真宮から電話を受け取って池辺…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 真宮から電話を受け取って池辺、
「あ、はい。分かりました。」
辺りを見回して、
「いない…か。あ、リーダー。」

小埜瀬、池辺に振り返って、
「あ、はい。」

「ごめん。チーフとすぐに。」
小埜瀬にメモを。

小埜瀬、メモを見て、
「うん…???」

「WAKOの大事な取引先。奥さんから、とにかく慎重にって。しかも、リーダーとチーフに直接会いたいって。優維香、いないみたいだけど…。先方も急いでるって。」

小埜瀬、
「あ、はい。分かりました。探して…。」

「うん。お願い。」



そして…。




悠里、あるファイルから、
「あ、これ。優維香~~。」

優維香も別のファイルを見ながら、
「うん…???」
そして、
「あ~~。うんうんうん。これだわ。あった、あった。」

悠里、
「…でもさ。あんた、優維香。大丈夫~~???…何だか最近、かなりハードそうだけど…。みんな心配してるよ~~。まっ。確かに、仕事バカなところはあるけどさ~~。少しは…。」

その声に優維香、
「な~~に言ってんだか~~。元々私は、仕事バカですから~~。」
そう言いながら悠里に顔をグシャリとさせて、
「あっかんべぇ~~。」

そんな優維香に悠里、頭を揺らしながら困ったような笑顔をして、
「ま、ねぇ~~。傍に旦那がいるから大丈夫だとは思うんだけど~~。」

「…って言うか、あんたはどうなのよ~~。例のホテルエ。あれから進展は~~???」

そういう優維香に悠里、慌てて、
「かかかかか。まま、それは、それで。へへへへへ。」

「何がへへへへへよ。」

ドアが開いて、
「おっと、ここにいましたか。」

悠里と優維香、
「リーダー。」

小埜瀬、
「チーフ殿、ちょっとすみません。」

優維香、
「うん…???」

優維香にメモを見せて。

悠里、
「はいはい。行ったんさい。後は私がやるぅ~~。」

優維香、メモを見ながら、
「株式会社COCO(ココ)。ヘアサロン。渋谷区恵比寿…。……。」

小埜瀬、悠里に、
「すみません悠里さん。チーフ殿、お借りします。」

悠里、小埜瀬に、サイン。
「オッケィ~~~。はいはいはい。」
悠里、優維香の背中を両手で押して。


資料室を出て小埜瀬、まだメモを見ている優維香に、
「部長から課長に電話が入って、WAKOの大事な取引先。奥さんから、とにかく慎重にという事です。それに、私と優維香さんに直接会いたいそうで…。」

優維香、
「株式会社COCO…、ヘアサロン。…聞いたことない名前~~。」

隆英も、
「えぇ。…とにかく急ぎましょう。先方も急いでいるみたいで。」

優維香、歩きながら隆英を見て、
「あ、はい。」


事業部に戻って。

ふたりに池辺、
「あ。じゃあ、お願い。」

小埜瀬、優維香、
「分かりました。」






凡そ1時間後。

小埜瀬と優維香、
「ここ。」
「かぁ~~。恵比寿本店。」



そして…。店内の女性に案内され社長室に。

出迎えたのが…。
「はい。いらっしゃい。羽恋にもお願いしたんだけど、大丈夫ね。」
いきなりふたりに握手を…。
「いらっしゃいませ、株式会社COCO。ヘアサロン代表取締役社長の、谷津峰心愛(やつみねここあ)です。」

その眼鏡の鋭さ。の、中にも穏やかさはあるような…。

優維香の心拍数が跳ね上がる。




そして…。40分ほど…。

谷津峰、ふたりと優しく握手。
「よろしく。」

隆英、優維香、丁寧にお辞儀をして、
「よろしくお願いします。」



社長室を出て…。…そしてエリアを…。
店内の幾つもある席は全て埋まってる。

隆英、
「凄い光景。」

優維香も目を奪われて、
「うん。凄っ。」

そして女性からエントランを出て、ふたりに丁寧に挨拶を。


ふたりも。そして歩き出そうと…。
その瞬間、優維香、ふらりと…。体が…。

隆英、
「お~~~っと~~。」

優維香、既に意識なく…。

女性、すぐさま、
「大丈夫ですかっ!!!」

隆英、優維香を抱えながら、
「優維香さんっ!!!優維香さんっ!!!」








瞼が動く。
「ん…。ん…。ん~~~。」
そして…。目が開くと、そこに…。
「隆英さん。えっ!!!」
すぐさま頭が上に。目がパッチリと。

そして…、谷津峰が心配そうに。

優維香、
「谷津峰社長。」

隆英、頭をダラリと。
「良かった~~~。」

谷津峰、ニッコリと、
「気が付いたようね。」

優維香、体を起こして。

けれども、隆英、谷津峰、共に、優維香の体に触れて、
「まだ、そのまま。」
「うん。」

優維香、ふたりに、
「あ、あ、あ~~。」

隆英、
「軽い脳震盪だそうです。」

谷津峰、社長室での厳しい表情とは打って変わって、
「あなたね~~。柿崎さん。」
そう言って、軽く顔を傾げて、
「まっ。彼もいるから安心、ちゃあ~~。安心だけど。…ほどほどに。みんな羽恋から聞いてるから。」

優維香、その声に、
「えっ…???」

谷津峰、そして小埜瀬に。
「小埜瀬さん。彼氏。じゃ、後は任せるわ。」

瞬きをしながらも優維香。
「…って…???」

隆英、谷津峰にコクリと頭を下げて、そして椅子から立ち上がり、再び頭を。そして直立になり、
「ありがとうございました。」







好きになれない。   vol,285.    真宮から電話を受け取って池辺…。

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