深々とお辞儀をして、「今後とも、ご贔屓の程を。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  店員、オーダーを聞いて終わり、カウンターの方に、
「あら。新しいリーダーの方~~~???…んまぁ~~。お初でございますぅ~~。ここの店員をしております、隠岐田満智子と申します。」
深々とお辞儀をして、
「今後とも、ご贔屓の程を。」

小埜瀬、体を元に戻して、今度は店員にも丁寧に、
「こちらこそです。小埜瀬と申します。」

優維香、小埜瀬に、
「ねね。座って。」

小埜瀬、
「あ、あ~~。」
そして、カウンターを見て、
「あ、僕。それじゃあ~~。ビールと~~。」

優維香、
「はい、これ。」

小埜瀬、メニューを受け取って、
「あ、ありがと。」
そして、
「ん~~~。何だか、どれも美味しそう~~。…強いて言えば~~。」
そして、
「うん。」
カウンターに、
「すみません。ビーフカレーお願いします。」

カウンターからすぐに、
「お任せを。喜んで。」

5人、椅子にそれぞれ座って。阿寿沙、
「ふぅ~~。落ち着いた。」

瑛子、ニコニコして、
「ふふ。私も~~。」

悠里、
「右に同じ。」

優維香、小埜瀬に、
「ここは~~。ご夫婦ふたりでやってるお店。」

小埜瀬、目をパチクリとさせて、
「へぇ~~~。そぅなんだ~~。」
そして小埜瀬、4人を見て、何かしらニコリと。
「みなさん、何かしら、会社の時と今、表情、違いますけど。ゆったりとしているみたいな。」

そんな小埜瀬に瑛子、またまたニコリと、
「そっ…???」

阿寿沙、背中を僅かに後ろに、
「そりゃ、そうでしょう~~。なんとも、落ち着くのよ~~。ここ来ると~~。とにかく、マスターもママも、二枚目で美人。」

その声に悠里も、ニコニコと、
「うんうんうん。」

「ここのマスターは~~。何と、子どもの頃からの料理好き。」

悠里、またもや、
「うんうんうん。…で、年齢39歳。…でぇ~~。ママの満智子さんが、40歳。」

小埜瀬、
「おや。じゃ~~。姉さん女房~~。へぇ~~。」
ぐるりと顔を店内見回して…。

優維香たちから、小さな洋食屋と形容されているこの店、名前を、「アネモッサ」
ジョエルから裏の方に、歩いて20分ほどの駅からはかなり離れた住宅街の近くにある。
開店して15年経っているらしい。

マスター兼シェフの隠岐田絃爾(おきたげんじ)。
そして店員ではあるが妻の隠岐田満智子(おきたみちこ)
夫の絃爾が妻の満智子よりも1歳年上。
若い頃は芸能界にも在籍してグラビアアイドルとしても活躍していたが、
絃爾と知り合い結婚を機に引退している。

夫の絃爾は子供の頃からの料理好き。
小学生の時に、兄が料理している後ろ姿を見てカッコイイと思い込み、
小学時代から、兄から「料理が出来る男はモテる」と聞かされ、
そのまま思い込み、料理を始めたのだと言う。身長が180㎝の長身の男性である。

店の名前の由来は、ユニークな事に、妻の満智子が幼少の頃から好きなアネモネの花。
それを、いつも一緒に遊んでいる仲良しの男の子がどうしてもアネモネをそのまま呼べなくて、
「アネモッサ」と呼んで満智子を笑わせ、何でも花を見るとアネモッサと言う。
その度に満智子は可笑しがり、かなりの印象となって頭の中に残っており、
絃爾がお店を出し、店の名前をどうするか、の時に、冗談半分に、
「アネモッサ」と言い、それが絃爾にも、「ナイスアイディア」と即決だったという。

気さくな性格の絃爾。そして夫をしっかりと支えて美しさも変わらない満智子。
しかも料理の味もしっかりと保証付きとの評判で、人気のお店になっている。

但し、「小さな洋食屋アネモッサ」と検索しても、決して表示される事はない。
妻の満智子が一切の取材等お断りのお店になっているのだ。
一気に店に客が来て、賑わい、飽きると閑散とする。そして馴染みの客が来なくなる。
そういう事を嫌っていた。芸能界にいて、そういう事を嫌と言うほど見て来ての経験からであった。



小埜瀬、
「なんだか、気持ちの良いお店ですよね~~。」

優維香、小埜瀬の隣で、
「でしょ、でしょ。」

瑛子、
「ここ、前にトラディショナル事業部にいた櫻田さんや、美緒さん。八木沢美緒さん。そのふたりから教えもらったお店。」

阿寿沙、
「うんうん、そぅそぅ。」

小埜瀬、
「へぇ~~~。…確か、その櫻田さんや八木沢さんって、インテリアデザイナー。」

間髪なく瑛子、
「うそ。リーダー、そんな事まで~~???」

阿寿沙も悠里も優維香もびっくりして、
「うそ。」
「いやいやいや。いつの間に。」
目をパチクリとしてそのまま口をポカン。

瑛子、笑いながら両手を叩き、
「かかかかか。これは凄い。え~~、リーダ~~???」

小埜瀬、にこやかに、
「いえいえ。トラディショナルに入って早々、課長と昼食に行った時に課長が話してくれましたから。」

優維香、
「へぇ~~~。そうだったんだ~~。…って言うか、リーダー…???」

優維香を見て、キョトンと、
「はい。」

「リーダーって~~。」
優維香チラチラと他の3人を見て。








好きになれない。   vol,201.   深々とお辞儀をして、「今後とも、ご贔屓の程を。」

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