「…この人と会ったのは、運命…???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 小埜瀬がステージ中央でイギリスのコルフス・デレーニョ、代表取締役社長 Managing Director(MD) マグラン・コルフスから栄誉ある賞が授与される。

その瞬間、ステージ袖の方でその光景を見ていた佐津香、自然に頭の中で、
「…この人と会ったのは、運命…???」
不思議に、自分でも気づかない感じで…。
そんな自分の頭から飛び込んできた思いに佐津香自身が、
「えっ…???…今、私…、何て…???」

ステージ袖のエレガンサ化粧品の面々。
特に女性たちは、舞桜以外は目を潤ませて拍手。会場内も拍手喝采。
そしてカメラのフラッシュがあちらこちらから。


盛大にして幕が閉じられたコルフス・デレーニョのコンペ。


やがてエレガンサ化粧品のスタッフ同様に、
その他の化粧品会社のスタッフたちと共にバスでホテルへ。






優維香、グラタンを食べながらも時折涙が…。
その涙に釣られて悠里も。

小埜瀬、カレーを食べながら、
「おやおや。チーフ殿も悠里殿も。」

その声に悠里、照れながらも、
「エヘ。仕方ないでしょ。こんな嬉しい事、滅多にないんだから~~。優維香なんて、心臓ブチ切れそうでしょ。」

悠里の声に優維香、鼻を啜りながらも、
「へへ。ま、ねぇ。…だ~~って、もぅ、今回のコンペの話、おかあさんから聞いて以来、期待と不安の連続。どうなるか、どうなるかで、心配で心配で~~。」

小埜瀬、ポツリと、
「確かに。」

悠里、小埜瀬に、
「もぅ~~。こんな女性の涙見るなんてリーダ~~。罪ですよ~~~。」

思わず目をパチクリとさせての小埜瀬、
「おやおやおや。」
けれども何かしら顔を火照らされながらも料理をグラタンを食べている優維香を見て微笑んで、
「けど、とにかく良かった。おめでとうです、チーフ殿。」

「あっ。」
悠里。
「でも、リーダーも、そんな事言って、おとうさんが~~。それこそ、プレゼン当事者~~。」

優維香もそんな悠里の声に、赤い鼻をしながらも、
「あ、うんうんうん。」

小埜瀬、途端に、
「あ、いや…。僕は…。…ふ~~~ん。」
僅かに顔を傾げて、
「ん~~~。いや…。それほど…。ん~~~。まっ。確かに、凄い事だと思うんですけど…。単に、驚いた。と、言う感じですね~~。…いや。だって、いきなりですから。」

そんな小埜瀬の声に、目をパチクリとしている優維香と悠里。そしてお互いに、同時に、
「あ、そっか。」

優維香、
「リーダー。」

悠里、
「おとうさんとは…。」

小埜瀬、思わず頷いて、
「えぇ。」

優維香、
「長い事…、音沙汰なし。」

「そういう事で…。…しかも…。」
悠里、
「実際に…、まだ…会っていない。」

「それに…。…こぅ言っては何ですけど。まず連絡もなし。何処で何をしているのか、さえ。…そういう人が…、いきなりスマホの中の動画に…。…それに、僕が電話しなければ、親父も全く知る由もない事。だった訳です。」

優維香、悠里、共々、
「ふむふむ。」

「そういう訳で、コンペで勝ち取ってと言っても、まぁ。確かに、おめでたいんでしょうけど…。僕個人的には、特に…。…と、言うか、全くの、感情の高ぶりは…。」

優維香と悠里、小埜瀬の声に、
「あ、あ~~~。うんうんうん。」

小埜瀬、
「まぁ…。生活の一部に…、なっているので…、あれば…。別ですけど…。」

優維香、口を尖らせながらも、
「う~~~ん。」

小埜瀬、ビールを飲んで、
「まっ。…でも。…今回の事を機会に…。同じ東京にいるのなら、向こうからも、訪ねてくるんじゃないかと…。私も一度、訪ねるつもりではいますけど。」

すぐさま優維香、ニコリとして、
「うんうんうん。」

悠里も、
「ですよね~~~。」

満智子、
「はい。ピザの差し入れ~~~。どうぞ~~。」

いきなり優維香と悠里、
「う~~っわ、ありがとう~~。」

小埜瀬、満智子に顔を、
「ありがとうございます。すみませ~~ん。」

満智子、いきなり手を振って、
「いえいえいえいえ。何々。優維香のおかあさん、とにかく、おめでとうございます。それに~~。小埜瀬さんのおとうさまも同じく、なんて~~。ちょっとした~~。プレゼント代わり~~。…なんちゃってね~~。」

小埜瀬、すぐさまカウンターの方に、
「ありがとうございます。いただきます。」

優維香と悠里も、
「ありがとう~~。」

絃爾、ニッコリと、
「はははは。いえいえ。どうぞお召し上がりください。」

3人共に、
「はい。」

「…と、言う事は~~~。」
小埜瀬。

その声に優維香も悠里も、
「うん…???」

そして、悠里、優維香を。
優維香も悠里を。

自然に…。
「あっ。」
「だ~~~ね。」

小埜瀬、
「今度は。」

優維香も悠里も、
「私たちの…、番。」

小埜瀬、両眉を上下に、
「そう言う事で…。」






ホテルのレストランでのディナー。エレガンサ化粧品の面々たち、それぞれが、
「乾杯~~ぃ。」

乾杯の音頭を取ったのは小埜瀬。








好きになれない。   vol,247.   「…この人と会ったのは、運命…???」

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