「家事をする反面、彼氏、出来な~~い。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ いきなり芙美花、両手をヒラヒラと。
「いやいやいやいや。いやいやいやいや。有り得ない。有り得ない。全然。全然。かかかか。結婚って。…そんな…。おばちゃん。」

汐梨、そんな芙美花を見て、
「ん~~~。まま、今はね~~。この令和の時代。昔っから、少子化、少子化って~~。結婚しない若者多いから。…ってぇ~~。言いながらも芙美花、再来年にはあんた、大学だよ。二十歳までなんてあっという間。…って言うか、彼氏っていない訳…???」
芙美花を見て耀司を見て。そしてまた芙美花を見て。

その声に芙美花、両手を振り振り、
「いない、いない。全然。全然。かかかか。」

汐梨、
「だ~~って、あんた、部活はブラバン。ブラバンに好きな男子なんて、いない訳…???」

そんな声にチラリと芙美花を見る耀司。

その声に芙美花、ニコニコと、
「いない、いな~~い。…って言うか、たったの5人しか、ブラバンには男子、いないし。その中の3人は3年。しっかりと彼女います。…でぇ~~。残りの2名は~~。思わず可笑しがりながら口を閉めるように。」
そして、口を両手で塞ぐ。

汐梨、
「うん…???…何よそれ~~。」

芙美花、いきなり両腕を、肘を曲げながらに横にバン。そして、右手を上に伸ばして。

汐梨、目を見開いて、
「うそ。」
汐梨も同じように、腕を横にバン。そして、右手を上に伸ばして、
「横に、上に。かぁ~~。まま、おデブさんに…。ノッポさん。何センチくらい…???」

芙美花、顔を傾げて、空を見て、
「ん~~~。170…???」

いきなり汐梨、
「でか。」

「オマケに坊主頭。」

いきなり汐梨、
「ぷっ。」
けれども、
「いやいやいや。笑っちゃあ失礼だ。」
そこまで言って、
「…ってか、ブラバンに坊主頭でノッポのって…。いるんだ~~~。」

「チューバ吹いてる。」
芙美花。
「ん~~~。…って言うか~~。学校に…、見てて、カッコイイって、思う男子は確かに、いるよ。…けどさ~~。そういう男子にはしっかりと。」

その声に汐梨、
「あ~~ん。既に、お墨付き~~かぁ~~。…ってか、芙美花さ~~。…と、言う事は~~。あんた、今まで、男子とデート。」

間髪入れずに芙美花、またまた両手を振って、
「ないないない。ある訳ないじゃ~~ん。家の事、やんなきゃいけないし~~~。」

瞬間、汐梨、耀司を見て、
「兄さん。」
ジロリと。
「この状態で…、高井戸家。大丈夫。なのであろうか。」

いきなり耀司、話を振られて、
「……。」

汐梨、続ける。
「つまりは~~。今の、高井戸家の状況~~。家事全般、芙美花~~。…でぇ~~。とどのつまりは、家事をする反面、彼氏、出来な~~い。と、まぁ~~。そういう状況…???…ってか、私から見ても、美人さんの姪なんですけど~~。」

その声に芙美花、
「かかかかかか。おばちゃ~~ん。それはちょっと。」
顔を傾げて。
「別に、美人でも何でも…。」

けれども汐梨、
「な~~に言ってる~~???私ゃ、しっかりと芙美花、あんた、男子にモテルとは思ってるけど~~~。…って、言うか、学校の友達に、どっか遊びに誘われるなんて、あるでしょ。」

芙美花、また空を見て、顎に左手人差し指を。
「ん~~~。…って言うか~~。みんな、私の今の状況、分かっちゃってるからさ~~。」

間髪入れずに汐梨、
「はい~~。ダメ押し~~~。兄さん。」
テーブルを右手でパン。
「高2の娘がよ~~。既に友達から自分の今の状況、分かられちゃっているっ。つまりは、それが家事全般~~。…て、こういうのは、一体全体、どうなのよ。」

耀司、
「いや。…って言われても~~~。」

途端に芙美花、
「あん。でも。でもでもでも、おばちゃん。…でも~~、それ…は~~。私が、好きで、やってるって事で~~。」

汐梨、
「確かに。確かに~~。今は。それでいい。…けど…。それが。…今のこの状況が、更に、更に、更に、更に。続いたら~~。どうなる…???…世の中、三十路になっても~~。女が…。結婚もせず…。」
頭をへたれる様に、
「どうするよ~~~。」


しっかりと蟹は、3人の胃袋の中に。
そして、今や麻沙美は、バセットに凭れながらにスゥスゥと。





「じゃね~~。」

耀司、麻沙美を抱き抱えて後部席のチャイルドシートにセット。

芙美花、
「うん。ご馳走様でした~~。」

汐梨、
「兄さん。」

耀司、そんな汐梨に、
「はいはいはい。肝に銘じて。」



車は出る。





ふたり、共に玄関に。

耀司、
「ふぅ~~~。かかかかか。久し振りに蟹食った~~。」

芙美花もニコニコと。
「だよね~~~。」

「さて。もぅひと踏ん張り、しますか~~。」

芙美花、そんな父に、
「うん。」



そして…、そんなふたりの頭の中に、
「…再婚。」
「…おとうさん。…再婚…て。」






その2日後。

勝臣、蟹を食べながら、
「そっか~~。兄貴に再婚。」

汐梨、勝臣を見ながら、
「うん。」








ママでいい…。   vol,008.   「家事をする反面、彼氏、出来な~~い。」

 

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