断る事が出来ずにいやいやながらも…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ お互いに大学卒業後に、耀司はIT関係の企業。
そして祐里子は看護師になるための看護大学。
そして…、祐里子が見事、看護師となり、その2年目であった。

同じ同期の看護師仲間から合コンのお誘い。
祐里子、全くその気がなかったのだが、頭数が足りないからと無理やり。
一方、耀司の方も、女より仕事優先。ではあったが、こちらも同期に誘われ、
断る事が出来ずにいやいやながらも…。

そして…。その場で初顔合わせ。5人対5人。
他の4人は盛んに盛り上がっているのに対し、同じ端の席で、最初に乾杯はしたものの、
それからが…、ただの傍観のみ。

30分も経っただろうか、祐里子のバッグの中のスマホが…。

祐里子、スマホを出して、
「ちょっとごめんなさい。」
席を離れる。

そしてスマホで…。すると…。思わずスマホが…。

その時、傍を通って、トイレに…の、耀司。なにやら困っていそうな…。
その女性に、
「あの。どうか…。」

その時、祐里子、思いがけずに、
「あの。すみませんけど…これって…、分かります。スマホが急に動かなく。」

耀司、
「ふん。ちょっとごめんね。」
と、スマホを受け取り、あちこち。
「フリーズ…かな…。…いや。ふんふんふん。」
そして…。数秒後…。

祐里子、
「あ、動いた。」

耀司、
「はは。良かった~~。うん。はい。どうぞ。」

祐里子、嬉しそうに、
「良かった~~。ありがとうございます。」

耀司、ニッコリと。
「いえいえ。どういたしまして。」



そして…、耀司がトイレから戻って。

祐里子、目の前の男性に笑顔でペコリと。
「さっきはありがとうございました。」

「いえいえ。どういたしまして。良かったですね。」

それからである。

他の4人は…、話は盛り上がるものの、それほど…。
けれども、耀司と祐里子だけは…。耀司、遂に祐里子に自分の名刺を。

祐里子、
「頂戴いたします。」



それからで、ある。

電話は、祐里子から。


耀司との付き合いが、始まった。




一方で…。

合コンした同期から耀司、
「この前は、全~~然。からっきし。」

祐里子の方も、同期から、
「あ~~ん。ごめんね~~。無理やり誘ったんだけど~~。み~~んな、空振り~~~。話は盛り上がったけどね~~。それ以上…って、なると~~。」
腕組みをして、
「ん~~~~。に、なっちゃうんだよね~~。…ってか、祐里子は~~。いい感じだったじゃ~~ん。」

そんな同期に祐里子、照れながらも、
「あ。ははは。私は…。ううん。」
左手を振って、
「全然。うん。さっぱり。」

同期、
「そっか~~。だよね~~。おっ先~~。」

「お疲れ~~~。」



そして…。誰からも知られる事もなく、耀司と祐里子の交際は続く。
…と、不思議ではあるが、それ以来の合コンのお誘いは、耀司も祐里子も、全くなし。

そして…、交際を続けながらにして、どうにもこうにも、
年下のはずの祐里子が常に耀司をリードしていくような…。
もはや。祐里子が耀司をゾッコンしていたのだった。

耀司、祐里子に、
「ごめん。俺、家事、一切だめ。」

逆に祐里子が、
「私がやります。男の人は引っ込んでいてください。耀司は仕事に夢中でいいんだよ~~。」
の、言葉通りに…。

そして…。ふたり…、共々、お互いに30歳を前に結婚。
そしてその翌年には可愛らしい女児誕生となったのである。
名前を、「芙美花(ふみか)」と名付けられた。

耀司は外で仕事。一方、祐里子は芙美花の出産前後で産休を取得。
出産後からは岡山の祐里子の母親が芙美花の面倒を見るために上京。
祐里子が可能な限り、芙美花は私の手で。
と、言う事で、すぐに保育園に預ける事を嫌がった。

そして…。ようやく祐里子の職場復帰に合わせて、保育園に。
…と、なったのである。そして…。ここからが…。幾ら耀司が家事は一切だめ。

と、言おうが、自分から祐里子に、
「俺も、育休は取るよ。祐里子に全部は任せられない。」

その瞬間、祐里子、耀司に抱き着いてキス。
「ん~~ん。」
そして、
「ありがと。」





芙美花はすくすくと育っていった。そして…これは…、
遺伝なのかどうかは分からないが、芙美花、2歳の時から既に、
祐里子のお手伝いを進んでやるようになったのである。

本人曰く、
「おかあさんのやってるの見てたら真似してたら、面白くなってきて~、楽しくなってきて~~。」
が始まりだった。

3歳になっても、5歳になっても、小学校に入学しても…、
と、言うより、その頃には母の祐里子同様の家事は出来るようになっていた。
しかも、学校の成績もまぁまぁ。

耀司、鼻を擦りながらも芙美花に、
「凄いぜこりゃあ。はははは。」

祐里子は安心して、小学生ではあるにしても、
「じゃあ、おかあさん。これから、芙美花に任せて、夜勤、やっちゃおぅかな~~。」

その時の芙美花の声、ニッコリと、
「いいよ。私、家の事、するの、好きだから。」

祐里子、芙美花の頭を撫でて、
「偉いぞ~~。ふふふふ。」








ママでいい…。   vol,002.   断る事が出来ずにいやいやながらも…。

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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