「うそ。はは、や~~った~~。芙美花~~。修学旅行~~。」
景織子。
千愛、そして詩乃も、
「うんうんうん。」
「良かった~~~。」
朝の学校の廊下で…。
芙美花もニコニコと、
「うんうんうん。はは。何とかOK~~。」
はしゃいでいる4人。
「あら、おはよう~~。B組カルテット~~。」
歩いて来た清水。
4人共に、
「おはようございま~~す。」
清水、ニッコリと。
「朝からニコニコと爽やかね~~。はは。いいぞ~~~。」
景織子、
「はい。はは、先生~~。芙美花、修学旅行、行けるようになったの~~。」
瞬間、芙美花、顔を赤く。
清水、そんな芙美花を見て、
「あら~~。良かったじゃな~~い。じゃあ~~。おとうさん。」
芙美花、清水に、
「あ、はい。何とか、解決~~。」
「うんうん。何よりね。…実は、先生も心配してたの。ほら。修学旅行の案内配布した時、芙美花さん。何やら、先生って、手を挙げて。」
詩乃も、
「うんうんうん。」
清水、芙美花を見て、
「やっぱり、おとうさんの件かな~~って。思って。…でも、これだけは家族の事だからって。…で、2年の先生方も心配しててね~~。高井戸さん、修学旅行、大丈夫かぁ~~って。」
景織子、
「へぇ~~。職員室でも~~???」
景織子を見て清水、
「う~~ん。そりゃ心配するわよ~~。何としても、全員参加で行きたいじゃな~~い。」
千愛も詩乃も、ニコニコ顔で、
「うんうんうん。」
そして。
「ここぞとばかり」に、耀司への、
「兄さん、お願~~い。」
が始まった。
汐梨曰く、
「ははは。予行練習よ、予行練習~~。…って言うか、そんな、幾らリモートでもさ~~。家の中に閉じ籠ってばかりより、ほら。外々~~。」
と、言う訳で、麻沙美の保育園へのお迎え。と、なったのである。
耀司、ニコニコと、
「やれやれ。こんなに早くお願いが来るとは。」
と、言うよりは、少しでも汐梨、芙美花の負担を減らしたいがために。
家に帰って来ての芙美花、完璧に整えられている家の中に、
「うっそ―――――――っ!!!かかかかか。汐梨おばちゃん、ありがと。」
汐梨、
「まっ。あんたが修学旅行から帰って来るまでの限定だけどね~~。しかも。兄さんの脚の運動にもなるし。」
芙美花、
「うんうんうん。」
汐梨、
「それにさ。あんた、芙美花~~。授業終わって~~。それから部活でしょう~~。それに、定期演奏会なんてあったら~~。それこそ、家事~~。大変なんじゃない~~???…良くやってると思ってんのよ~~。叔母としては~~。…まっ。確かに、兄さんの仕事~~。大学卒からやって、かなりのキャリアだから、それ相応は~~。それに…。」
コップにジュースを注ぎながらの汐梨、
「こんな事、言うのは幾ら姪でも失礼だけどさ。お義姉さんの保険。充分過ぎる程の収入。あるんだけど~~。普通なら、家事なんてほぼお手伝いって感じなのに、あんたの場合は、完璧なんだから~~。逆に体の方が心配になってくるよ~~。」
芙美花の前にジュースの入ったグラスを。
その話に芙美花、ニコニコと、
「はは。ありがと。」
「まぁ~~。あんたの場合は、2歳の時から家事、好きになってやってたから、別に、苦になる事はないって、傍では思っているけど~~。」
玄関から、
「ただいま~~~。」
耀司の声。
そして、
「ママ~~~。」
汐梨、
「はは。帰ってきた~~~。」
そして…。麻沙美、ママにダイレクトに突進。
汐梨、麻沙美を受け止めて、
「おほほほほほ~~。麻沙美~~。お帰り~~。」
芙美花、父に、
「お帰りなさい。」
耀司、
「はは。うん。ただいま~~。」
「どうだった~~。保育園。」
その声に耀司、
「かかかかか。さすがにママさんたちからジロジロ見られた。」
芙美花、
「ぷっ。」
汐梨も、
「まぁねぇ~~。当然っちゃあ、当然。いきなりだもんね~~。」
「保育園の職員とも挨拶してね~~。よろしくお願いしますって~~。はは。みんないい人たちだ~~。」
汐梨、ニッコリと。
「それは何より。」
そして汐梨。
「…と、言う事で~~。兄さん。私ね。考えたんだけど~~。ちょくちょく、高井戸家、来るわ。」
その声に、芙美花も耀司も、
「はっ…???」
「…と、言いうのも~~。勝臣とも話したんだけど~~。…って、勝臣の方は即答。いいんじゃない。の、一言。」
耀司、
「はい…???」
「いやいや。だ~~ってさ~~。」
汐梨、芙美花を見ながら、
「芙美花にも今、話してたんだけど~~。」
耀司、芙美花をチラリと見て、
「うん。」
冷蔵庫から麦茶を。そして、グラスに注いで。
耀司を見て汐梨、
「兄さん、会社勤務の時は、あちらこちらで、それこそ、夜なんて食事~~。外食~~。…けど…。リモートになってからは~~。もしかして…、在宅だらけで外出って。」
耀司、芙美花を見ながらも、
「ん~~~。確かに。殆ど…、家かな~~。」
椅子に座りながら、
「コロナ禍で外出自粛ってなったから、それこそ、出れなかったし。」

ママでいい…。 vol,012. 「家の中に閉じ籠ってばかりより、ほら。外々~~。」
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