「この話、優維香と悠里に話してもいいけど~~。」  | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そして瑛子、
「まっ。別に~~。この話、優維香と悠里に話してもいいけど~~。でも、話しても優維香、いきなり、はい…???…って声するよ。優維香も、あれで中々~~。男よりインテリア。ってタイプだから~~。仕事以外、頭にないよ。…じゃなかったら~~。スタッフコレクション、あれだけの事~~。入社して2年目でいきなりジェットコースターだから~~。」
瑛子、
「かかかかか。私にも出来ない。あれだけタフにはなれない。」

阿寿沙も、
「ふふ。まっ。母親の影響もあるんだろうね~~。それに…。子どもの頃に父親、亡くしてるから~~。逆にね。」

満寿美、
「えっ…???…そうなんですか…???」

阿寿沙、満寿美を見て、
「ふん。優維香、あれでいて、父親いな~~い、完全母子家庭~~。その母親も、売れっ子の挿絵家~~。それに~~、優維香のお母さん、知る人ぞ知るメイクアップアーティストの資格も持ってる~~大ベテラン。」

その声に1年グループ、
「凄~~~。」
3人共に、口に手を。

瑛子、
「優維香、あれで、並大抵な家系じゃないよ~~。」

いきなり亜樹歩、
「うそうそうそ。全然知らなかった~~私たち~~。」
美知留と満寿美の顔を見て。

その美知留と満寿美も右手を振って…。
「知らない、知らない。そんな…。プライベートな事、チーフに聞けないもん。」

瑛子、可笑しがり、
「かかかか。まっ。確かに。」

美知留、
「あっ、でも…。…と、言う事は~~。リーダーと、賀寿恵さんって~~。」

阿寿沙、
「ん~~~。どうだろうね~~。まっ。さっきも言ったけど~~。そこに、社長いるんだったら~~。多分、ある意味、社長の悪ふざけ~~かも。それこそ、面白半分に、社長がリーダーに、口あ~~ん。なんて、やったんじゃない。…で、調子着いちゃって、あんたもやってみなって、賀寿恵さんにも勧めた。…とか。はは。あの社長ならやり兼ねないでしょ、そういう事、実際、何やるか分かんない人だから。」

瑛子も、若手たちを見ながら、
「そぅそぅ。あんたたちは知らないと思うけど、七瀬社長、とにかく面白く、奇抜な事をやる人だから。しかも…、本社、全社員の名前までしっかりと覚えてる。」

美知留、
「あ、うんうん。びっくりした~~あの時~~。」
亜樹歩に、
「ほらほら、伊玖伊那のインテリアが雑誌に載った時~~。」

阿寿沙、両眉を大きく上下に。

美知留、
「テンション最悪だったのに、いきなり入ってきて、…で、名前言ってくれて両肩を両手で。…で、ハグだも~~ん。」

瑛子、
「かかかかか。ねぇ~~~。…だから~~。リーダーと賀寿恵さんの事も~~。もし…仮にでも、リーダーと賀寿恵さん、ふたりだけ。って言うんだったら~~。かなりの、信憑性あるかな…、とは、思うけどね~~。…ただ…。私ら、リーダーの事って、殆ど知らないし~~。」

若手たち、それぞれが顔をコクリ。

「とは言え。」
阿寿沙、
「私たちの方からリーダーに声掛けるって言うのは…。今の時点では、まず無理。まず、共通がないからね~~。亜樹歩、あんた、リーダーに何か聞きたい事って…???」

いきなり振られての亜樹歩、途端に顔を小刻みに、そして両手を前にヒラヒラと。
「ないないないない。そんな…、恐れ多くも…。」

「かかかかか。…でっしょう~~。まっ。今は、気軽に声掛けられるのは、多分、優維香、そして悠里か、亘夢くらい。」

その話に若手たち、それぞれが、
「確かに~~。」
顔を見せ合い、
「納得だわ。」




そして…。

その日の夕方、小埜瀬が池辺に、
「課長。」

池辺、
「あ、はい。」

「ちょっと…、お話が…あるんですけど…。」

そんな小埜瀬に池辺、
「あ、はい。」

池辺の前で囁くように小埜瀬。

小野瀬の話を聞きながら仕事をしている優維香と悠里、そして瑛子を見て池辺、
「あ、はい。構いませんけど…。…でも、良いんですか~~???」

小埜瀬、体を前に、僅かに一礼するように、
「えぇ。構いません。…と、言うか、私の方からお願いします。」

池辺、周囲を見渡して…。
凡そ半分のメンバーがそれぞれの仕事で席を外している。
外回りに出たり、研修に参加したりと…。

その状況を見て池辺、けれども、ラインで…。

誰もが仕事中のラインの音は極力低く、しかも…、バイブレーション。
池辺、まずは瑛子に。

瑛子、
「ふん。」
そして…、
「えっ…???」
周囲を見て池辺に、
「OK~~。」

それを確認して今度は悠里に。

悠里、バイブに、
「うん…???」
こちらも、
「はっ…???」
そしてすぐさま向かいの優維香を見るが、電話中。けれども悠里、画面を見て、
「既に瑛子にはラインした、OK~。あなたの次に優維香にラインするから。」

瑛子、ひとりで頷いて、
「OK~~。」
首を伸ばすように池辺に、そしてコクリと…。








好きになれない。   vol,150.  「この話、優維香と悠里に話してもいいけど~~。」

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