「じゃあ~~。もしかして…。おとうさんみたいな感じ…、なのかな…???」
優維香、パジャマのままで冷蔵庫から牛乳を…。そしてグラス注いで…。
佐津香、顔を傾げて、
「ん~~~。…確かに…。身長はね~~。多分。…でも…、おとうさん…、みたいには…。ん~~。…でも、ガタイは…、あるわね~~。」
「へぇ~~~。」
優維香、椅子に座って牛乳を一口。
「ねね。どんな感じの人…???」
「あ~~ん。そんなの、まだまだ、分かんないよ~~。まま、確かに。午後からは事業部内にもいたけど…。外部から来た人だもん、あれこれと…。なんだかんだと…。まっ。慣れるまで、ちょっとは時間、掛るんじゃない…???…本社内の人ならまだしも…。それに…。課長なんだから、今度は取引先への挨拶なんかで…。留守になる事、多いから~~。」
その話に優維香、コクリと。
「確かに。」
そして空を見ながら優維香。
「じゃ、舞桜社長に聞いてみるとか。」
その声に佐津香、すぐさま、
「馬~鹿言わないで~~。す~ぐさま乗ってくるから~~。うんうんうん。何でも聞いてって。」
途端に優維香、
「かかかかかか。これまた確かに。」
笑いながら。
「年齢が…???…50代…???…昨夜、おかあさん、そんな風に言ってたけど…。」
皿に料理を盛り付けながら、
「うん~~~。…いや。…だ~~ってさ~~。部長の吉竹。…彼よりは…、上。だよね~~。どぅ見ても…。会社の他の人…。を考えると~~。取締役にも、あれくらいの年代…。どっちかって言うと~~。専務や常務よりは…、下~~かな~~。当然、舞桜よりも下…っぽい。…だから~~。ひょっとしたら…。50…半ばって…。には、見える。」
優維香、口を尖らせて、
「ふ~~ん。仙台からの…、50…半ばの…、新課長~~。」
そこまで言って、意地悪そうな目で、
「もしかして…。みんな…、緊張してたりして…。」
口を真一文字に、
「ニッ。」
佐津香、いきなり、
「ビンゴ―――――――ッ!!!」
「ははは。や~~っぱり。」
そしてテーブルに朝食の用意をふたりで…。
「いた~だきます。」
「もぅね。」
佐津香。
「ほら。午前にその人、入ってきたでしょ。」
「うんうんうん。」
「先ずはみんなに自己紹介。…で、吉竹君が~~隅のブースに。」
「へっ…???…部長室じゃなくって…。」
「ふん。まっ。その辺の詳しい事は分かんないけど…。…で~~。暫くして事業部から出てって…。多分…。社長に挨拶。」
優維香、
「ふんふん。な~~るほどね~~。」
「多分、他の部署にも挨拶…???…で~~。戻って来たかと思ったら、今度は吉竹がまた連れ出して…。ありゃ、お昼か。」
「はいはいはい。」
「…で、午後になって~~。」
すると佐津香、クスクスと笑いながら、
「みんな…、何も話さない。」
「おっと~~~。思いっ切り、ナーバスじゃん。」
「…で~~。私が先に、休憩入りま~~すって。そしたらマネージャーたち、こぞって私に着いてくんの。」
思わず優維香、
「かかかかか。確かに。年長者のおかあさんが外に出れば。…確かに。くくく。」
「…で、マネージャーたち、それぞれ、半端な。何とも違和感。」
「かかかかか。違和感と。」
「うんうんうん。まぁ…。仕方ないっちゃあ~仕方ないんだけど~~。」
「でしょうね~~。」
優維香、
「あちこち、回って経験積んできたおかあさんじゃないから…。」
「んで。今までの課長代理の愛結美さん。」
「うんうんうん。今度、シニアマネージャーになった。」
「その人が~~。部署に戻って、いきなり自己紹介しますって。みんなの。」
「へぇ~~~。な~~るほど~~。」
目だけ空を見ての優維香。
「ふんふんふん。ある意味、少しは…緊張解せるか。」
「ザッツライ。なんとかね~~。…で、新課長殿、一日目は、なんだかんだとマーケティング事業部の過去、調べてたんじゃないかな~~。自分なりに。」
「そっか~~~。ふ~~ん~~。今までの課長とは違って、今日からは、男課長。」
「まっ。どんな人なのかは…。それなりに…。…もしか…したら、男子から、情報はね~~。」
「だ~~ねぇ~~。」
真宮、両手に重そうなビニール袋をぶら下げて、
「お~疲かれ~~。差~~し入れだ~~~。」
その声に、メンバー全員が、
「キャ―――――――ッ。」
池辺菜瑠美(いけべなるみ)、
「さっすが~~。部長~~。」
その声に真宮、
「ふふん。まっ。俺には、こういう事くらいしか、出来ねぇけど…。」
メンバーたち全員、ニコニコ顔で、
「部長~~。い~~ただきま~~す。」
ビニール袋に群がるメンバーたち。
ただ…。何故、群がるのかと、言うと。
実は、真宮も池辺も、メンバーひとりひとりの好きな食べ物を熟知している。
スタッフコレクションも、残すは1週間を…切っていた。

好きになれない。 vol,027. 優維香、「ねね。どんな感じの人…???」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
