「確かに。あの人ならピアノ弾ける~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 芙美花、
「ピアノ弾いている人。先生…???…それとも…。」

すぐさま耀司、
「あ~~。うんうんうん。…その人。事務局の人。ユニホーム着てたから。」

汐梨、
「事務局の人~~???」
耀司をじっと見て、そして両目を右左に。

思わず芙美花も耀司も勝臣も汐梨を見て、
「うん…???」

汐梨、
「事務局の人~~…。」
目をパチクリと。そして、両眉の先端を吊り上げて顔を傾げて、
「う~~ん…???…事務の人…。ピアノが弾ける~~。」

「…って、ほら、ヨシカワから帰るとき~~。」
耀司、
「事務の職員さん。麻沙美に、麻沙美ちゃん、上手だったよ~~~。…で、麻沙美の頭を撫でながら、凄いよ~~。あの曲が弾けるなんて~~。って、言ってたじゃない。あの人。」
口を尖らせながらに。

瞬間、汐梨、両手をパン、
「あ~~ん。」
口を大きく、目を見開いて、
「分かった~~~。」

数回、頷かせて、
「うんうんうん。確かに。あの人ならピアノ弾ける~~。…って、元ピアニストって話だよ。うん。」

耀司も勝臣も、
「ピアニスト。」

芙美花、
「元。」

耀司、チラリと芙美花を、
「あ、あ~~。うんうん。元ね。」

汐梨、
「うんうんうん。確かに。あの人ならピアノ。弾ける~~って~~。…でも、実際に私は~~。あの人がピアノ、弾いているとこ、見た事ないの。」

耀司、瞬きしながら、
「へっ…???…なんでよ。」

汐梨、こちらも口を尖らせて、
「だ~~って~~。私が麻沙美の教室に行くのって、事務局の人、勤務中だもん。」

すぐさま耀司、そして勝臣、
「あ、あ~~~。」
「確かに。」
コクリと。
「なるほど、なるほど。うんうんうん。」

耀司、
「でもさ。ヨシカワって、外国人も雇ってんの…???」

汐梨、耀司に、
「外国人…???」

勝臣、耀司を見て、
「うん…???」

耀司、
「…って言うか~~。」
思い出すように、
「曲、聞きながらにして、ゆっくりと歩いて…。でぇ~~。教室の端の方で…、その人の顔、見えたんだよね。」

汐梨、
「ふん。」

耀司、顔を傾げて、
「な~~んか。日本人…。」
顔を傾げて、
「…じゃ~~、ないような~~~。」

汐梨、
「あん。あの人、韓国人。」

耀司、思わず目を見開いて、
「はい…???…韓国人…???」

「うん。確か~~。」
汐梨、
「ヨシカワに入ったのって~~。2年前…。…だったかな~~~。うんうんうん。ママ友の話によると~~。もぅ、日本に来て、帰化してる人だって~~。」

耀司、口を窄めて、小刻みに頷きながら、
「ふ~~~ん。」
料理を一口。
「そうなんだ~~。」

汐梨、
「まっ。確かに。日本人には見えないよね~~。結構、奇麗な人だよね。年齢~~は~~。私が見た限りじゃ~~。20代後半…???…か~~。…30代前半…て、とこ…???」

勝臣、

「う~~ん。うん。そんなトコかな。かかかかか。話した事もないけど…。…って、見た事…???…俺…、あるか…???…かかかか。いつも、子供たちばかり見てるから。」

汐梨、
「まね~~。あの人、いつも、事務局じゃあ~~。奥の方にいるから、あんまり目立たないよね~~。私だって、あれ、この人って、いたっけ…???…って感じだったから。滅茶苦茶美人だし。」
そして汐梨、
「へぇ~~~。兄さん、じゃあ~~。その人のピアノ、聞いたんだ~~。」

「…と、言うか~~。」
耀司、
「会場に行く前に~~。自然にピアノの曲が~~。聞こえてきたと。」

汐梨、2度頷いて、
「うんうん。…でぇ~~。事務局の人だったと。でぇ~~。先生じゃなかったと。…ってか、何弾いてたのか、分かんなかったの~~???」

いきなり耀司、
「…って、おぃ。そこ、突っ込むのかぃ。」

思わず芙美花、
「かかかかかか。分かるはずがない。」

汐梨、
「…ってか、芙美花も吹奏楽やってんだから~~。曲くらいは~~。」

間髪入れずに耀司、汐梨を見て、
「あのね。」

汐梨、
「くくくく。はいはい。分かりまし・た~~。幾ら、吹奏楽でも、ピアノ曲とは違うでしょ。…ってね~~。」

「当たり前じゃんよ~~。…ま。テレビのドラマか、CМで、流れてるんじゃないかな~~と~~。まっ。今度、また同じの聞いたら、分かるけどね~~。」




その夜、汐梨、
「あ。もしもし~~。木守(こもり)です~~。優奈(ゆな)ちゃんのおかあさん。いつもピアノ教室で、優奈ちゃんが麻沙美と友達にしてくれて~~。ありがとうございます~~。」
汐梨がスマホで話しているのか麻沙美のピアノ教室の同じレッスンの子供の母親である。
「あのね。由岐野(ゆきの)さんに聞きたい事、あるんだけど~~。………。うんうんうん。ありがとう~~。実はねぇ~~。」




そして…。ママ友からの話を聞きながらにして汐梨、
「うんうんうん。へぇ~~。いやいやいや。うんうん。…そうなんだ~~。うんうんうん。」
ニコニコとしながらの汐梨。








ママでいい…。   vol,021.   「確かに。あの人ならピアノ弾ける~~。」

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