ママ友の話。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ お風呂から出て来た勝臣、冷蔵庫から缶ビールを。
そしてプルタブをクィッと。一口。そして、
「ふぅ~~~。」

汐梨、
「あ~~ん。うんうんうん。じゃ、また~~。うんうんうん。ありがとうございま~~す。」
通話を切って、
「はいはいはい。ニヒヒヒ。」
ソファから立ち上がり、いそいそと。勝臣をスルーして、
「良い事、聞いちゃった~~~。はいはい。麻沙美の明日の準備~~。」

そんな汐梨を見て勝臣、
「ん~~ん~~???」






数日後…。

汐梨、ママ友の話を聞きながらに、
「へぇ~~。そうだったんだね~~。」

カフェでランチである。

「うんうん。」
由岐野園香(ゆきのそのか)。ピアノ教室のママ友である。
「電話でも話したけど~~。彼女は元ピアニスト。どちらかと言えば、家系的に、音楽一家。おかあさんが元声楽家。おとうさんは、チェリスト。…で、弟さんが~~。あん。何だっけ…。忘れちゃった~~ん。」

「レコード会社。」
園香の隣で、宮下朋佳(みやしたともか)。こちらもピアノ教室のママ友。蘭夢(らむ)の母親である。

汐梨、
「へぇ~~~。」

園香、
「…で。おかあさんが韓国人で~~。今のおとうさんが日本人。」

汐梨、
「今のおとうさん…???…ってか、名前は電話でも聞いたけど…。」

園香、コーヒーを一口、
「うん。眞鍋(まなべ)。真鍋睦美(まなべむつみ)さん。韓国で日本の建設会社の人とおかあさんが知り合って結婚して日本に移住って聞いた~~。ん~~。でも、それ以上の事は~~。彼女、あまり話したくないらしくって~~。」

汐梨、
「ふ~~ん~~。…って、どうして、元ピアニスト…???」

朋佳、
「おとうさんが~~。ピアニスト。なんだって~~。でも…、それ以上の事は、私にも…。」

園香、その声に、
「うんうんうん。確かに~~。彼女、とっても感じのいい人なんだけど~~。あんまり自分の事、話さないで、今の自分の事だけ話すから。…でぇ~~。物凄い雑学。だから、その雑学を聞いていても、結構タメになっちゃう。だからね~~。時々、お茶するんだけど~~。」

園香、汐梨に申し訳ないように、
「汐梨さんは、ほら。ウェディングプランナーの仕事で忙しいから~~。」
朋佳を見ながら。

朋佳も、
「うんうんうん。私ら、専ら、家事だし。時間、あるからね~~。」

汐梨、話を聞きながらに、
「そっか~~~。」

園香、そんな汐梨を見て、
「へっ…???…って、言うか、汐梨さん、どうして、彼女の事…???…いきなりだったから、気になっちゃった~~。はははは。」

汐梨、
「へっ…???…あぁ、あ~~~。ははははは。…っ言うか、ほら。…ウチの…、発表会で、まさか、元ピアニストから褒められたのって、初めてだったから~~。」

その声に園香も朋佳も、
「あぁ~~~。うんうんうん。」

朋佳、
「…ってか、麻沙美ちゃん。凄いよね~~~。まさか、発表会であれ、弾く~~って~~。弾いた瞬間に、みんな、お~~~。」

汐梨、照れながら、
「あははははは。どうも、ありがと。」

朋佳、
「とにかく凄いよ。どうやったらあれだけ上手に…???…って思うくらい。」

汐梨、そんなふたりに、丁寧にお辞儀をして、
「ありがとうございます。」






「…と、言う事で~~。」
耀司に汐梨。靴下を畳みながら。
「はい。こんな感じ。」

それを見ながらの耀司、
「へぇ~~。凄ぇコンパクト。…ってか、どうしたの…???…ヨシカワの、あの、事務局の…???…その人の事…???」

汐梨、
「あん。だって、気になるじゃんよ~~。兄さんが、日本人じゃなくって…???…なんて言うんだもん。」

「…ってか、それ、ママ友から訊く~~???」
耀司。
「単に。事務の人もピアノを弾く。まっ。確かに奇麗な曲を。見たら、日本人じゃないみたい。だったけどさ~~。」

汐梨、畳みながらも、
「いいの、いいの。私が勝手に興味を持っただけだからさ~~。」

耀司、何かしら、投げやり風に、
「はいはい。」




そして…。

汐梨、帰ってきた芙美花にも…。

芙美花、
「へっ…???…おばちゃん、わざわざ、あの、韓国だっけ。事務局の人の事…???」

口をムニュっとさせて、汐梨、芙美花に、
「うん。…まぁね。サラリとね~~。ママ友とのランチで。」

途端に芙美花、
「あ~~ん。ランチって、女子会じゃな~~い~~。羨ましいなぁ~~。」

その声に汐梨、
「かかかかかか。まっ。そうなるか。…って言うか、私は~~。お昼休みを利用して…、だけどね~~。」

「あは。うんうんうん。確かに。仕事、休めないし。」

「そういう事~~。」
そして汐梨、
「…で…???…どうなの、そっちの方は…???…定期演奏会。」

途端に芙美花、目を見開いて、
「それそれ。それよそれ。」
テーブルに両手を、
「あ~~んもぅ~~。」
前のめりになって。

汐梨、いきなり、
「はっ…???」

芙美花、
「んもぅ~~~。何でこうなるかな~~。」

汐梨、今度は、
「えっ…???」








ママでいい…。   vol,022.   ママ友の話。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ