。やめよ、やめよ。何だか、暗い話になっちゃうよ。」
そして暁美、3人を見て、
「みんな、食事は…、じゃあ~~。」

3人共に顔をコクリと。
「うん。」

「じゃ、かあさん、軽く済ませちゃうよ。」

晄史、ニッコリと、
「そうだね。」







掲示板のジャズフェスのポスターを剝がしながらの事務局長の生野安海(おいのあずみ)。
事務局員たちに囲まれながら、
「いやいやいや。とにかく盛り上がりました。迫力満点。感動もの。」

事務局員の奈臣珠里(なおみしゅり)。
「へぇ~~。凄かったんですね~~。」

生野、
「そりゃあ~~。国内の名立たるメンバーの結集だから~~。凄いわ。」
そして生野、
「残念ながら、君たちとは会えなかったけどね~~。」

珠里、そんな事務局長に、
「あん。私は…、ジャズはちょっと。」

黒川有紀(くろかわゆき)も、
「私も…、イマイチで…。」
申し訳なさそうに。

生野、
「あらららら。」

珠里、
「私たちは…、どちらかと言うと~~。」
有紀を見て。

有紀も、
「うん。」

ふたり同時に、
「J-POPで…。」

生野、
「あ~~ん。邦楽ねぇ~~。」
そして、
「はははは。ジャズも、たまにはいいよ~~。克広さんは…???…ジャズは…???」

克広奈織(かつひろなお)、
「あん。私も、ちょっと無理かな~~。私の場合は、クラッシックだから~~。」

生野、頷いて、
「あ~~~。そうだった~~。大ホールでのリサイタルねぇ~~。うんうんうん。」

トイレから戻ってきた睦美。
「あ、眞鍋さん、昨日、来てたね~~。ははははは。」

睦美、その声に、目をパチクリとさせて、顔を傾げて、
「はっ…???」

生野、にこやかに、
「ははははは。ジャズフェス~~~。」

その声に事務局員たち、目を見開いて、
「えっ???」
眞鍋を見る。

生野、
「遠目、だったけどね~~。お顔、拝見しました~~。」
けれども顔を崩して、
「ん~~~。…でも、声は掛けられなかった~~。申し訳ない。私も、4、5人の音楽仲間たちといたんでね~~。ジャズフェスの後は、みんなで打ち上げ。」

事務局員たち、眞鍋に、
「眞鍋さんも、ジャズ…???」

そんな事務局員たちの声に睦美、恥じらいながら、
「え…。えぇ~~。あはははは。」

珠里、眞鍋に、
「凄~~い。眞鍋さんがジャズ。」
そこまで言って、顔を傾げて、
「うん~~。まっ。眞鍋さん、ピアノ弾くからね~~。うんうん。分かる気がする~~。」

「…って言うか、眞鍋さん、もしかして、おひとりで、ジャズフェス…???」
有紀。

その声に睦美、困ったような顔をして、
「あ、いいえ…。はは。その…、」
両肩をチョコンとしながら、
「弟…、夫婦と…。」

いきなり後ろから、
「えっ!!!…眞鍋さん、弟さん、いたんだ。しかも…、ご夫婦…。」
鵜杉彩未(うすぎあみ)である。25歳、目下、恋愛中~~~。

生野、
「あは。うんうんうん。眞鍋さん、弟さん、いる。うんうんうん、2年前にご結婚されていますよね~~。」
眞鍋にニッコリと。

睦美、事務局長に、丁寧にお辞儀をして、
「その節は、ありがとうございました。」

生野、眞鍋に、右手を振って、
「いえいえいえ。教室の職員への、それに、ご家族への冠婚葬祭には、如何なる時も、誠意を持って。…と、言うのが教室長の方針ですから~~。」

有紀、
「…って言う事は~~、眞鍋さん、弟さんも…、ジャズ…???」








ママでいい…。   vol,045.   「とにかく、お義父さんの人脈の凄さだよ。」

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