「兄さん、芙美花がいなくなったら、生きてはいけないもんね~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  耀司、
「いやいやいや。どう考えても5万は下らない。」

汐梨も、
「でっしょう~~。それが1万ぽっきり。もぅ~~。友達には、感謝、感謝で。」

耀司も、
「うんうんうん。確かに。」


ただ…。汐梨の子供の麻沙美は既にお腹いっぱいなのか、
椅子から降りてバセットにゴロリ。


耀司、そんな麻沙美を見て、
「かかかかか。うんうん。麻沙美らしいや。」

汐梨も、そんな光景を見て、
「確かに。」

バセットも、そんな麻沙美に首をクルリと。そして麻沙美のほっぺをペロリン。

麻沙美、
「はは。くすぐったいよ~~、バセット~~。」

そこに登場したのが、床をゆっくりと動いているルンバ。

汐梨、
「あれ…???…もしかして、自動掃除機…???…はは。買ったんだ~~。」

耀司、
「あぁ。うん。ま。家の事、全部、芙美花だからね~~。」

そんな耀司に汐梨、蟹を食べながら、
「へぇ~ぇえ~~。ふふ~~ん。まっ。確かに。兄さん、芙美花がいなくなったら、生きてはいけないもんね~~。…とは言え、逆に家の事を任せたらどうなるか、こっちが心配になっちゃうから。」

耀司、その声に、
「否定はしない。…そして…。今となりゃ、申し訳ない話でもあるけど…。やろうとしても~~。」

汐梨も芙美花も同時に、3人揃って、
「出来ない。」

芙美花、ニコニコと。

汐梨、
「まぁね~~。こういう場合、ニコニコする芙美花もどぅかな~~とは、思うんだけど。ん~~。でも、これだけはどうしようもない。とにかく、おかあさんがそういう人だったからね~~。」

芙美花、
「かかかか。おかあさんとおばちゃんから、その話、何度聞いたか。」

汐梨、芙美花に両眉を上下に、
「ねぇ~~~。」

そしてまた汐梨と芙美花、当時に、
「男子、台所に入るべからず。女は内。男は外。」

汐梨、
「んもぅ~~。令和の時代っだってぇ~のに、丸っきりの昭和人間。…って言うか、あんたは江戸の人間かぁ~~ぃ的な~~、人だからさ~~。考えが、古いってぇの~~。」

蟹を食べながら耀司。
「でも、まっ。仕方がないじゃん。俺自身、そうやって、育てられてきたんだから。」

汐梨も蟹を食べながら、
「まぁねぇ~~。そうやって育てられて、今や機械や電気はお手の物。しかも、誰もが羨むWebデザイナーなんだから。」
そして強調するかのように、
「しか~~も~~。」
トーンを落として、
「柔道まで黒帯~~。」

耀司、
「仕方がねぇだろう~~。なってしまったものは~~~。元々、嵌っちゃう人間なの~~。」

汐梨、
「はいはい。小学校の時に~~。スチーブンセガールの映画を観て~~。合気道をやりたくなった~~???…でも、近くに合気道教室がなくって~~、柔道教室があったから~~。生徒になった~~???…とにかく強くなりたくって夢中になったら本当に強くなった~~。…で、小中で何度も優勝~~???」
蟹を食べている芙美花を見ながら、
「有り得る…???…こんな話。絵にも描けないよ。」

芙美花、ニコニコと。そして鼻に指を当てて、
「うんうんうん。確かに。」

耀司、
「まぁね。いろいろありまして。あれから何年も経ちますが。」

「でも。もし、万が一、何事かあったら、それこそ、うりゃ~~って、投げ飛ばしちゃうんでしょ。」

その声に耀司、目をキョロキョロと。そして顔を傾げて、
「ん~~~。どうだろうね~~。…まっ。体が覚えて、いればの話。…だって、今。そういう事って、まずないから。」

「逆に、あってもらっちゃ~~。困るでしょ。」

耀司可笑しがりながら、
「ま、まぁ~~。ねぇ~~。…かかかか。そうだけど…。」

そして、いきなり汐梨。
「…で…???…どうなの。」

その、「どうなの。」の言葉に耀司も芙美花も、汐梨を見て、
「えっ…???」
ふたり、共に顔を見合わせて。

耀司、
「なに。その…、どうなのって…???」

芙美花も、
「うんうんうん。」

汐梨、
「つまりは~~~。」
耀司を見て、芙美花を見て。

耀司、汐梨を見て、
「うん…???」

芙美花も叔母を見て、瞬きをして…。顔を傾げる。

汐梨、
「私。…こう見えても、ウェディングプランナーなんですけど。」

芙美花、再び、瞬き。

耀司、
「あ…。うん。うんうんうん。そ…う…、だけど。うん。」

芙美花を見て。

芙美花も、
「うんうんうん。汐梨おばちゃん、うん。ウェディングプランナー。うん。知ってる。」

そのふたりの声に、汐梨、顔を落として、右手を振り振り、
「いやいやいや。いやいやいやいやいや。そうじゃなくって。そうじゃなくって。私が言いたいのは~~。」

耀司、
「はっ…???」

汐梨、
「私が言いたいのは、そうじゃない。」

芙美花、またまた瞬き。そして、
「…って…???…おばちゃん…???」

耀司、汐梨を見て、瞬間、
「はっ…???」
そしていきなり、
「お~~~い、汐梨~~~。」

汐梨、いきなり耀司を見て、
「何よ~~~。」

耀司、
「おまえさ。もしかして、とんでもねぇ事、考えてやしないか。」
いきなり汐梨と芙美花を見て。








ママでいい…。   vol,006.   「兄さん、芙美花がいなくなったら、生きてはいけないもんね~~。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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