「凄いですね、佐津香さん。ズバリと…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 佐津香、
「だから…。ふたり、共に、巡りあわせが、ない。…で、巡り合った途端に、この人しかいない。…になっちゃったんでしょうね~~。…で…、もぅ~~、そうなったら、ある意味、女性は強い。吉竹部長、あぁいう性格だから、自分が好む好まない関係なく、胡桃さんから引き摺りまわされる。そして、吉竹部長も部長で、何も文句は言わない。しかも、嘘も付かない。…で、あの体格だから、頼りになる。」

話を聞きながらの小埜瀬、佐津香にチラリと、
「凄いですね、佐津香さん。ズバリと…。」

その声に佐津香、ニンマリとして、
「まっ。長いですから。」

頷きながらの小埜瀬、
「確かに。」
すると、小埜瀬、何やら、
「ん~~~。」
何ともリラックスした感じで…。頭の中が、ボゥ~~ッと。



沈黙する車内。

佐津香、ポツリと。
「あは。私…、喋り過ぎました…???」
チラリと小埜瀬を…。

小埜瀬、気持ち良さそうに…。僅かに薄目で…。
左手指に、顎を乗せながら…。

佐津香、
「か…、課長…???」

その声に小埜瀬、いきなり、眠りから覚めたような感じで、ビクンとしたように、
「えっ…???…あっ。…はははは。すみません。つい、うっとりと…。」

佐津香、
「大丈夫ですか…???…昨夜はしっかりと…、眠って…。」

間髪入れずに小埜瀬、
「はい。しっかりと休んでます。ご心配なく。」
けれども小埜瀬、頭の中で、
「…何なんだ…???…いきなり懐かしい気分に…。遠い昔…。」

佐津香、
「課長。」

小埜瀬、
「あ、はい。」

「あれから…、煙草って今も…???」
「えっ…???…今も…、吸ってないですけど…。」
ふと。
「あ、佐津香さんのご主人も煙草は…。」

「あん。主人は元々煙草は吸わない人。その代わり、アルコールがねぇ~~。」

小埜瀬、
「おやおや。…あ。…道理で、車に乗った瞬間、全く煙草の匂い。」

その声に佐津香、小埜瀬を見て、
「はぁ…???…ははははは。主人が亡くなったの、10数年も前ですよ。そんな…、幾ら何でも、匂いは…。」

瞬間、小埜瀬、
「あっ。」
そして左手で額をペン。
「かかかかか。…ですよね~~。そんな…、ある訳、ないですよね~~。匂い。」
そして佐津香を見てまた、
「かかかかか。」
すると、
「おっと。」
スマホにバイブ。小埜瀬、佐津香に、
「ちょっとすみません。」

佐津香、ニコリと、
「どうぞ。」

小埜瀬、スマホに、
「おぅ、久しぶり。」

スマホの向こう、
「あ~~、親父。」

小埜瀬、
「おぅ。どうした…???」
スマホに手を。
「倅からです。」

佐津香、両眉を上に、顔をコクリと。

スマホから聞こえる声、
「俺、今日から、新居だから。」

「新居…???」
「あぁ。今迄ホテルにいたけど…。今日から新しいところに…。」

小埜瀬、スマホに、
「へぇ~~~。」

「後で住所、教えるから、東京来た時には…。…って、言っても…。はは。ん~~~。」

その声に小埜瀬、
「おぃおぃ。何だよ、その、ん~~ってのは。」

隆英、自分と入れ替わりに化粧室に入っていた賀寿恵が席に近づいてくる。
「また、電話するわ。じゃ。」
そしていきなり通話が切れる。小埜瀬、スマホを耳から外して、
「…ん…???…切れやがった。」

佐津香、ハンドルを握りながら、
「息子さん…???」

小埜瀬、スマホ見ながらも、
「えぇ。…なんですけど、ねぇ~~。いきなり電話して、いきなり切れたって、あいつ…。…新しい…、新居。」

佐津香、
「…と、言う事は…、ご結婚…???」

瞬間、小埜瀬、
「あ、いえいえ。…今、日本にいるんですけど、ね。」

「あらま。じゃ、今まで何処に…。」

小埜瀬、顔を傾げて、
「さぁ。」

佐津香、思わずくすりと、
「さぁ…って…。」

「まっ。何処をどうほっつき歩いているのやら。この前、電話が掛かってきて、いきなり、日本に帰ってきたから。…で、その時も、いきなりの電話でいきなり切る。」
「あら。」

「…って言うか。」
小埜瀬。
「僕の場合は…、まだ仙台にいる事になってますけど…。かか。」

その声に佐津香、右目を歪めて、
「あら~~~~。じゃ、息子さん、課長が今、東京にいる事は、まだ。」

ゆっくりと頷いての小埜瀬、
「知りません。」

佐津香、
「いやいやいや。…いいんですか~~~???」

小埜瀬、クスリと、
「まっ。何れはバレるでしょうけど…。」

佐津香、前を見ながら、
「…そろそろ…、ですね~~。」

小埜瀬、ナビを見て、
「おっと。」

ナビのポイントは、ラスカに、近づいていた。







「それにしても…。」
隆英。辺りを見ながら…。

賀寿恵も、
「えぇ。…混んできましたね。」

「…けど…。うんうんうん。」
隆英、
「中々どうして~~。このナポリタン。」

賀寿恵も同じものを注文して、食べて、隆英同様に、
「うんうんうん。美味しい~~。」

「ですよね~~。」



女性2人連れが…。斜め前の席で。
「わ~~。美味しそう~~。さすが人気グルメ~~。正解。」
そして、スマホで、
「アップしよう~~。」








好きになれない。   vol,169.  「凄いですね、佐津香さん。ズバリと…。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ