「我が家の偉大なる芙美花が、家の事は。バッチリと。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 耀司、芙美花を見ながら、
「ん、まぁ~~。それこそ、祐里子が亡くなってからは、ん~~~、家の中、大変だろうかって、会社のみんなも遠慮してくれてて。余り、声、掛けられなかったらしい。専ら、電話、ライン。そしてメールでの業務連絡。そして、仕事だったから~~。まっ。コロナ、全面解除になって~~ここ、最近になってからかな。誘われて夜、外に飲みにって言うのは。…まぁ…。芙美花にも声掛けて、出掛けるけど…。」

芙美花も父を見て、
「うんうんうん。」

「…って、言うか、あんまり、家を空けておきたくないって言うのが、コロナ禍からの延長になってるかな~~。…それに…。…まぁ…。」
芙美花を見て、
「なんか…、コロナ禍以来、世の中、物騒って感じも…。」
汐梨を見て、芙美花を見て。
「まっ。俺がこんな事言える義理じゃないけど~~。我が家の偉大なる芙美花が、家の事は。バッチリと。…けど…。リモートになってから結構経つけど…。もし万が一って事、自然に頭の中で。」

途端に汐梨、
「偉いっ!!!」
テーブルをペンと叩いて汐梨。
「兄さん、いいわぁ~~。その姿勢~~。…まっ。コロナ禍から、今…???…ようやく外出自粛する事なく自由~~。なんて、夜、結構飲み歩いている旦那様たち~~。も、いるみたいだし。…って、言うか、コロナのストレス。」

耀司、
「あ~~。うん。まぁ…。でも…。」

いきなり芙美花、
「でも、おとうさん、家じゃ、お酒、飲まないし。」

汐梨、
「うんうん。…その辺は凄い。外では飲むけどね~~。勝臣なんか、毎日晩酌、欠かせないから。」

耀司、可笑しがりながら、
「まま。うん。確かに勝臣君はイケル方だけどね~~。でも、飲んだとしても、酔ってるのか全く分からない。」

汐梨、
「…でぇ~~。一旦まずその話は、こっちにまずは置いといて~~。」

耀司、
「うん…???」

汐梨、
「あのね。…ん~~。」
いきなりテーブルに腕組みして、
「私…、考えたんだよね。」

耀司、またもや、
「うん…???」

「私さぁ~~。ほら、ふたりも知っているんだけど~~。勝臣と結婚したのが35じゃん。世に言う晩婚。しかも…、麻沙美なんて高齢出産。」

いきなり耀司、芙美花もチラチラと見て、汐梨に、
「う、うん。」

「まっ。確かに~~。40前で産まれて良かった~~って、ホッとしている訳。麻沙美、今、4歳。これから…、麻沙美が芙美花と同い年に、なるって言ったら、私、58だよ。それから麻沙美が大学だぁ、何だ~~なんて。…ふと、そんな事、考えたら、もぅ~~。とにかく、芙美花には元気に、そんでしあわせになってもらいたい。そればっかり考えちゃってさぁ~~。…つまりは…。まぁ、芙美花と麻沙美、一回りの歳の差、あるんだけど~~。常に、麻沙美には芙美花の事、お姉ちゃんって感じでいてもらいたい訳。」

芙美花、思わず、
「おばちゃん。」

耀司も、
「あ、あ、あ~~~。」

「でね。傍と気づいた。麻沙美に、誰もいないって。」

いきなり耀司、右手を大袈裟に振って、
「いやいやいやいや。誰もいないって~~訳じゃないでしょう~~。俺たちもいるし~~。」

「そうだけど~~。」
汐梨。
「でもね。何て言うの。今はまだ麻沙美、分かんないから仕方がないんだけど~~。それこそ小学、中学に。まっ。兄弟姉妹がいない生徒もいるんだけど~~。麻沙美には、芙美花がず~~っとお姉ちゃんになっていて欲しい。…そんな風に考えたらさ~~。高井戸家。このままじゃダメだって。もっと芙美花を開放しようって。」

思わず耀司、口を尖らせて。

芙美花は口を搾って。
「ん~~~。まま、私は、麻沙美を妹みたいには、思ってはいるけどね~~。私にも、妹やお姉ちゃん、いないから~~。」

「…って言うかね。兄さん。このまま、高井戸家がこのまんまじゃダメ。」

一瞬、耀司、口を捩じって。

「芙美花、高2。勉強はあるわ、部活動はあるわ。しかも、博楼高校って、ブラバン。かなり有名な学校よ~~。定期演奏会もあれば、吹奏楽コンクールもあるでしょう。芙美花、クラリネット、物凄いから~~。」

その話に芙美花、なまじ、ニコニコと。
耀司も、にこやかに。

「義姉さんなんて、良くぞここまで上達してくれたって。感慨無量だったんだから~~。」

耀司、
「それを言うんなら、麻沙美なんて凄いよ。」

芙美花、
「そうだよ、そうだよ。4歳でこれだけ弾く…???…って感じ~~。」

耀司も、
「うんうんうん。凄いよ麻沙美~~。」

バセットにゴロンとしていた麻沙美、
「え~~。何か言った~~~???」

耀司、
「かかかかか。麻沙美のピアノは凄い上手~~って~~。話してた。」

麻沙美、ニコニコと、
「ほんと~~???…ありがとう~~。」

耀司、ニッコリと。
「どういたしまして。」
そして汐梨に、
「…で…???」








ママでいい…。   vol,013.   「我が家の偉大なる芙美花が、家の事は。バッチリと。」

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庄司紗千「海をこえて」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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