「…って言うか。」
汐梨。
「…けど、そんな…。幾ら私が高井戸家に入るって言っても、そこはそこ。」
芙美花と耀司、
「うん…???」
汐梨、芙美花を見て、
「今まで高井戸家、義姉さんが亡くなってからは芙美花がある意味、主婦的な感じ…???」
その声に芙美花、可笑しがりながらも、
「いやいやいや。主婦っておばちゃん。」
「今まで芙美花が高井戸家のお台所、やってたんだから、そんな…。今までもこれからも芙美花のイメージを壊すつもりは一切ない。」
芙美花、キッパリ、
「うん。ありがと。」
「だから~~。私は、高井戸家のプラン…???…芙美花の考えている家事プランって、あると思う訳。それには100%従う。…けど。ある程度、アドバイスもしちゃう。いいね、芙美花。」
芙美花、叔母に頭をコクリと。
「ありがとうございます。」
「…って言うか~~。とどのつまりが~~。芙美花、義姉さんの延長戦でしょ。」
その話に芙美花、
「ん~~。まぁ~~。そんな感じ。…ってか、おかあさんのやってたこと、今でもやってるしね~~。」
「…と、言う事で~~。」
汐梨、
「買い物も~~。芙美花の意志を尊重する。」
耀司、
「おほほほほほ。」
そして…。
それは、2日後から。
応接間を開けて汐梨、
「お疲れ~~。」
耀司、
「おほ。サ~~ンキュ~~。」
そして…。耀司の麻沙美のお迎えも~~。
幼児たちのママたちからもすっかりと笑顔で挨拶され、職員からもニッコリと。
時には…。職員数名が耀司を見た途端に笑顔になって、
「こんにちは~~~。」
と、逆に挨拶され。
時には、数人で集まっているママさんたちからも、
「こんにちは~~。」
と、こちらは手を振ってお辞儀まで。
そんな時には麻沙美、耀司に、
「おじちゃん、凄いね~~。人気者~~。」
そんな麻沙美に耀司、
「え~~ぇえ~~???…そんな事はないよ~~。」
…と、そんな日が続いて…。
高井戸家では…。
「はい、もう一度やり直し~~~。」
汐梨。耀司の洗濯物の畳み方に。
耀司、
「え~~ぇえ~~???」
かなり教え方が厳しいようで…。
汐梨、
「…ってかさ~、兄さん、電気や機械の弄りはプロ並みなのに、こういうのが出来ないって、どういう事…???…電気や機械より全く別問題で簡単じゃない~~。子供でも出来る~~。」
その声に耀司、
「う、うるさいな~~~。」
そして…。
「こ…、こぅして…。こ…ぅ。…えっ…???…あれ…???」
何度やっても、奇麗に畳めない。
そして…、学校では…。
景織子、
「へっ…???…何、芙美花、じゃぁ~~。いつもの学校帰りからの買い物。やんなくっていいんだ~~。」
千愛も詩乃も、
「へぇ~~~。良かったじゃ~~ん。」
芙美花も、ニッコリと、
「へへ。うん。」
詩乃、
「うんうんうん。確か、叔母ちゃんって、いるって言ってたよね~~。」
芙美花、目を見開いて、
「凄いよ。オーストラリアに留学とワーホリ―の経験あり。…で、今はウェディングプランナー。英語ペラペラ。」
いきなり3人共に、
「わ~~~。」
「凄ぇ~~~。」
「かかかかか。芙美花~~~。」
耀司と麻沙美、帰宅して…。
汐梨、
「は~~い、お帰り~~。」
必ず汐梨、帰ってきた麻沙美を抱き抱える。そして、
「今日も、いい子でいた~~~???」
そんな母に麻沙美、ニッコリと、
「うん~~~。」
耀司、
「さすがに麻沙美、凄いんだな。結構しっかり者って、職員さん…???…保育士さん。」
汐梨、その声に、
「うんうん。そうみたい。私もそれ聞いてびっくりして~~。」
そして麻沙美を見て、
「偉いぞ~~。麻沙美~~。」
麻沙美に頬ずりをしながら。
麻沙美、
「あのね、ママ。」
汐梨、
「う~~ん…???…何…???」
「おじちゃん、保育園で人気者~~~。」
その声に汐梨、
「あら。」
そして、応接間の方に向かう耀司に、
「兄さん。もしかして、保育園でモテモテ~~~???」
その声に耀司、
「えへぇ~~~???」
そして振り返り、
「ま~~さか。かかかかか。」
左手を振り振り、
「まっ。単に、男性が迎えに行くのが珍しいんじゃないの~~???」
その声に汐梨、
「いや。違う。」
顔を傾げて…。そして、
「ん~~~。まま。それも…、あるとは、思うけど~~。…でもさ。近年じゃ、男性が保育園にお迎えに行くのって増えてるんだってよ。」
耀司、
「ふ~~~ん。」
応接間のドアを開けて。
汐梨は麻沙美を抱いたままで耀司の後ろを。
麻沙美、
「先生もおじちゃんにこんにちは~~って。」
汐梨、麻沙美を見て、
「へぇ~~~。そうなんだ~~。」
麻沙美、またまた、
「塁(るい)君や碧(みどり)ちゃんのママも、おじちゃんに手を振ってニッコリとこんにちは~~ってぇ~~。」
汐梨、
「へぇ~~~。塁(るい)君や碧(みどり)ちゃんのママ。…って。うそ。」
いきなり汐梨、
「めちゃくちゃ若いママさんたちじゃ~~ん。…って、私とあんまり変わんないけど。それに保育士さんだって、あそこの保育士さん、年齢層、断然若いんだから~~。」

ママでいい…。 vol,015. 「芙美花の意志を尊重する。」
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