「確かに、短気な性格もあるようだし、それに頑固。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 寿永流、
「小埜瀬課長、確かに、短気な性格もあるようだし、それに頑固。」

菜帆子と圭衣子、そして励、
「あっ、当たってるぅ~~~。」

愛結美もニコニコと、
「うんうんうん。確かに。短気なとこ、あるかも~~。それに…。頑固さもある。…って言うか~~。いい意味での頑固。」

菜帆子も、
「うんうん。それ、分かる~~。」


確かに。
日を重ねる毎に、小埜瀬、仙台時代の経験から、徐々に自分らしさを戻しては来ていた。
短気な性格、それはすぐに顔に出る。
けれども、そんな時には必ず、何とか自分を制してその場を遣り繰りする。

一番分かりやすいのがトイレに駆け込む。
誰もいないのを見計らって、トイレのドアを開けて、蓋を開けて、その中で相手を罵倒する。
そして頑固。これは愛結美も言っているが、いい意味での頑固。
つまりは、いいものは良い。拘りがあるという意味でもあるが、いいものは良い。
これに関しては、その根拠から相手が納得する程に説得力があると言う訳である。
しかも、道筋もその通りで分かりやすい。
長年の営業職と拘り続けて来た物づくりのプロ魂でもあると言える。


寿永流が続ける。
「けど…。ディレクター、司馬(しば)さんね。」

メンバーたちも、
「うんうんうん。」

「彼が言うには…。…って、司馬さん、あれで、物凄い、人を見る人なんですよ~~。…で、彼が言うには、小埜瀬課長、あの人はとにかく、半端なく情に厚い人だって。…それに、しっかりと部下を鼓舞する人だって。」

その声でメンバーたち、いきなり、
「いぇ~~~い。その通り~~~。」

思わず湧き上がる。

小埜瀬、完璧に照れまくって、
「いやいやいや。とんでもない。そんな…、オーバーですよ、僕なんて。」

菜帆子、
「課長~~。」
小埜瀬に対してニッコリと。
「…でも、その通りなんですから、仕方がないでしょ。」

愛結美、
「そぅそぅ。だ~~って、マーケティング事業部のみんなが認めている事だから~~。」

そんな愛結美の声に吉竹も顔が綻びる。

圭衣子、
「まっ。部長は分かんないですけどね~~。いつもいないですから。」

その声に一同爆笑。

「まっ。確かにねぇ~~。」
佐津香。
「燈子ちゃんや千優ちゃんも、課長ってお子さん何人いるんですか~~。怒りやすいなっていう時もあるけど、優しい時は滅茶苦茶ニッコリと笑ってくれるから~~、やる気出るんですけど~~。な~~んても、言ってきてくれるからね~~。」

圭衣子、佐津香に、
「うそ~~~~。」

順平も、
「マジッすか…???」

菜帆子、
「ほんと。私も見てるから。」

愛結美、
「凄~~~い。」

理江子もニコニコしながら…。

寿永流、
「凄いですよ、小埜瀬課長~~。それに、私もリハ、拝見しましたが、お見事です。とにかく素晴らしい。伝わってくる、ものがあるんですよね。あれ、全部、自分の言葉でしょ、小埜瀬課長~~。」

小埜瀬、そんな寿永流に、照れながらも、
「え、えぇ~~。まぁ…。」

「…って言うか、僕も企業のプレゼンを何度か目にして、見ているんですけど…。…まっ。仕事柄、必要な訳で…。…でも…。」
寿永流、声を小さくしながらも、
「あ、これ…。申し訳ありませんが…、オフレコで…。」

瞬間、メンバー全員、クスクスと。
吉竹もニッコリと。

寿永流、
「まま、共感はしますけど…。それ以上のものは…。単に、売りたいっていうのがとにかく表に出ていて…。まっ。でも、これはこれで良しと。…って、感じ。…なんですけど~~。」

メンバー、聞き入りながら、数回頷いて。

「でも…、小埜瀬課長の場合は、それがないんです。」

吉竹、ニヤリとしながら…。

愛結美、
「それがない…???…っと、仰いますと…???」

寿永流、
「何て言うのかなぁ~~。」
顔を傾げながら寿永流、
「リハ、見ていて、聞いていると…、不思議に…、この人…男性…???…なの…???…って感じ、してくるんですよね。」

その時、佐津香と理江子がドキン。

吉竹、口を捩じって、
「ん~~~ん…???…ふふふ。」

愛結美、ニッコリと、
「うんうんうん。」

圭衣子と励は、口を尖らせて、
「へぇ~~ぇえ~~。」

寿永流、
「伝わってくるのが、男性なんですけど…、けど…。女性なんですよね。」

菜帆子、すぐさま、
「分かる~~~。うんうんうん。」

吉竹、小さく、
「かかかかか。」

理江子も、
「うんうんうん。確かに。」

愛結美も、
「あんあんあん。うんうんうん。何だか、分かる気がする。」

順平は、腕組みしながらも、
「ん~~~。そっか~~。」

菜帆子、
「…って言うか~~。課長のプレゼン、聞いていて、説得力もあるけど…。何かしら、共感もそうだけど…。聞いていて、涙流れるようなトコって、あるんですよね。」

寿永流、菜帆子に、指差して、
「それ。そこです。」

佐津香も、僅かに顔を傾げて、
「ふふん。」








好きになれない。   vol,213.   「確かに、短気な性格もあるようだし、それに頑固。」

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